本記事では、BIGLOBEモバイルの特徴や評判・口コミ、私の評価を解説します。
結論から言うと、これからBIGLOBEモバイルを契約するのはおすすめしません。
2022年1月でキャンペーンが軒並み終了し、現在の料金は他社よりかなり割高です。
本記事ではこれから契約すべきおすすめのキャリアも解説します。
シムラボのBIGLOBEモバイル評価
シムラボの評価まとめ
BIGLOBEモバイルに対するシムラボの評価は以下のとおりです。
これから契約するのはおすすめしません。
- これから契約するのは非推奨
- 現在契約中の方は、契約から1年後の料金割引終了後に乗り換えよう
以前はBIGLOBEモバイルはMVNOの中では結構おすすめのキャリアでした。
通信速度も速く、何よりキャンペーンが豪華だったためお得に使えました。
しかし、2022年1月でキャンペーンが軒並み終了しました。
以前は「通常料金がやや高いが、常時実施しているキャンペーンで安く使える」という状態だったのに、キャンペーンが終了してしまうとかなり割高です。
結論から言うと、これからBIGLOBEモバイルを契約するのは全くおすすめしません。
他社より料金が高く、損です。
なお、すでに契約した方は契約から1年間は料金割引が適用されます。
不満がなければすぐに解約する必要はありませんが、1年間のキャンペーンが終了したタイミングで他社への乗り換えをおすすめします。
これから契約はおすすめしない
他社より料金が高い
結論から言うと、これからBIGLOBEモバイルを契約するのは全くおすすめしません。
最大の理由は料金が高いことです。
BIGLOBEモバイルの通常料金は以下のとおりです。
<音声SIMの月額料金(税込)>
データ容量 | 基本料金 |
---|---|
1GB | ¥1,078 |
3GB | ¥1,320 |
6GB | ¥1,870 |
12GB | ¥3,740 |
20GB | ¥5,720 |
30GB | ¥8,195 |
この料金は他社と比較すると高いです。
例えばドコモ回線で最もおすすめのOCNモバイルONEなら、1GB:770円、3GBが990円で使えます。
また、IIJmioの音声SIMは2GBで850円、4GBで990円です。
BIGLOBEモバイルは1GBで1,078円なので、OCNモバイルONEの3GBやIIJmioの4GBプランよりも高いです。
キャンペーンはほぼ終了
前章のとおり、BIGLOBEモバイルの料金は他社に比べて高いです。
しかし、以前は豪華なキャンペーンを常時実施していました。
1年間は料金が割引され、さらに端末購入で高額のポイント還元が受けられたのでお得に使える状態でした。
しかし、2022年1月でキャンペーンが軒並み終了しました。
その後も復活する気配はありませんし、おそらくBIGLOBEモバイルのサービス自体が終了に向かっていくでしょう。
キャンペーンがない状態ではただただ高いだけなので、これから契約するのはおすすめしません。
OCNモバイルONEやIIJmio・mineoの契約を検討しましょう。
現在契約中の方はどうする?
すでにBIGLOBEモバイルに契約中の方はどうするべきでしょうか?
結論から言うと、契約から1年以内なら今すぐ解約・乗り換える必要はありません。
ただ、キャンペーン適用中の方も割引が終了する1年後には他社に乗り換えましょう。
キャンペーンの適用期間が終了した方はできるだけ早く乗り換えるのがおすすめです。
すぐに解約する必要はない
前章で解説したとおり、BIGLOBEモバイルで以前実施していたキャンペーンは非常に豪華でした。
音声SIMを契約中の方はSIMのみでも端末セットでも料金割引が適用されてお得な料金で使えます。
この割引が適用されている間は急いで解約・乗り換えをする必要はありません。
BIGLOBEモバイルは通信速度も速く、エンタメフリーなどのサービスもお得です。
料金が安い間はBIGLOBEモバイルを使ってもよいでしょう。
契約1年後に乗り換えよう
ただし、料金が安いのはキャンペーンが適用されている間のみです。
キャンペーンにより料金が割引されるのは契約翌月から1年間です。
1年後からは通常料金に戻ります。
通常料金は他社に比べると高いです。
キャンペーン適用期間が終了して通常料金に戻るタイミングで、料金が安い他社に乗り換えるのがおすすめです。
すでにキャンペーンの適用期間が終了した方はできるだけ早く乗り換えましょう。
おすすめの乗り換え先は?
