本記事ではOCNモバイルONEから乗り換える場合のおすすめキャリアを解説します。
同じドコモ回線の格安SIMなら、料金が主要なMVNOで最安値級のIIJmioがおすすめです。
irumoとahamoは同じドコモ回線なので端末がそのまま使えて、通信速度が一日中快適です。
キャリア | 特徴とおすすめの人 |
---|---|
IIJmio | 一番おすすめ、料金は最安値級 乗り換えキャンペーンもお得 |
irumo | 乗り換えキャンペーンあり 端末がそのまま使える |
ahamo | 月30GBならここ 端末がそのまま使える |
LINEMO | 月3GB以下ならここ |
楽天モバイル | 使い放題/通話し放題でお得 |
ワイモバイル | 全国に店舗あり |
IIJmio
まず紹介するのはIIJmioです。
OCNモバイルONEと同じドコモ回線を選べるので、現在使っているスマホがそのまま使えます。
2GBから50GBまでデータ容量が細かく選べ、料金は主要なMVNOで最安値級です。
最近は乗り換えキャンペーンも非常にお得です。
- 端末がそのまま使える
- 料金は主要MVNOで最安値級
- 50GBまでプランが細かく選べる
- 乗り換えキャンペーンがお得
- 通話料金は自動で半額
- 昼の通信速度は遅め
スマホがそのまま使える
IIJmioはOCNモバイルONEと同じドコモ回線が選べます。
そのため、乗り換え時にIIJmioでドコモ回線を選べばスマホはそのまま使えます。
iPhoneはもちろん、OCNモバイルONEで使っていたAndroidスマホもIIJmioのドコモ回線ならそのまま使えます。
SIMロック解除も不要で、SIMを差し替えてAPN設定するだけなので簡単です。
詳細は公式サイトの動作確認端末一覧を確認してください。
料金はMVNOで最安値級
IIJmioの最大の特徴は料金の安さです。
現在のメインプランである「ギガプラン」は主要なMVNOで最安値級の料金です。
▼ギガプランの料金表▼
容量 | 音声SIM |
---|---|
2GB | ¥850 |
5GB | ¥990 |
10GB | ¥1,500 |
15GB | ¥1,800 |
20GB | ¥2,000 |
30GB | ¥2,700 |
40GB | ¥3,300 |
50GB | ¥3,900 |
OCNモバイルONEは3GBで990円でしたが、IIJmioなら5GBで月990円です。
差は僅かですが、IIJmioの方がさらに安いですね。
OCNモバイルONEは最大10GBまでしか選べませんでしたが、IIJmioなら50GBまで選べます。
あとで解説するahamoは30GBと110GBしか選べませんが、IIJmioは容量が細かく選べます。
さらにahamoは月30GBで月額2,970円ですが、IIJmioなら月2,000円です。
乗り換えキャンペーンがお得
IIJmioは乗り換えキャンペーンもお得です。
1年を通してほぼずっと乗り換えキャンペーンを実施しています。
特にスマホの割引セールがお得で、乗り換えと同時にスマホを買い替える人にもおすすめです。
さらに初期費用割引や料金割引なども併用できます。
以前のOCNモバイルONEと同じくスマホが安いのが特徴で、iPhone/Androidスマホの取扱数も多いです。
IIJmioで実施中のキャンペーンはこちらにまとめています。
お昼の通信速度は遅い
IIJmioの最大の注意点は通信速度です。
通常時は十分な速度ですがお昼は速度が低下します。
昼の速度はOCNモバイルONEの新コースよりも遅いです。
昼12~13時は2~3Mbpsちょっとに落ちるので、WEBサイトやSNSの閲覧には影響が出てくるでしょう。
動画も設定画質によっては詰まるかもしれません。
ただし、遅くなるのは12~13時の1時間ほどです。
夕方にも遅くなることがありますが、スマホでの使用に影響が出るほどではありません。
昼の1時間が我慢できれば問題ないでしょう。
その他、IIJmioの特徴やメリット・デメリットはこちらにまとめています。
最近は特に乗り換えキャンペーンが非常に豪華なので、契約前に必ず確認してください。
▼IIJmioの詳細はこちら▼
irumo(イルモ)
続いて紹介するのはirumoです。
OCNモバイルONEからirumoへは乗り換えキャンペーンを実施しており、お得に乗り換えられます。
ただし、セット割がないと高い点には注意が必要です
- 乗り換えキャンペーンあり
- 全国の店舗でサポートあり
