本記事ではドコモで発売されたarrows We2の実機レビューと価格/スペックを解説します。
スマホをそれほど使わない人向けのエントリーモデルで、これまでのarrowsシリーズと同様に安心して長く使えるのが魅力です。
価格も一括22,000円ととにかく安く、長く使える機種が欲しい人にオススメです。
▼arrows We2の詳細▼
arrows We2の発売日と価格
arrows We2の発売日
ドコモにおけるarrows We2 F-52Eの発売日は2024年8月16日(金)です。
発売が発表された5月16日から予約が開始しました。
au版、UQモバイル版とSIMフリー版のarrows We2の発売日も同じ8月16日でした。
また、12月6日にソフトバンク版が、2025年3月5日に楽天モバイル版が遅れて発売されました。
ちなみに、arrows We2より高性能なミドルスペックのarrows We2 Plusは1週間早い8月9日に発売されました。
arrows We2の型番
ドコモで発売されたarrows We2の型番はF-52Eです。
ちなみにau版/UQモバイル版のarrows We2はFCG02、ソフトバンク版はA402FC、SIMフリー版と楽天モバイルはM07です。
- ドコモ版:F-52E
- au版:FCG02
- UQモバイル版:FCG02
- ソフトバンク版:A402FC
- SIMフリー版:M07
- 楽天モバイル版:M07
arrows We2の価格・値段
ドコモにおけるarrows We2の本体価格は一括22,000円です。
前作arrows Weの発売時の価格は21,450円だったので、わずかに高くなりましたが、それでもかなり安いです。
さらにオンラインショップなら割引が適用できます。
5G WELCOME割の対象
ドコモでは新規契約/MNP(他社から乗り換え)で購入するとさらに「5G WELCOME割」が適用されるキャンペーンを常時実施しています。
arrows We2も5G WELCOME割の対象で、他社から乗り換えなら16,500円が割引されます。
arrows We2の通常価格は22,000円なので、MNPなら一括5,500円で購入できます。
この性能でこの価格はかなりお得ですね。
新規契約 | MNP | 機種変更 | |
---|---|---|---|
通常 価格 |
¥22,000 | ¥22,000 | ¥22,000 |
5G WEL COME割 |
― | -¥16,500 | ― |
カエドキ プログラム |
― | ― | ― |
実質 価格 |
¥22,000 | ¥5,500 | ¥22,000 |
18歳以下はオンラインおトク割
18歳以下がドコモオンラインショップでarrows We2に機種変更する場合、オンラインおトク割が適用され、dポイントが10,000pt進呈されます。
適用すれば実質で一括12,000円で使えますね。
購入者ではなく利用者が18歳以下が条件なので、親名義で購入しても利用者に18歳以下を登録すればOKです。
いつでもカエドキプログラムは?
arrows We2はいつでもカエドキプログラムの対象外です。
「いつでもカエドキプログラム」をかんたんに説明すると、スマホ本体をいずれドコモに返却することを条件に、本体価格が安くなるしくみです。
多くの機種は2年後に返却する分だけ安く購入できます。
arrows We2は対象外ですが、arrows We2はもともとの価格が一括22,000円なので、いつでもカエドキプログラムの対象でもそれほどお得になりません。
arrows We2は2年以上でも長く使えるのが特徴なので、そのまま購入したほうがよいでしょう。
▼arrows We2の詳細▼
arrows We2を端末のみ購入
arrows We2を含め、ドコモで発売されたスマホは端末のみを購入可能です。
ドコモオンラインショップでも、「機種だけ(白ロム)購入の場合はこちら」から回線契約なしで購入できます。
また、ドコモ版のarrows We2 F-52Eは中古で本体のみが買えるようになりました。
特に楽天市場や、中古スマホ店(イオシスやじゃんぱらなど)では、未使用品でもかなり安く買えることがあるのでぜひ探してみてください。
なお、arrows We2はドコモ以外にau版/UQモバイル版、ソフトバンク版とSIMフリー版/楽天モバイル版も発売されました。
au版/UQモバイル版、ソフトバンク版はドコモ5Gのn79に非対応です。
ドコモ回線のSIMを入れても4G通信は問題なくできますが、5Gにはエリアによって繋がらない場合があります。