BIGLOBEモバイルから他社に乗り換える場合、どこがおすすめでしょうか?
個人的には以下のキャリアがオススメです。
おすすめポイント | |
---|---|
OCNモバイル | ・ドコモ回線ならここ ・月10GB以下なら◎ |
UQモバイル | ・au回線ならここ ・速度は超快適 ・全国に店舗あり |
IIJmio | ・ドコモ・au回線が選べる ・10GB以上のプランも ・料金が安い・特典も豪華 |
mineo | ・使い放題プランがお得 ・エンタメフリーから のりかえにおすすめ |
現在タイプDを契約中の方はドコモ回線を使っているキャリアならスマホが使える/使えないを気にせずに乗り換えられます。
月のデータ使用量が10GB以下ならOCNモバイルONEがオススメです。
通信速度も速く、料金も安いです。
一方、OCNモバイルONEは10GB以上のプランがないので、月10GB以上使う方や動画をたくさん見る方はahamoやIIJmioも検討しましょう。
現在タイプAを契約中の方はUQモバイルがおすすめです。
スマホはそのまま使えますし、UQモバイルなら通信速度がかなり速くてプランM/Lなら低速モードをONにすれば最大1Mbpsでデータ使い放題です。
また、エンタメフリーでYoutubeなどをたくさん見ていた方は、UQモバイルかmineoがおすすめです。
特にmineoはパケット放題Plusやマイそくなど、使い放題のプランが安いです。
乗り換え時のおすすめキャリアはこちらにまとめています。
BIGLOBEモバイルの特徴
BIGLOBEモバイルの特徴(良い点・悪い点)は以下のとおりです。
何度も言うように、これからBIGLOBEモバイルを契約するのはおすすめしません。
- MVNOの中では通信速度が速い
- 月308円のエンタメフリーで動画見放題
- キャンペーンが軒並み終了
- 通常料金は他社より割高
- 1年後に料金が上がる
- 低速モードはない
MVNOの中で通信速度は速い
格安SIMで最も気になるのが通信速度です。
BIGLOBEモバイルの速度はタイプAもタイプDも比較的快適です。
以前はタイプAが速いのに対しタイプDがかなり遅かったのですが、2021年春以降はどちらも速いです。
私も毎月実際に計測していますが、通常は15~30Mbps程度出ています。
お昼の12~13時の1時間はさすがに低下しますが、どんなに遅くても1Mbps以上出ています。
大手キャリアに比べると決して快適とは言えませんが、MVNOのなかでお昼12時~13時も1Mbpsをキープできるのは数少ないです。
また、13時には問題ない速度に回復しますので、お昼の1時間さえ我慢できればあとは快適です。
私も通信速度は非常に重視していますが、主要な格安SIMでは大手キャリアと同じような速度が出るワイモバイル・UQモバイルがダントツです。
続いてOCNモバイルONEの新コースが続きます。
BIGLOBEモバイルはタイプDもタイプAもOCNモバイルONEと同じくらいの速度がでており、MVNOの中ではかなり速いです。
動画見放題のエンタメフリー
BIGLOBEモバイルにはエンタメフリーというオプションが用意されています。
これがBIGLOBEモバイルの最大の特徴です。
エンタメフリーとは、YoutubeやAbemaTVなどの動画サービス、Apple MusicやGoogle Play Musicなどの音楽ストリーミングサービス、radiko.jpなどのラジオ視聴がカウントフリー(データ容量を消費しない)になるオプションです。
音声SIM契約者なら月308円でこのオプションが付けられます。
さらにキャンペーンにより、契約から半年間は無料の場合がほとんどです。
特に、データ容量を最も消費するYoutubeも見放題になるのが嬉しいですね。
Youtubeをたくさんみるので大手キャリアの使い放題プランを契約していた方も、BIGLOBEモバイルなら308円追加するだけで見放題にできます。
キャンペーンはほぼなし
ここからはBIGLOBEモバイルの弱点・注意点です。
結論から言うと、これからBIGLOBEモバイルを契約するのは全くおすすめしません。