- ドコモと同じ通信品質、昼も速い
- 通信制限時も最大300kbps
- セット割なしなら高い
- 最大9GBまでしか選べない
0.5GBが550円、3GBは最安880円
irumoの料金表は以下のとおりです。
0.5GB | 3GB | 6GB | 9GB | |
---|---|---|---|---|
月額料金 (通常) |
550円 | 2167円 | 2827円 | 3377円 |
光/home5G セット割 |
― | -1100円 | ||
dカード お支払割 |
― | -187円 | ||
月額料金 (割引後) |
550円 | 880円 | 1540円 | 2090円 |
通話料金/ オプション |
22円/30秒 ・5分かけ放題:月880円 ・かけ放題:月1980円 |
|||
容量超過後 の最大速度 |
128kbps | 300kbps |
特に0.5GBプランがお得です。
月額550円でドコモと同じ品質の回線が契約できます。
3GB以上のプランと同じく、店舗でのサポートも受けられます。
ただし、0.5GBプランにはいくつか制限があります。
例えば通常時の通信速度が最大3Mbpsに制限されますが、3Mbps近い速度があればYouTubeも高画質設定で詰まらずに視聴できるので、月に0.5GBしか使わない人なら十分な速度でしょう。
irumoの0.5GBプランの特徴/メリットや注意点はこちらにまとめています。
3GB以上もドコモ光などとのセット割を適用すれば安いですが、セット割無しだとOCNモバイルONEよりかなり高くなってしまいます。
固定回線を契約しない場合はIIJmioやLINEMOなども検討しましょう。
店舗サポートも充実
irumoはドコモと同様に全国のドコモショップでサポートが受けられます。
他社にはirumoよりさらに安いキャリアもありますが、ほとんどが店舗サポートがなく、オンライン専用です。
店舗で店員さんのサポートが受けたい人もirumoなら安心です。
ただし、店舗で新規契約やプラン変更の手続きをすると3,850円の事務手数料がかかります。
オンラインなら新規契約・乗り換え・プラン変更は無料でできるので、最初の契約手続きはオンラインで行いましょう。
ドコモと同じ通信品質、昼も速い
irumoはドコモの料金プランの1つです。
よってドコモ同じ回線をそのまま使っており、MVNOキャリアのように昼や夕方の混雑時に速度が遅くなることもありません。
ドコモ回線を使った格安SIMにはirumoより安いキャリアもありますが、昼や夕方でも快適に使いたい人はirumoを選びましょう。
その他、irumoのメリットはこちらにまとめています。
irumoのデメリット
irumoにもいくつかデメリットがあります。
- セット割なしでは高い
- 最大9GBまでしか選べない
ドコモ光やhome 5Gとのセット割適用後の料金は他の格安SIMとも同等ですが、セット割を適用しない場合は他社より高いです。
光回線も契約する場合はお得ですが、光回線を契約しない場合はIIJmioやLINEMOなどの他社の方がお得な場合もあります。
また、irumoは最大9GBまでのプランしか選べません。
9GB以上はahamoを選びましょう。
irumoの特徴やメリット・デメリットはこちらにまとめています。
▼月9GB以下ならirumo▼
ahamo(アハモ)
続いて紹介するのはahamo(アハモ)です。
ドコモの料金プランの1つで、30GBのデータ容量と5分かけ放題がついて月2,970円で使えます。
大盛りオプションを追加すれば月額4,950円で月110GBまで使えるようになります。
- 30GBが月2,970円
- さらに5分かけ放題付き
- 今のスマホがそのまま使える
- 速度制限後も最大1Mbps
- 海外でも追加料金なし
- 30GB/110GBしか選べない
30GB/5分かけ放題で月2,970円
ahamoは月30GBの容量が2,970円で使えます。
5分以内かけ放題も料金に含まれるので、1回あたりの通話時間を5分以内に抑えれば通話料金もかかりません。
さらに容量が80GB追加される「ahamo大盛り」オプションを追加すれば、110GBが月4,950円で使えます。
OCNモバイルONEの新コースは最大10GBまでだったので、データをたくさん使う人におすすめです。
通信速度がずっと速い
昼も速度が低下しない
ahamoはドコモと同じ帯域を使っています。
そのため、通信速度は一日中快適です。