ドコモでも使いたい人はドコモ版のarrows We2 F-52Eか、SIMフリー版/楽天モバイル版のarrows We2 M07を選びましょう。
▼arrows We2の詳細▼
arrows We2 F-52Eのレビュー
シムラボでもarrows We2を購入しました。
購入したのはau版ですが、ドコモ版も対応バンド以外の仕様はほぼ同じです。
ドコモ版と他社版、SIMフリー版との違いも解説します。
arrows We2の評価
arrows We2を実際に使ってみて、必要十分な性能を持ちつつ安心して使えるエントリー機だと感じました。
具体的に、arrows We2を使って良かったと感じたのは以下のポイントです。
- Dimensity 7025搭載で普段使いなら不満なし
- カメラもエントリー機としては十分な性能
- 比較的コンパクトで持ちやすい
- バッテリー持ちも良い
- 防水・防塵対応&MIL規格準拠で耐久性が高い
- おサイフケータイ対応
- arrowsならではの独自機能も便利
arrows We2はSoCにDimensity 7025を搭載しています。
数年前のエントリー機のようなモッサリ感はなく、ゲームをしないならスペック不足で困ることはほぼありません。
カメラも約2万円のスマホとしては十分なクオリティです。
格安機ながら防水性能がIPX5/IPX8と高く、さらにMIL規格準拠で耐久性にも優れています。
アルコール除菌やハンドソープによる丸洗いもできるため、長く安心して使えるでしょう。
一方で、気になる点もいくつかあります。
- メモリが4GB、ストレージが64GBと少なめ
- スピーカーはモノラル
- 画面解像度がHD+
- リフレッシュレートも60Hz
- 付属品が一切ない
ストレージが64GBしかない、リフレッシュレートが60Hzなど、基本スペックは他社のエントリースマホに一歩劣っています。
例えば同じレノボ系列であるモトローラのmoto g64y 5Gは、arrows We2と同価格ながら128GBのストレージを搭載し、リフレッシュレートも120Hzです。
コストパフォーマンスよりも、arrowsならではの「安心感」を求める人に向いていると言えますね。
▼arrows We2の詳細▼
arrows We2のスペック一覧表
ドコモ版のarrows We2 F-52Eのスペック一覧表は以下のとおりです。
スペック | |
---|---|
本体サイズ (mm) |
高さ155mm 幅73mm 厚さ8.9mm |
本体の 重さ |
179g |
画面 サイズ |
約6.1インチ |
画面解像度 | 1,560×720 (HD+) |
バッテリー 容量 |
4,500mAh |
搭載 OS |
Android 14 |
CPU | Dimensity 7025 (オクタコア) |
メモリー (ROM) |
64GB |
メモリー (RAM) |
4GB (8GBまで拡張可) |
対応外部 メモリ |
microSDXC (最大1TB) |
有効画素数 (メインカメラ) |
5,010万(広角) 190万(マクロ) |
有効画素数 (サブカメラ) |
800万画素 |
USB 端子 |
USB Type-C |
SIM | nanoSIM eSIM |
スペック詳細はドコモ公式サイトでご確認ください。
arrows We2の本体カラー
ドコモにおけるarrows We2は「ライトブルー」「ネイビーグリーン」「ライトオレンジ」の3種類から選べます。
arrows We2の外観・デザイン
arrows We2のライトブルーの外観写真を載せていきます。
ボディは樹脂製でややチープな感じは否めませんが、淡いブルーが可愛いですね。
表面は少しザラザラしており、指紋も目立ちません。
格安モデルなので高級感はないものの、デザインは悪くないと感じました。
カメラの出っ張りも控えめです。
ただし平地に置くと少しぐらつくため、気になる人はケースをつけると良いかもしれません。
端末上部はマイク穴のみです。
底面にはスピーカー、USB端子(USB Type-C)、イヤホンジャックがあります。
本体右側面には音量ボタンと電源ボタンです。
電源ボタンは指紋認証センサーも備えています。
本体左側面はSIMスロットのみです。
SIMピンなしでスロットを取り出せます。
▼arrows We2の詳細▼
画面サイズは6.1インチ
arrows We2の画面サイズは6.1インチです。
最近は6インチ以上の大画面が主流になりましたが、arrows We2はその中でも標準的な画面サイズですね。
上位モデルのarrows We2 Plusは有機ELでしたが、arrows We2は液晶です。