最大の理由は料金が高いことです。
BIGLOBEモバイルの通常料金は以下のとおりです。
<音声SIMの月額料金(税込)>
データ容量 | 基本料金 |
---|---|
1GB | ¥1,078 |
3GB | ¥1,320 |
6GB | ¥1,870 |
12GB | ¥3,740 |
20GB | ¥5,720 |
30GB | ¥8,195 |
この料金は他社と比較すると高いです。
例えばIIJmioの音声SIMは2GBで850円、4GBで990円です。
以前は「通常料金はやや高いが、キャンペーンで1年間はかなりお得に使える」という状態でしたが、2022年1月でキャンペーンが軒並み終了しました。
キャンペーンがない状態ではただ高いだけなので、これから契約するのはおすすめしません。
大容量プランがかなり割高
BIGLOBEモバイルは1GB・3GB・6GBが安く、さらに以前はキャンペーンで1年間割引されていたため、あまりデータ容量を使わない方はお得でした。
一方、BIGLOBEモバイルには12GB・20GB・30GBといった大容量プランもありますが、12GB以上のプランはかなり割高です。
絶対に契約してはいけません。
現在契約中の方は今すぐ乗り換えましょう。
例えばBIGLOBEモバイルの音声12GBプランの通常料金は3,740円ですが、IIJmioは音声15GBで1,848円です。
IIJmioの方がたくさん使えるのに料金は半分です。
6GBで足りない方はワイモバイル・UQモバイルかahamo・LINEMOなども検討しましょう。
MVNOの中ではIIJmioか、10GBまでならOCNモバイルONEもおすすめです。
低速モードがない
格安SIMキャリアには、速度を低速に切り替えることでデータを消費しなくなる低速モード(節約モード)という仕組みがあります。
しかし、BIGLOBEモバイルはエンタメフリー・オプションがあるかわりに、低速モードはありません。
他社の低速モードは最大200kbpsの場合が多いですが、200kbpsあれば音楽ストリーミングも快適に視聴できます。
音楽を長時間流しっぱなしにする方は、低速モードのあるキャリアのほうが良いかもしれません。
個人的にはあまり使用しない機能ですが、他のMVNOから乗り換える方は注意してください。
また、UQモバイルはプランM/L契約者なら低速モードON時でも最大1Mbpsの速度で通信できます。
1Mbpsの速度が出ればYoutubeも360p~480pで視聴できます。
容量の追加チャージが高い
BIGLOBEモバイルでは、月のデータ容量を使い切った後でも容量を追加できます。
これをボリュームチャージといいます。
このボリュームチャージがかなり割高です。
100MB追加すると毎に300円かかります。
<主要格安SIMの容量追加>
キャリア | 容量追加 |
---|---|
ワイモバイル | 500MB/550円 |
UQモバイル | 100MB/220円 500MB/550円 |
mineo | 100MB/55円 |
IIJmio | 1GB/220円 |
OCNモバイルONE (※1) |
1GB/550円 |
BIGLOBEモバイル | 100MB/330円 |
※1:新コース、アプリで追加の場合
BIGLOBEモバイルは100MBで330円かかるのに対し、IIJmioは220円で1GB、OCNモバイルONEは550円で1GB買えます。
BIGLOBEモバイルは主要な格安SIMでは一番高いので、容量を超過しないように調整が必要です。
プラン変更とデータ繰り越しをうまく利用しましょう。
店舗はない
BIGLOBEモバイルの注意点の一つに、店舗がない事が挙げられます。
実際には家電量販店の中など申込専用カウンターはあるのですが、基本的には音声SIMの新規申し込みのみでサポート機能はありません。
ドコモ・au・ソフトバンクのように困ったときに駆け込める店舗はなく、各種手続きは基本的にオンラインで行います。
オンラインでの手続きも簡単ですが、店舗がないと不安だ…という方はおすすめできません。
