本記事ではahamoからのおすすめの乗り換え先を紹介します。
とにかく料金を安くしたい人は、日本通信の合理的プランがおすすめです。
データ無制限と通話かけ放題で月額3,278円の楽天モバイルもおすすめですし、かけ放題が10分で足りない人はUQモバイルのコミコミプラン+も検討しましょう。
乗り換え先 | 特徴とメリット |
---|---|
日本通信 | ・格安SIM最安値級の料金 ・今のスマホがそのまま使える ・通話料金は自動で半額 |
UQモバイル コミコミプラン+ (11/12~) |
・かけ放題は10分 ・余ったデータは繰越可 ・安定した通信品質 |
楽天モバイル | ・データ無制限で3,278円 ・通話は無料でかけ放題 ・月20GBで2,178円 |
ただし、ahamoは2024年10月から料金そのままで月30GBまで使えるようになりました。
過去にはLINEMOやIIJmioもおすすめしていましたが、ahamoの増量により優位性が少なくなりました。
いずれLINEMOやIIJmioも新プランが発表される可能性もあるので、もう少し様子を見てもよいかもしれません。
ahamoからのおすすめ乗り換え先
日本通信
まず紹介するのは日本通信です。
ahamoと同じドコモ回線を使ったキャリアで、月20GBと5分かけ放題がついて月額1390円、月50GBと5分かけ放題で月額2,178円という圧倒的安さが魅力です。
通信速度は昼や夕方に遅くなるものの、これだけ安いなら我慢できるという人も多いでしょう。
- 料金は主要MVNOで最安値級
- 20GB+5分かけほで1,390円
- 50GB+5分かけほで2,178円
- ahamoの端末がそのまま使える
- 通話料金は自動で半額
- 昼の通信速度は遅め
料金はMVNOで最安値級
日本通信の最大の特徴は料金の安さです。
特に合理的みんなのプランは20GBのデータ容量に5分かけ放題(または70分の無料通話)がついて月額1,390円です。
ahamoは30GBと5分かけ放題がついて2,970円なので、容量は10GB少ないとはいえ料金は半額以下です。
ahamoの30GBで足りない人も、日本通信の合理的50GBプランはahamoより安い料金で使えます。
付加サービスやサポート体制はahamoの方が優れているものの、とにかく料金を安くしたい人は日本通信がおすすめです。
端末がそのまま使える
日本通信はドコモ回線を使っています。
よって、ahamoから日本通信に乗り換えても、ahamoで使っていたスマホはほぼ全てそのまま使えます。
もちろんiPhoneもiPhone6S/初代iPhone SE以降ならすべて使えます。
他社への乗り換え時には使えないアンドロイドスマホもあるので注意が必要ですが、日本通信ならSIMを差し替えてAPN設定すれば問題ありません。
アプリ不要で国内通話半額
日本通信の国内音声通話の料金は30秒ごとに税込11円です。
月20GBの合理的みんなのプランと合理的50GBプランには5分かけ放題(または70分の無料通話)がついていますが、5分超過後(または70分超過後)も自動で11円で通話できます。
ahamoの通話料金(5分超過後)は30秒ごとに税込22円なので、半額ですね。
また、日本通信はプレフィクス番号付与で半額になっているのではなく、通常の通話料金が11円/30秒なので、高品質なVoLTE通話が他社の半額で使えます。
これは大きなメリットです。
昼の通信速度は遅い
日本通信の最大の注意点は通信速度です。
ahamoは一日中速かったのに対し、日本通信は通常時は十分な速度ですが、昼や夕方に速度が低下します。
特に平日の昼12~13時は1~2Mbpsちょっとに落ちるので、WEBサイトやSNSの閲覧には影響が出てくるでしょう。
動画も設定画質によっては詰まるかもしれません。
ただし、遅くなるのは12~13時の1時間ほどです。
以前は夕方にも遅くなっていましたが、最近は使用に影響が出るほど遅くなることはありません。
昼の1時間が我慢できれば問題ないでしょう。
他にも、「データ繰り越しなし」「店舗サポートなし」「端末を販売していない」「乗り換えキャンペーンなし」「eSIMの移行手数料がかかる」などのデメリットもあります。
ただし、料金の安さは圧倒的なので、これらのデメリットは我慢できるという人も多いでしょう。
▼日本通信の詳細はこちら▼
楽天モバイル
続いて紹介するのは楽天モバイルです。
月額3,278円でデータ使い放題と通話し放題という、衝撃的な価格が魅力です。
20GBまでは使ったデータ容量によって料金が変わる従量課金制で、20GB以上はどれだけデータを使っても3,278円しかかかりません。