OCNモバイルONEの新コースもMVNOの中では速い方でしたが、月によっては昼に低下することがありました。
しかし、ahamoなら昼も含めて一日中快適です。
最初に解説したIIJmioは昼に遅くなるので、速度にこだわる人はahamoを選びましょう。
容量超過後も最大1Mbps
ahamoは容量を使い切った後も最大1Mbpsの速度で通信できます。
OCNモバイルONEの通信制限時の速度は最大200kbps(0.2Mbps)なので、ahamoの制限時の速度はかなり速いです。
1Mbpsの速度があれば、Youtubeも360p~480pの画質で詰まらずに視聴できます。
SNSやWEBサイトの閲覧も「ちょっと遅いかな?」くらいの速度で表示されますので、快適とは言えませんがイライラするようなことはありません。
うっかり30GB使い切ってしまった場合もある程度のことは問題なくできるのがahamoのメリットです。
最近は容量超過後の低速通信に容量制限を設けるキャリアが増えてきましたが、ahamoは1Mbpsで使い放題です。
もちろん1GB550円でチャージすれば速度制限は解除されます。
海外でも無料でデータ通信可
ahamoは海外でもそのままの料金でデータ通信が使えます。
対象の国・地域であれば、日本国内と同様に30GBまでのデータ容量が使えます。
追加料金はなく、事前申し込みも不要です。
旅行や出張で海外に行く人はahamoがお得です。
楽天モバイルも2GBまでなら無料で使えますが、ahamoは最大30GB使えるので安心です。
スマホがそのまま使える
ahamoはドコモと同じ回線を使っています。
そのため、ahamoに乗り換えても今使っているスマホがそのまま使えます。
SIMロック解除も不要で、SIMを差し替えてAPN設定するだけなので簡単です。
詳細は公式サイトの動作確認端末一覧を確認してください。
30GB/110GBしか選べない
ahamoの最大のデメリットは30GBと110GBのプランしかないことです。
基本プランは月30GBですが、「ahamo大盛り」オプションを追加すれば110GBまで使えます。
ただし、小容量のプランはありません。
特に月のデータ使用量が10GB以下の人はもったいないので、10GB以下なら同じドコモ回線が選べるIIJmioかirumoがおすすめです。
また、通話が多い人や110GB以上使う人は月3,278円でデータ使い放題の楽天モバイルもおすすめです。
- 10GB以下ならIIJmioかirumo
- 30GB以上なら…
- 80GBの追加オプション(+1,980円)
- 楽天モバイル(使い放題で月3,278円)
容量が30GB・110GBしか選べない点には注意が必要ですが、ahamoはドコモと同じ品質の通信が格安で使えます。
10GB以上の人はぜひahamoへの乗り換えを検討しましょう。
LINEMO
続いて紹介するのはLINEMO(ラインモ)です。
特に毎月のデータ使用量が3GB未満の人はこのLINEMOを検討しましょう。
LINEMOはソフトバンクグループのオンライン専用プランで、ソフトバンクと同じ通信品質・通信速度が出ます。
一日中速度が速く、安定しているのがメリットです。
さらにLINEはカウントフリーなので、LINE電話やビデオ通話をする人にもおすすめです。
- 通信速度が一日中速い
- 特に3GBが月990円と安い
- LINEはデータカウントフリー
- キャンペーンが豪華
- 店舗サポートはない
- 端末は自分で用意が必要
▼月3GB以下ならここ▼
通信速度が一日中速い
LINEMOは通信速度が一日中速いのがメリットです。
OCNモバイルONEも速度が速かったものの、昼は少し速度が落ちていました。
一方、LINEMOはソフトバンクと同じ回線をそのまま使っているため、昼でも速度が遅くなりません。
シムラボでもLINEMOの通信速度を毎月測定していますが、いつ測定しても一日中快適です。
他キャリアでは通信速度と料金の安さはトレードオフの関係になりますが、LINEMOは快適な速度を安い料金で使えるのがメリットです。
速度を重視してOCNモバイルONEを契約した人も、LINEMOなら引き続き快適に使えるでしょう。
3GBプランの料金が安い
LINEMOの最大のメリットは月3GB使用時の料金の安さです。
<LINEMOの料金プラン>
LINEMO ベストプラン |
LINEMO ベストプランV |
||
---|---|---|---|