店舗があったほうが良いという方は、全国に1,000店舗以上を構えるワイモバイル・UQモバイルがおすすめです。
BIGLOBEモバイルのメリット
ここからはBIGLOBEモバイルのメリット・デメリットを詳しく解説していきます。
まずはBIGLOBEモバイルのメリットです。
- 契約初月は月額料金無料
- キャンペーンが豪華【終了】
- ドコモ回線・au回線が選べる
- MVNOの中では速度が速い
- エンタメフリーでYoutube見放題
- 専用アプリで通話料が半額
- 通話オプションを後から適用可能
- データを分け合えるシェアSIM
- テザリングが無料で可能
- 余ったデータを繰り越し可能
- 無料でBIGLOBE Wi-Fiが使える
- 正規版のiPhoneが買える
特に以下はBIGLOBEモバイルの大きなメリットです。
- キャンペーンが豪華
→(追記)現在は終了 - MVNOの中で通信速度が速い
- エンタメフリーで動画見放題
ここから、メリットを一つずつ解説していきます。
料金が安い。年6万円節約可能
BIGLOBEモバイルの最大のメリットは、なんといってもその料金の安さです。
BIGLOBEモバイルの料金表は以下のとおりです。
<音声SIMの月額料金(税込)>
データ容量 | 基本料金 |
---|---|
1GB | ¥1,078 |
3GB | ¥1,320 |
6GB | ¥1,870 |
12GB | ¥3,740 |
20GB | ¥5,720 |
30GB | ¥8,195 |
ドコモ・au・ソフトバンクから乗り換えれば最大で年間6万円以上節約できます。
この圧倒的な料金の安さがBIGLOBEモバイルのメリットです。
なお、BIGLOBEモバイルの12GB以上のプランは割高なのでおすすめしません。
契約初月は月額料金無料
BIGLOBEモバイルはもともと安いのですが、さらに契約初月の月額料金は無料です。
月初に申し込めば、その月は無料でデータ通信を使えます。
ちなみに、端末代金の分割支払も初月は無料です。
キャンペーンが豪華
もともと安いBIGLOBEモバイルの料金ですが、さらに年間を通してお得なキャンペーンを実施しています。
このキャンペーンは格安SIMの中でもトップクラスに豪華です。
キャンペーン内容は時期によって異なりますが、料金1年割引、エンタメフリーオプションが6ヶ月無料、初期費用無料、端末購入で20,000円分還元…など、かなりお得です。
SIMのみ契約時もお得ですが、端末セットで契約する場合はかなりお得です。
契約時には必ずキャンペーン情報を確認しましょう。
ドコモ回線・au回線が選べる
BIGLOBEモバイルではau回線のタイプAと、ドコモ回線のタイプDを選択することができます。
au・ドコモの回線はどちらもカバーエリアが非常に広いのが特徴ですが、地域によってはつながりやすさに差があります。
そんな場合も、電波の繋がりやすさや好みに応じて回線を選べるのがメリットです。
MVNOの中では速度が速い
BIGLOBEモバイルではドコモ回線とau回線が選べますが、どちらも他のMVNOより速度が速いです。
2020年まではタイプAの方が速かったのですが、2021年春以降はタイプDもかなり速くなりました。
お昼でも5Mbps前後出ており、MVNOではOCNモバイルONEと並んで最速レベルです。
au回線はお昼に1Mbpsちょっとに低下するものの、それ以外の時間帯はかなり安定して速いです。
速度が不安な格安SIMの中でも、BIGLOBEモバイルの快適な通信速度は大きなメリットです。
速度を気にする方はBIGLOBEモバイルがおすすめですね。
エンタメフリーで動画見放題
BIGLOBEモバイルの最大のメリットがこの「エンタメフリーオプション」です。
音声SIMを契約している方なら、月308円の追加料金でYoutubeやAbemaTVが見放題になります。
これらの動画閲覧や音楽視聴で消費したデータはカウントされません。
データ通信のなかで最もデータ容量を食うのが動画閲覧ですが、中でも一番人気のあるYoutubeも対象なのが嬉しいです。
カテゴリ | サービス |
---|---|
動画 | YouTube |
ABEMA TV | |