また、アプリ「Rakuten Link」を使えば他社スマホや固定電話でも通話はかけ放題です。(一部対象外あり)
特にahamoで30GB以上使っていた人や、かけ放題オプションを契約していた人におすすめですね。
- Rakuten Linkで国内通話無料
- データ使い放題で月3,278円
- 海外でもデータ通信可
- 実店舗でサポート可能
- 通信はまだ不安定
最大のメリットは料金の安さと、国内通話が無料でかけ放題のお得さです。
一方、通信品質にはまだまだ不安定さがあります。
データ使い放題で月3,278円
楽天モバイルの最大のメリットは料金の安さです。
<楽天モバイルの料金表>
容量 | 基本料金 | 通話料金 |
---|---|---|
3GB まで |
¥1,078 | 国内通話 かけ放題 (※) |
3GB~ 20GBまで |
¥2,178 | |
20GB以上 無制限 |
¥3,278 |
※:一部かけ放題対象外あり
- 3GB未満なら月1,078円
- 使い放題でも月額3,278円
- 国内通話は無料でかけ放題
データ使用量が月3GB未満なら月1,078円、月額3,278円でデータ容量が使い放題です。
国内通話かけ放題もついてこの料金はかなり安いです。
ahamoの通常プランは30GB、大盛りオプションをつけても最大110GBまでしか使えませんが、楽天モバイルならデータ容量を気にせずに使えます。
特に110GB使用時の料金は楽天モバイルの方が安いです。
<ahamoと楽天モバイルの料金比較>
ahamo | 楽天モバイル | |
---|---|---|
~20GB | ¥2,970 | ¥2,178 |
20~30GB | ¥2,970 | ¥3,278 |
30~110GB | ¥4,950 | ¥3,278 |
110GB超 | ― |
さらに、楽天モバイルも海外で2GBまでなら無料でデータ通信できます。
海外に行く機会が多い人にもおすすめです。
国内通話は無料でかけ放題
ahamoで時間無制限のかけ放題オプションを契約している人は楽天モバイルへの乗り換えがおすすめです。
ahamoの時間無制限のかけ放題オプションは月1,100円です。
基本料金と合わせると月3,880円、ahamo大盛りオプションとセットなら月6,050円かかります。
それに対し、楽天モバイルはアプリ「Rakuten Link」を使えば無料でかけ放題なので、3GBなら月1,078円、20GBなら2,178円のままです。
圧倒的に楽天モバイルの方がお得ですね。
<無制限かけ放題契約時の料金>
ahamo | 楽天モバイル | |
---|---|---|
3GB | ¥3,880 | ¥1,078 |
30GB | ¥3,880 | ¥3,278 |
110GB | ¥6,050 | ¥3,278 |
楽天モバイルではRakuten Linkというアプリを使えば通話料が無料になります。
Rakuten Linkはデータ通信を使って通話するので以前は通話品質が悪いとの口コミがありましたが、データエリアの拡大とともに品質も上がってきました。
私もよくRakuetn Linkを使いますが、聞き取りにくかったり繋がらないといったことはここ最近は全くありません。
最新のiPhoneが買える/使える
ahamoと同様、楽天モバイルでも最新のiPhoneが発売日から購入できます。
価格はahamo/ドコモ/au/ソフトバンクよりも安く、機種によってはApple Storeより安いこともあります。
SIMとセットならキャンペーンでさらに安く購入できます。
もちろん、ahamoで使っていたiPhoneも引き続き使えます。
ドコモで買った古いiPhoneもSIMロック解除すれば使えますし、iPhone13以降とiPhone SE 第3世代以降のiPhoneはそもそもSIMロックがかかっていないので、楽天モバイルでもそのまま使えます。
楽天モバイルでiPhoneを使う手順はこちらを確認してください。
通信はまだ不安定さも
楽天モバイルの最大の弱点は通信品質です。
楽天モバイルはデータ使い放題なのが最大のメリットですが、基地局の数はahamoに比べてまだまだ少ないです。
また、通信に使う周波数も限られるため、エリア内でも通信が途切れたり電波が弱くなる場合もあります。
特に電波の届きにくい地下や建物の中は少々不安です。
今後は地下や建物内でも繋がりやすいプラチナバンドの基地局も増やしていくようですが、もうしばらくは我慢が必要かもしれません。
ただし、2023年にパートナー回線エリアでの容量制限も撤廃され、どこでも使い放題になりました。