容量 | ~3GB | ~10GB | ~30GB |
料金 | 990円 | 2090円 | 2970円 |
5分かけ放題 | 月額550円 | 料金に含む | |
無制限かけ放題 | 月額1,650円 | 月額1,100円 | |
容量超過後の 最大速度 |
300kbps ※15GB超過後は128kbps |
1Mbps ※45GB超過後は128kbps |
データ使用量が3GB未満なら料金は月990円で、OCNモバイルONEの3GBプランと同じです。
各種割引なしでだれでも990円で使えます。
ベストプランVも月30GBに5分かけ放題がついて月2,970円と安いです。
最初に解説したIIJmioは20GBで月2,700円とさらに安いですが、容量超過後も最大1Mbpsで使える、LINEがギガフリー、通信速度が一日中速いなどのメリットを考えるとLINEMOの方がお得かもしれません。
ただ、30GB使用時はahamoと同じなので、低速通信に容量制限がない、海外でも使える点を考えるとahamoの方がよいでしょう。
乗り換えキャンペーンが豪華
LINEMOは乗り換えキャンペーンが豪華なのも特徴です。
まず、ベストプランは6カ月間実質無料になるキャンペーンを実施しています。
契約するだけで6カ月間はPayPayポイントが毎月990円分還元されるうえに、5分かけ放題が7カ月間無料で使えるキャンペーンやデータ増量キャンペーンも併用できます。
ベストプランVもお得です。
乗り換えで最大20,000円分のPayPayポイントが還元されますし、不定期に還元額がアップします。
LINEはギガフリー
LINEMOにはLINEで消費したデータ容量がカウントされない「LINEギガフリー」というサービスがあります。
LINEの文字やスタンプのやり取りはそれほどデータ容量を消費しませんが、音声通話やビデオ通話もカウントフリーになるのがメリットです。
家族・友人や恋人同時でLINE通話を長時間する人にもおすすめです。
また、データ容量を使い切った後もLINEは高速で通信できます。
店舗サポートがない
ただし、LINEMOにもいくつかデメリット・注意点があります。
- 店舗がない
- 端末は自分で用意が必要
- データ繰り越しなし
LINEMOの最大のデメリットは店舗がないことです。
LINEMOはオンライン専用のブランドで、店舗を持たないことで料金を安くしています。
ソフトバンクやワイモバイルの店舗でもサポートしてくれません。
手続きはオンラインで簡単にできるので慣れれば問題ないですが、初めて格安SIMに乗り換える人は少々不安かもしれません。
店舗があったほうが良いという人はワイモバイルがおすすめです。
シムラボでも初めて格安SIMを契約する場合は店舗があるワイモバイルをおすすめしています。
端末は自分で用意が必要
LINEMOは端末を販売していないため、端末は自分で用意が必要です。
iPhoneを使いたい人はApple Storeや楽天モバイル 楽天市場店で端末のみを購入し、自分で機種変更しましょう。
持ち込のAndroidスマホもLINEMOで使えますが、その場合は必ず動作確認端末一覧ページを確認してください。
そのほかにもデータ繰り越しなし、低速モードが無いなどのデメリットはありますが、3GB未満なら格安SIMで最もオススメのキャリアです。
LINEMOのデメリット/メリットやキャンペーンはこちらにまとめています。
▼乗り換えはこちら▼
楽天モバイル
続いて紹介するのは楽天モバイルです。
月額3,278円でデータ使い放題・通話し放題の衝撃的な価格が魅力です。
20GBまでは使ったデータ容量によって料金が変わる従量課金制で、3GB以下なら月1,078円で使えます。
特に3GB以下の人、30GB以上使う人やLINEMOでかけ放題プランを契約していた人におすすめですね。
- Rakuten Linkで国内通話無料
- 3GB以下なら月1,078円
- データ使い放題で月3,278円
- 通信速度は速い
- 実店舗でサポート可能
- 通信はまだ不安定
最大のメリットは料金の安さと、国内通話が無料でかけ放題のお得さです。
一方、通信品質にはまだまだ不安定さがあります。
データ使い放題で月3,278円
楽天モバイルの最大のメリットは料金プランの安さです。
<楽天モバイルの料金表>
容量 | 基本料金 | 通話料金 |
---|---|---|
3GB まで |
¥1,078 | 国内通話 かけ放題 (※) |
3GB~ 20GBまで |