U-NEXT | |
YouTibe Kids | |
音楽 | Google Play Music |
YouTube Music | |
Apple Music | |
Spotify | |
AWA | |
Amazon Music | |
LINE MUSIC | |
radiko | |
らじる★らじる | |
dヒッツ | |
RecMusic | |
楽天ミュージック | |
電子書籍配信 | dマガジン |
dブック | |
楽天マガジン | |
楽天Kobo | |
その他 | Facebook Messenger |
au PAY マーケット |
Youtubeをたくさん見るためにキャリアの大容量プラン・無制限プランで5,000円以上支払っていた方も、エンタメフリーなら月308円の追加で見放題にできます。
ドコモ/au端末が使える
前章で解説したとおり、BIGLOBEモバイルではドコモ回線・au回線が選択できます。
そのため、ドコモ・auで購入したスマホ端末はSIMロック解除なしでそのまま使えるのもメリットです。
ドコモで購入した端末にドコモ回線のSIMを挿せばSIMロック解除は不要です。
同様にauやUQモバイルで購入した端末をau回線で使えばSIMロック解除が不要です。
<SIMロック解除要否>
端末購入元 | Dプラン | Aプラン |
---|---|---|
SIMフリー | 不要 | 不要 |
ドコモ | 不要 | 要 |
au | 要 | 不要(※) |
ソフトバンク | 要 | 要 |
※一部機種はSIMロック解除が必要
データ容量をシェアできる
BIGLOBEモバイルには、大容量プランを契約し、SIMカードを追加して容量を分け合う「シェアSIM」というサービスもあります。
家族でスマホを使う場合は、それぞれが契約するより大容量プランの容量を分け合うことで料金を節約できます。
使いようによっては家のネット回線の契約が不要になり、固定費を節約することも可能です。
テザリングが無料
BIGLOBEモバイルはテザリングが無料でできます。
ドコモ・au・ソフトバンクではテザリングが有料の場合もあります。
しかし、BIGLOBEモバイルならオプション料金なし・申し込み不要でテザリングできます。
(データ容量は消費しますので注意)
余ったデータは繰り越し
BIGLOBEモバイルでは余ったデータ容量を翌月に繰り越せるのがメリットです。
しかも、翌月は繰り越したデータから先に消費されるため、無駄なく使うことができるのです。
さらに、プラン変更時も余った分が繰り越されます。
データくりこしとプラン変更を組み合わせれば、さらに料金を節約できます。
BIGLOBE WiFiが無料
BIGLOBEモバイルで6GB以上のSIMカードを契約された方は、「BIGLOBE Wi-Fi」が無料で利用できます。
BIGLOBE Wi-Fiといってもあまり有名ではないかもしれませんが、スターバックスやプロント、ロッテリア、タリーズコーヒー、セブンイレブンなどをはじめとした、全国83,000ヵ所に設置されています。
無料の専用アプリをインストールしておけば、自動で接続してくれますので、データ容量を簡単に節約することができます。
これは非常に嬉しいメリットです。
※6GB以上の契約の方は無料、それ以外は有料
アプリで通話料が半額に
BIGLOBEモバイルは国内通話料金が大変お得です。
通常、国内通話は30秒毎に22円の通話料がかかります。
しかし、専用のアプリ「BIGLOBEでんわ」から電話をかければ、誰でも無料で通話料が半額以下の9.9円/30秒になります。
「専用アプリから掛ける」と言われると面倒な気がしますが、アプリを起動して電話番号をタップするだけ。
電話帳もそのまま使えますし、通常に電話を掛けるのと全く同じ手間で通話料を半額にできるのがメリットです。
ただし、他社では専用アプリを使わなくても通話料が半額になるオートプレフィックス付与が開始していますが、BIGLOBEモバイルは専用アプリが必要です。
お得なかけ放題オプションあり