私もここ数年は楽天モバイルをメインで使っていますが、つながらない/圏外になることはほとんどありません。
それでも、仕事などの大事な用途で使う場合には、万が一のことを考えてバックアップ回線を持っておいてもよいでしょう。
ただし、上記を差し引いても国内通話が無料でかけ放題、データ使い放題でも月3,278円なのは非常に魅力的です。
楽天モバイルについて詳しく知りたい人は、こちらを参考にしてください。
▼公式サイトで詳細を見る▼
UQモバイル
ahamoからUQモバイルへの乗り換えもおすすめです。
UQモバイルで2024年11月12日開始のコミコミプラン+は、30GBのデータ容量に10分かけ放題がついて月額3,278円です。
ahamoより少しだけ料金は高いものの、かけ放題は10分と長く、さらに余ったデータは繰り越し可能です。
ahamoの通信品質が不満な人、かけ放題が5分で足りない人におすすめの乗り換え先です。
- 30GBと10分かけ放題で3278円
- 余ったデータは繰り越し可
- 全国に店舗あり
- 4GBや15GBのプランも選べる
- 30GBの料金はahamoより高い
月30GBのコミコミプラン+がおすすめ
UQモバイルのメインプランはコミコミプラン/トクトクプラン/ミニミニプランの3つです。
2024年11月12日からはコミコミプランが廃止され、新たにコミコミプラン+が開始します。
コミコミプラン+は30GBで月3,278円と、料金はahamoより少し高いですが、料金に含まれるかけ放題は10分です。
ahamoの5分かけ放題で足りない人はUQモバイルのコミコミプラン+がおすすめです。
また、余ったデータ容量が繰り越されるのもメリットです。
UQモバイル コミコミプラン+ |
ahamo | |
---|---|---|
料金 | ¥3,278 | ¥2,970 |
容量 | 30GB | 30GB |
かけ放題 | 10分 | 5分 |
容量超過後 | 1Mbps (制限あり) |
1Mbps (制限なし) |
繰り越し | 〇 | × |
一方、トクトクプランやミニミニプランは光回線とのセット割がないとやや割高かもしれません。
ahamoの通信品質が不満な人に
UQモバイルはau回線を使っており、通信速度も一日中速いです。
ahamoも通常は速いですが、ドコモ回線はいわゆる「パケ詰まり」により繋がりにくくなる場合があります。
この場合、au回線を使っているUQモバイルに乗り換えれば改善する可能性があります。
ただし、エリアや環境によってはUQモバイルでも改善しない場合もあるので、繋がりにくい場所でau回線(au/povo/UQモバイル)を使っている人に状況を確認しましょう。
au回線でも繋がりにくい場合はソフトバンク回線(LINEMO/ワイモバイル)や楽天モバイルも検討してください。
余ったデータは繰り越し可能
UQモバイルは余ったデータ容量を翌月に繰り越し可能です。
ahamoはデータを翌月に繰り越せませんが、UQモバイルのコミコミプラン+は繰り越し可能です。
月によりデータ使用量の変動が大きい場合はUQモバイルの方がお得かもしれません。
また、UQモバイルのコミコミプラン+も容量超過後は最大1Mbpsで使えます。
ただし、コミコミプラン+には容量超過後の低速時に容量制限ができました。
1Mbpsの状態で20GB(合計50GB)使うと、最大速度が128kbpsに制限されます。
全国に店舗がある
UQモバイルは全国に店舗があるのがメリットです。
ahamoはドコモショップに行っても、店員さんのサポートを受けながら自分でWEB手続きが必要でした。
一方、UQモバイルは店員さんがフルサポートしてくれます。
以前は店舗数が少なかったのですが、2021年にauショップでUQモバイルの取り扱いを始めたため一気に数が増えました。
全国の店舗でサポートを受けられるのは安心です。
固定回線なしだと割高
ここからはUQモバイルのデメリットです。
UQモバイルでは月4GBのミニミニプランと、月15GBのトクトクプランも選べますが、この2つのプランはauひかりなどの固定回線とのセット割がないと割高です。
ahamoを契約中の人でauひかりやUQ WiMAXのホームルーターを契約している人は少ないと思うので、この2つのプランへの乗り換えはあまりおすすめしません。
なお、コミコミプラン+はセット割なしでも料金が変わらないので、ahamoからも安心して乗り換えられます。
上記のとおり、5分以上の通話が多い人はUQモバイルも検討しましょう。
豪華な乗り換えキャンペーンと、余ったデータ容量が翌月に繰り越されるのもメリットです。
▼コミコミプラン+がオススメ▼
他社への乗り換えはおすすめ?