¥2,178 | |
20GB以上 無制限 |
¥3,278 |
※:一部かけ放題対象外あり
- 3GB以下なら月1,078円
- 使い放題でも月額3,278円
- 国内通話は無料でかけ放題
- 最低利用期間・違約金なし
データ使用量が月3GB以下なら月1,078円、月額3,278円でデータ容量が使い放題です。
国内通話かけ放題もついてこの料金はかなり安いです。
OCNモバイルONEは10GBまでしか選べませんでしたが、楽天モバイルならそれ以上も使えます。
特に30GB以上使う人は月110GBのahamoか、データ無制限の楽天モバイルにしましょう。
国内通話は無料でかけ放題
OCNモバイルONEでかけ放題オプションを契約している人は楽天モバイルへの乗り換えがおすすめです。
OCNモバイルONEの時間無制限のかけ放題オプションは月1,430円です。
3GBプランとセットの場合は月2,420円かかります。
それに対し、楽天モバイルはアプリ「Rakuten Link」を使えば無料でかけ放題なので、3GBなら月1,078円です。
圧倒的に楽天モバイルの方がお得ですね。
<無制限かけ放題契約時の料金>
OCNモバイル | 楽天モバイル | |
---|---|---|
3GB+ かけ放題 |
¥2,420 | ¥1,078 |
楽天モバイルではRakuten Linkというアプリを使えば通話料が無料になります。
Rakuten Linkはデータ通信を使って通話するので以前は通話品質が悪いとの口コミがありましたが、データエリアの拡大とともに品質も上がってきました。
私もよくRakuetn Linkを使いますが、聞き取りにくい・つながらないといったことはここ最近は全くありません。
最新のiPhoneが買える・使える
OCNモバイルONEでは最新のiPhoneは遅れて発売され、さらに在庫が少ないのがデメリットでした。
一方、楽天モバイルではドコモ/au/ソフトバンクと同じように最新のiPhoneが発売日から購入できます。
価格は4キャリアの中で最安値で、機種によってはApple Storeより安いこともあります。
SIMとセットならキャンペーンでさらに安く購入できます。
もちろん、OCNモバイルONEで使っていたiPhoneも引き続き使えます。
以前はiPhone XS・XR以降の機種しか使えませんでしたが、2021年にiPhone6S・初代iPhone SE以降の機種は全て使えるようになりました。
しかも簡単な設定で使えます。
楽天モバイルでiPhoneを使う手順はこちらを確認してください。
通信はまだ不安定
楽天モバイルの最大の弱点は通信品質です。
楽天モバイルはデータ使い放題なのが最大のメリットですが、基地局の数はまだまだ少なく、通信に使う周波数も限られるため、エリア内でも特に地下や建物内では電波が弱くなる場合もあります。
ただし、エリアの人口カバー率は99%を超えましたし、2023年6月からは都市部でのKDDI回線のローミングを再開したので、通信品質は幾分改善しています。
また、2024年6月からはプラチナバンドのエリアも拡大しているので、今後はさらに繋がりやすくなるかもしれません。
私も都内で使っていますが、つながらない/圏外になることはほとんどありません。
ただし、仕事などの大事な用途で使う場合には、万が一のことを考えてバックアップ回線を持っておいてもよいでしょう。
ただし、上記を差し引いても国内通話が無料でかけ放題、データ使い放題でも月3,278円なのは非常に魅力的です。
楽天モバイルについて詳しく知りたい方は、こちらを参考にしてください。
▼公式サイトで詳細を見る▼
ワイモバイル
続いて紹介するのはワイモバイルです。
速度が速く、全国の店舗でサポートを受けられるのも安心です。
- 速度が圧倒的に速い
- プランM/Lは制限時も最大1Mbps
- ソフトバンクWi-Fiスポット無料
- PayPayとの連携がお得
- 光回線とのセット割でさらに安く
- 店舗数は格安SIM最多
- 料金はやや高い
- 低速モードなし
- 4GB~20GBの間がない
光回線のおうち割がお得
ワイモバイルのメインプランは「シンプル2」です。
全国の店舗でフルサポートが受けられ、余ったデータを繰り越せるのもメリットです。
<シンプル2の料金表>
プラン | S | M | L |
---|---|---|---|
データ 容量 |
4GB | 20GB | 30GB |
月額 料金 |