前章で説明したとおり、国内通話の料金はアプリを使うと9.9円/30秒ですが、よく電話をする方はお得な通話定額オプションを追加できます。
無料通話がつく「通話パック60・90」、または「国内通話3分・10分かけ放題」と、複数から選べるのがメリットですね。
通話定額オプションを追加する場合、下記のオプション料金が加算されます。
オプション | 月額料金 |
---|---|
通話パック60 | ¥660 |
通話パック90 | ¥913 |
3分かけ放題 | ¥660 |
10分かけ放題 | ¥913 |
※価格は税込
あとから通話オプション適用可
更に大きなメリットが、この通話オプションはどちらも月末に申し込めば月初にさかのぼって計算してくれます。
つまり、月末になって「今月通話が多かったな…」という時にこのオプションを申し込めば、その月の通話料がお得になります。
さらにさらに、このプランは申込・解約が自由なので、好きな月だけ申し込み、不要になれば解約できます。
スマホキャリアには珍しい、非常に親切な設計ですね。
買える端末の種類が豊富
BIGLOBEモバイルでは手持ちの端末を使うこともできますが、BIGLOBEモバイルでスマホを購入できます。
その際、BIGLOBEモバイルは取り扱いスマホの種類が多いのがメリットです。
主要なSIMフリーのAndroidスマホはだいたい発売します。
ハイスペック機種からエントリーモデルの安い機種まで幅広いのがメリットですね。
正規版のiPhoneを販売
BIGLOBEモバイルでは正規版のiPhoneが買えるのがメリットです。
記事執筆時点ではiPhone12とiPhone SE 第2世代を販売中です。
以前はiPhone SE(初代)やiPhone6S・iPhone7を販売していました。
しかもBIGLOBEモバイルのiPhoneは国内モデルの正規版(新品)です。
さらに、iPhoneにもお得なキャンペーンが適用され、格安でiPhone端末が購入できます。
データSIMは口座振替も可能
BIGLOBEモバイルのデータSIM・SMS付SIMはクレジットカードだけでなく、口座振替で料金を支払うことも可能です。
口座振替で料金が支払える格安SIMは限られていますので、大きなメリットです。
ただし、音声通話SIMはクレジットカードによる支払いのみです。
BIGLOBEモバイルのデメリット
続いてはBIGLOBEモバイルのデメリットです。
- お昼は通信速度が低下
- 通信速度の切り替え不可
- 通話料半額にはアプリが必要
- au回線は3日間の速度制限あり
- 最低利用期間1年、違約金1,000円
- 1年後に料金が上がる
- 大容量プランが割高
- 家族割引がない
- キャリアメールは使えない
- キャリア決済も使えない
- エンタメフリーは画質が制限
- サポートが受けられる店舗が少ない
- 口座振替はデータSIMのみ
特に以下のデメリットには注意が必要です。
- お昼に速度が低下する
- 低速モードがない
- 大容量プランは割高
- 1年後に料金があがる
- 通話料半額にはアプリが必要
- サポート対応の店舗はない
お昼に通信速度が遅くなる
BIGLOBEモバイルを含め、格安SIMキャリアの通信速度はドコモ・au・ソフトバンクの大手キャリアには劣ります。
これはBIGLOBEモバイルだけでなく、格安SIM全体のデメリットです。
特に回線が最も混雑するお昼12時~13時はかなり低下します。
BIGLOBEモバイルも通常時は20~30Mbpsで大手キャリアと変わらない速度が出ていますが、お昼は1Mbps程度にまで落ち込みます。
ただしタイプDもタイプAも、どんなに遅くても常時1Mbps以上は出ています。
お昼でも1Mbps以上をキープできる格安SIMは多くありません。
お昼でも快適に使いたい方は大手キャリアかワイモバイル・UQモバイルがおすすめですが、お昼の1時間だけ我慢できる方はBIGLOBEモバイルもおすすめです。
低速モードに切り替え不可
他の格安SIMキャリアには、データ通信速度を高速・低速に切り替える機能がある場合があります。
しかしBIGLOBEモバイルには通信速度の切替機能がありません。