ahamoからドコモ
ahamoからドコモに乗り換えるのがおすすめなのは、「データ容量が月110GBで足りない」「ドコモで光セット割や家族割をフル適用できる」場合のみです。
基本的には、データ使用量が月110GBで足りる場合はahamoがおすすめです。
ahamoは大盛りオプションを追加しても最大110GBまでしか使えないのに対し、ドコモのeximoは無制限です。
110GBでどうしても足りない場合はeximoに乗り換えてもよいでしょう。
また、ahamoで大盛りオプションを契約した場合は月額4,950円ですが、eximoでみんなドコモ割(3回線以上)/ドコモ光セット割/dカードお支払割をフル適用すると4,928円です。
これらの3つの割引がすべて適用できる場合はeximoの方が月22円安くなります。
ただし、ahamoなら「5分かけ放題が含まれる」「海外でも追加料金なしで使える」「容量超過後も最大1Mbpsで使い放題」などのメリットがあるので、自分ならahamoを選ぶと思います。
なお、ドコモには小容量プランのirumoもあります。
irumoなら月0.5GBから最大9GBまでのプランが選べ、料金はirumoの方が安いですが、セット割が適用できない場合はahamoの方が安くなる場合もあります。
ahamoとirumoの比較はこちらを参考にしてください。
ahamoからソフトバンク
ahamoからソフトバンクへの乗り換えはあまりおすすめしません。
ソフトバンクの料金プランはドコモとほぼ同じで、ドコモに対する優位性はあまりないので、わざわざソフトバンクを選ぶ必要はないでしょう。
ahamoからソフトバンクに乗り換える際、特段豪華な乗り換えキャンペーンも実施していません。
データ使用量が110GBを超える人は3キャリアの無制限プランという選択肢もありますが、その場合はソフトバンクではなくドコモのeximoを選んだ方がよいです。
それより、通信品質はahamoより低いものの、無制限プランなら月3,278円で通話もかけ放題の楽天モバイルが断然おすすめです。
唯一、ahamoの通信品質が不満で、品質が高いと噂のソフトバンク回線に乗り換えたいのなら理解できます。
最近は都心部を中心にいわゆる「パケ詰まり」という現象がドコモで問題になっています。
このパケ詰まりはau回線やソフトバンク回線でも起きる可能性がありますが、ソフトバンク回線はその中でも安定していると評判です。
データをたくさん使う人はワイモバイルやLINEMOでは対応できないのでソフトバンクを選ばざるを得ませんが、30GBで足りるならLINEMOがおすすめです。
シムラボの測定でもLINEMOの通信速度はトップクラスに安定しており、ahamoからの乗り換えキャンペーンも豪華です。
お得な乗り換えキャンペーンはこちら
以上、ahamoからのオススメ乗り換え先の紹介でした。
料金をとにかく安くしたいなら日本通信がおすすめですし、データ無制限と通話かけ放題で月3,278円の楽天モバイルや、かけ放題が5分で足りない人はUQモバイルのコミコミプラン+もおすすめです。
どのキャリアも最低利用期間や違約金はないので、気軽に乗り換えられます。
▼データ無制限とかけ放題でお得▼
▼コミコミプラン+がオススメ▼