¥2,365 | ¥4,015 | ¥5,115 |
各種割引 適用後料金 |
¥1,078 | ¥2,178 | ¥3,278 |
通信量1GB 以下の割引 |
― | -¥1,100 | -¥2,200 |
制限時の 最大速度 (※) |
300kbps | 1Mbps | |
通話料 | 22円/30秒 ・10分かけ放題:880円 ・時間無制限かけ放題:1,980円 |
※1:基本容量の半分を超えると最大128kbpsに制限
さらにおうち割とPayPayカード割も併用できます。
特におうち割の割引額が大きく、自宅の固定回線がソフトバンク光またはソフトバンクエアーなら、全回線が毎月最大1,650円割引されます。
PayPayカード割の割引額は187円ですが、PayPayカードは年会費無料で作れるので必ず適用しましょう。
<各種割引適用後の料金>
S | M | L | |
---|---|---|---|
通常料金 | ¥2,365 | ¥4,015 | ¥5,115 |
おうち割 による割引 |
-¥1,100 | -¥1,650 | -¥1,650 |
カード割 による割引 |
-¥187 | -¥187 | -¥187 |
おうち割 適用時の料金 |
¥1,078 | ¥2,178 | ¥3,278 |
逆に言うと、ワイモバイルの通常料金は他社より高いので、おうち割やPayPayカード割が適用できない場合はLINEMO、ahamoや楽天モバイルの方がおすすめです。
通信速度は非常に速い
ワイモバイルの最大の特徴は通信速度が非常に速いことです。
格安SIMではオンライン専用ブランド(ahamo・LINEMO・povo2.0)とワイモバイルとUQモバイルの通信速度は圧倒的で、OCNモバイルONEよりも断然速いです。
格安SIMでどこも速度が遅くなる昼でもワイモバイルは速度が落ちません。
OCNモバイルONEの通信速度が不満だった方も、ワイモバイルの通信速度なら問題ないでしょう。
M/Lは制限時も最大1Mbps
ワイモバイルのプランM・Lは容量を使い切っても最大1Mbpsで通信できます。
最大1Mbpsの速度があれば、SNSやWEBサイトの閲覧に加え480P程度の画質であればYoutubeなどの動画視聴も可能です。
通信制限がかかってもほとんどのことは問題なくできますので、かなり便利です。
ただし、現行プランは低速通信に容量制限が設けられ、低速で基本容量の半分(プランMなら10GB)を使うと通信速度が最大128kbpsに制限されます。
店舗数は格安SIM最多
OCNモバイルONEと異なり、ワイモバイルには店舗があります。
ワイモバイルは全国にあるショップでワイモバイルの各種サポートや契約を受け付けてくれます。
申込受付だけでなくトラブル時のサポートやスマホ教室もありますので、ご自宅や職場の近くに店舗があるのは非常に安心です。
低速モードがない
OCNモバイルONEには低速モードがありましたが、ワイモバイルには低速モードがありません。
SNSをたくさん使う方や音楽ストリーミングを利用される方は少々残念ですね。
4~20GBの間のプランがない
ワイモバイルの料金プラン「シンプル2」はプランS:4GBとプランM:20GBの間が広く空いています。
OCNモバイルONEで6GB・10GBのプランを契約していた方はプランMの20GBを契約せざるを得ません。
プランMでも割引を適用すれば月2,178円なのでかなり安いのですが、毎月大量のデータを余らせるとなんだか損した気分ですね。
OCNモバイルONEで6GB・10GBを契約していた人は、IIJmioも検討しましょう。
使えない端末も
OCNモバイルONEで使っていた端末は、ワイモバイルでは使えない場合もあります。
まず、iPhoneはiPhone6S・初代iPhone SE以降の機種ならワイモバイルでも使えます。
Apple StoreやOCNモバイルONEで買ったiPhoneはSIMフリーなのでそのまま使えますが、ドコモで買ったiPhoneはSIMロック解除が必要な場合もあります。
AndroidはSIMフリー/SIMロック解除済みでも使えない機種があります。
OCNモバイルONEで買ったAndroidはほとんど使えますが、ドコモ・ahamoで買ったAndroidは使えない機種が多いです。
契約前に必ず動作確認端末一覧を確認してください。
その他、ワイモバイルの特徴や注意点は下記を参考にしてください。
▼公式サイトで詳細を見る▼
乗り換えにおすすめのタイミング