ここは少々残念なデメリットです。
他社の低速モードは最大200kbpsの場合が多いですが、200kbpsあれば音楽ストリーミングも快適に視聴できます。
音楽を長時間流しっぱなしにする方は、低速モードのあるキャリアのほうが良いかもしれません。
個人的にはあまり使用しない機能ですが、格安SIMから乗り換える方は注意が必要です。
また、UQモバイルはプランM/L契約者なら低速モードON時でも最大1Mbpsの速度で通信できます。
1Mbpsの速度が出ればYoutubeも360p~480pで視聴できます。
1年後に料金が上がる
メリットの章で解説したとおり、BIGLOBEモバイルで実施していたキャンペーンは非常に豪華でした。
ただし、キャンペーンにより料金が割引されるのは契約翌月から1年間のみです。
1年後からは通常料金に戻ります。
<音声SIMの月額料金(税込)>
データ容量 | 基本料金 |
---|---|
1GB | ¥1,078 |
3GB | ¥1,320 |
6GB | ¥1,870 |
12GB | ¥3,740 |
20GB | ¥5,720 |
30GB | ¥8,195 |
通常料金でも大手キャリアよりは安いのですが、IIJmioやOCNモバイルONEなどに比べると高いです。
現在はキャンペーンを実施していないので、今後は他社のほうがおすすめです。
現在のおすすめキャリアはこちらにまとめています。
12GB以上の大容量プランが割高
BIGLOBEモバイルには12GB・20GB・30GBといった大容量プランもありますが、12GB以上のプランはかなり割高です。
絶対に契約してはいけません。
例えばBIGLOBEモバイルの音声12GBプランの通常料金は3,740円ですが、IIJmioは音声15GBで1,848円です。
IIJmioの方がたくさん使えるのに料金は半分です。
6GB以上使う方はワイモバイル・UQモバイルかahamo・LINEMOなども検討しましょう。
MVNOの中ではIIJmioか、10GBまでならOCNモバイルONEも検討しましょう。
au回線は3日間の速度制限あり
BIGLOBEモバイルのau回線は直近3日間のデータ使用量が6GBを超えると通信制限(速度制限)がかかる可能性があります。
BIGLOBEモバイルには20GB・30GBといった大容量プランもあるので、3日間で6GBは現実的に起こりうる数字です。
また、エンタメフリーONにした状態のデータ通信も加算されます。
日々のデータ使用量を気にしながら使う必要があります。
ただし、必ず通信制限がかかるわけではありません。
通信回線の混雑状況を見て実施となっていますので、速度制限がかからない可能性もあります。
また、ドコモ回線にこの3日間の速度制限はありませんので、不安な方はドコモ回線を選びましょう。
ボリュームチャージが高い
BIGLOBEモバイルでは、月のデータ容量を使い切った後でも容量を追加できます。
これをボリュームチャージといいます。
このボリュームチャージがかなり割高です。
100MB追加すると毎に330円かかります。
<主要格安SIMの容量追加>
キャリア | 容量追加 |
---|---|
ワイモバイル | 500MB/550円 |
UQモバイル | 100MB/220円 500MB/550円 |
mineo | 100MB/55円 |
IIJmio | 1GB/220円 |
OCNモバイルONE (※1) |
1GB/550円 |
BIGLOBEモバイル | 100MB/330円 |
※1:新コース、アプリで追加の場合
BIGLOBEモバイルは100MBで330円かかるのに対し、IIJmioは220円で1GB買えます。
BIGLOBEモバイルは主要な格安SIMでは一番高いので、容量を超過しないように調整が必要です。
プラン変更とデータ繰り越しをうまく利用しましょう。
通話半額にはアプリが必要
メリットの欄で解説しましたが、BIGLOBEモバイルは専用アプリを使って電話をかけると通話料が半額の9.9円/30秒になります。
通話が多い方は便利な機能ですね。
しかし、他のMVNOではアプリを使わなくても自動で半額になるサービスが開始しました。
オートプレフィックス付与といって、スマホに最初からインストールされている通話アプリでかけても自動的に通話料金が半額になります。
OCNモバイルONE・IIJmioやmineoではオートプレフィックス付与が始まっていますが、BIGLOBEモバイルはまだです。
誤って通常のアプリで発信してしまい、通話料金が半額にならなかったという事例も多いので、BIGLOBEモバイルにも早く開始してほしいです。
違約金が1,000円
BIGLOBEモバイルでは音声通話SIMを1年以内に解約する場合、1000円の違約金がかかります。
2019年10月の省令改正により、スマホキャリアではこれまで1万円近い金額だった違約金が最大1,000円に規制されました。
これにより、ワイモバイル・UQモバイル・楽天モバイル・mineoやソフトバンクでは「最低利用期間・違約金なし」になりました。
しかしBIGLOBEモバイルでは最低利用期間1年・違約金1,000円が残りました。
1,000円なので解約してもダメージは少ないですが、少々残念なポイントです。
キャリアメールは使えない
BIGLOBEモバイルを含め、格安SIMキャリアではキャリアメールが使えないのがデメリットです。
キャリアメールとは、「~@docomo.ne.jp」「~@au.com」といった、キャリア独自のドメインで使えるメールです。
このキャリアメールがないと使えないサービスもあるため、BIGLOBEモバイルにサービスがないのはデメリットです。
キャリアメールが必要な方は無料で使えるワイモバイルか、月額220円で使えるUQモバイルにしましょう。
キャリア決済も使えない
BIGLOBEモバイルではキャリア決済も使えないのもデメリットです。
「ドコモSPモード決済」「auかんたん決済」などによる支払いはできませんので、キャリア決済での支払いが必須なサービスは使用できません。
キャリア決済もワイモバイル・UQモバイルなら使えます。
エンタメフリーは画質が制限
BIGLOBEモバイルのメリットに、YoutubeやAbemaTVなどの通信量がカウントされない、エンタメフリーというオプションがあります。
このオプションは非常に人気ですが、このエンタメフリーはあくまでスマホ向けのサービスのため、画質が制限されています。
スマホで見る分には問題ないのですが、タブレットで観たり、PCにテザリングして観る場合は画質が少々粗くなりますので注意してください。
LINEのID検索はできない
これはほとんどの格安SIM共通のデメリットです。
BIGLOBEモバイルを含め、ほとんどの格安スマホではLINEの年齢認証ができないため、ID検索ができません。
ただし、最近では格安SIMキャリアでも年齢認証ができるようになりました。
おそらく近いうちにBIGLOBEモバイルでも可能になると思います。
サポート可能な店舗が少ない
こちらも多くの格安スマホ共通のデメリットです。
BIGLOBEモバイルは店舗が少ないため、困ったときにすぐに対面でサポートを受けることができません。
何か困ったことがあったら、電話かチャットでサポートを受けることになります。
対面でのサポートじゃないと不安という方には少々辛いかもしれません。
ただ、格安スマホの中にはほとんど店舗が無いところもあるのですが、BIGLOBEモバイルはサポートが受けられる店舗が少ないながらもあります。
口座振替はデータSIMのみ
BIGLOBEモバイルの料金支払いはクレジットカードと口座振替が選べます。
しかし、口座振替はデータSIM・SMS付SIMの支払いのみです。
音声通話SIMの場合はクレジットカードのみなのがデメリットです。
BIGLOBEモバイルの評価まとめ
以上、BIGLOBEモバイルの評価まとめでした。
繰り返しになりますが、これからBIGLOBEモバイルを契約するのはおすすめしません。
2022年1月でキャンペーンが軒並み終了し、現在は他社よりかなり割高です。
現在契約中の方は料金割引キャンペーンの適用期間が終了後に他社に乗り換えましょう。
これから契約すべき格安SIM・乗り換え時のオススメキャリアはこちらにまとめています。