OCNモバイルONEからMNP転出のおすすめタイミングは一概に言えませんが、以下のポイントを頭に入れておきましょう。
- 旧コースは最低利用期間あり
- OCNの最終月は日割りなし
- 乗り換え先キャリアの初月料金を確認
- 乗り換え先のキャンペーンを確認
最低利用期間/違約金はない
OCNモバイルONEの最低利用期間・違約金はコースによって異なります。
<最低利用期間と違約金>
最低 利用期間 |
違約金 | |
---|---|---|
新コース | なし | なし |
新コース以外 | 6ヶ月 | ¥1,000 |
現在のメインである新コースは最低利用期間・違約金がありません。
現在契約中の人の多くは新コースだと思いますので、契約期間やタイミングを気にせずにMNP転出できます。
あまりいないとは思いますが、2019年10月1日以降に新コース以外に契約した人は6か月の最低利用期間が設定されていますので注意してください。
OCNの最終月は日割りなし
OCNモバイルONEを月途中に解約しても料金は日割り計算されず、全額請求されます。
そうであればデータ容量は使い切った方がお得ですね。
また、乗り換え先のキャリアの初月が日割り計算されるのあれば乗り換えは月末ぎりぎりがお得です。
乗り換え先の初月料金を確認
乗り換え先キャリアの契約初月の料金も調べましょう。
多くのキャリアは日割り計算されるので、月末に乗り換えた方がお得です。
本ページで紹介したIIJmio・ahamo・ワイモバイルも初月料金は日割り計算されます。
ただし、月末がお得な場合もあまりにぎりぎりを狙いすぎると危険です。
何らかの理由で乗り換え完了(乗り換え先で回線切り替えが完了)が翌月になってしまうともう1か月分の料金がかかってしまいます。
あまりぎりぎりを狙わず、余裕をもって手続きしてください。
乗り換え先のキャンペーンを確認
もう一つ、転出先のキャンペーンを確認しましょう。
特に格安SIMキャリアではキャンペーンを定期的に実施しているため、必ず利用してください。
キャンペーンは必ず月単位ではなく月途中で終了することもありますので、乗り換え先のキャンペーン実施期間も確認しましょう。
ahamoはあまりキャンペーンを実施していませんが、IIJmio・ワイモバイル・UQモバイルは常時お得なキャンペーンを実施しています。
IIJmioはMNP限定のスマホキャンペーンがお得ですし、ワイモバイル・UQモバイルもWEBで乗り換えれば2万円以上の割引が適用されます。
他のキャリアに乗り換える際も必ずキャンペーンを確認しましょう。
OCNモバイルから乗り換える手順
OCNから乗り換える手順
OCNモバイルONEから他社に乗り換える際の手順は以下のとおりです。
- OCNでMNP予約番号を発行
- 乗り換え先で転入手続き
- SIM・端末到着
- APN設定
OCNモバイルONEでMNP予約番号を発行し、乗り換え先のキャリアで転入手続きをしてください。
SIMカードが届いたら回線切り替えをすると、OCNモバイルONEが解約されて乗り換え先キャリアのSIMが使えるようになります。
OCNモバイルONEからMNPで乗り換える手順はこちらにまとめています。
MNP予約番号の発行方法
OCNモバイルONEで使っている電話番号をそのままで他の格安SIMに乗り換える場合は、OCNモバイルONEでMNP予約番号を発行する必要があります。
OCNモバイルONEはMNPワンストップに対応していません。
MNP予約番号は「マイページ」で取得できます。
MNP予約番号を発行する手順はこちらの記事で詳しく解説しています。
取得した予約番号には15日間の有効期限があり、15日以内に乗り換え手続きを完了させなければなりません。
また、オンラインで手続きする場合は乗り換え先の格安SIMごとに「〇日以上残っていないと受付できない」という制限があります。
取得後はすぐに乗り換え手続きをしましょう。
OCNから乗り換えはこちら
以上、OCNモバイルONEから乗り換える場合のおすすめキャリアの紹介でした。
同じドコモ回線のIIJmioやahamoがおすすめです。
また、ワイモバイル・UQモバイルは通信速度が快適で全国の店舗でサポートも受けられます。
他にもキャリアによって特徴・メリット・デメリットがありますので、本文をよく読んで乗り換えてください。
OCNモバイルONEから乗り換える手順はこちらで詳しくまとめています。
乗り換え前には必ず最新のキャンペーン情報を確認してください。