解像度もHD+(1,560×720)なので、画質にこだわりがある人だと物足りません。
本体は比較的コンパクトで、片手でもなんとか操作できます。
重量も約179gと軽めです。
長時間持っていても、手が疲れにくいと感じました。
arrows We2には、電源ボタンをなぞるだけで画面をスクロールできる「Exlider」という機能が搭載されています。
Exliderを使えば、片手でもSNSやブラウジングが捗りますよ。
arrows We2はSIMフリー
ドコモで発売されたarrows We2はSIMフリー(シムフリー)です。
ドコモで2021年8月27日以降に販売されたスマホは全てSIMロックがかかっていません。
そのため、arrows We2は購入時から他社のSIMを入れてAPN設定すれば問題なく使えます。
arrows We2はドコモ回線はもちろん、au/ソフトバンク/楽天モバイルの回線が使う主要な4Gバンドを網羅しています。
他社SIMでも使えますし、ドコモのSIMとの併用も可能です。
ただし、5Gのn77には非対応なので、他社SIMを入れた場合は5Gにつながらない場合も多いでしょう。
nanoSIMとeSIMのDSDV
ドコモのarrows We2はnanoSIMに加えてeSIMも対応しています。
そのため、2枚のSIMを同時にいれて使い分けることが可能です。

microSDカードも使えます。
DSDVに対応しており、ドコモ回線のSIMだけでなく他社SIMも併用できます。
仕事用とプライベート用で電話番号を分けたり、通話用とデータ通信用で使い分けることも可能です。
CPUはDimensity 7025
arrows We2に搭載されているチップセットはMediaTekのDimensity 7025です。
前作arrows WeはSnapdragon 480だったので性能はアップしています。
antutu(ver10)の総合スコアは45万程度です。
普段使いには十分な性能ですね。
前作からは進化していますが、やはりエントリーモデルの機種です。
性能にこだわる人は上位機種のarrows We2 Plusや、Google Pixel 8a、AQUOS sense9、Xperia 10 VI、Galaxy A55 5Gなどの別機種を選びましょう。
RAMは4GB、8GBまで拡張可
arrows We2のメモリーRAMは4GBです。
メモリー容量は最低限といったレベルですが、ストレージ容量をメモリーに拡張できる機能があります。
4GB追加して最大8GBに拡張できるので、購入後は必ず最大の8GBに設定しましょう。
ストレージはSDカードで増設可
arrows We2のストレージ容量は64GBです。
ストレージは初期状態で16GBが埋まっており、残り48GBほどでした。
最近のスマホの中では最低限のレベルで、写真や動画をたくさん保存する人は足りなくなるかもしれません。
ただし、もし容量が足りなくなったらSDカードを装着することで容量を増設できます。
マイクロSDカードにより最大1TB増設できるので、写真や動画をたくさん保存する場合は利用してください。
バッテリー容量は4,500mAh
arrows We2のバッテリー容量は4,500mAhです。
大容量のバッテリーを搭載しているので、丸1日は問題なく使えるでしょう。
実際に、arrows We2でYouTubeの動画を再生し続けるテストを実施しました。
テスト中はBluetooth/位置情報をオフにし、画面の明るさを50%に設定しています。
経過時間 | バッテリー残量 |
---|---|
1時間 | 96% |
2時間 | 91% |
3時間 | 86% |
4時間 | 81% |
5時間 | 75% |
6時間 | 70% |
YouTubeの動画を6時間再生し続けましたが、70%のバッテリーが残っていました。
2時間の再生で10%ほどしか消費していません。
通勤・通学の途中に動画を見る人でも、バッテリー持ちを気にする必要はないでしょう。
イヤホンジャックあり
arrows We2には本体下部に3.5mmイヤホンジャックが搭載されています。
有線でイヤホンやヘッドフォンを装着できるのはメリットです。
USB端子はUSB Type-C
arrows We2のUSB端子は上下どちらでも挿せるUSB Type-Cです。
ただし、充電器類(USBアダプタ/ケーブル)は付属していません。
USB Type-Cのケーブルをお持ちでない場合は自身で購入が必要です。
arrows We2はUSB PD(Power Deivery)による急速充電に対応しているので、できればPD対応の充電器や充電ケーブルを使いましょう。
▼arrows We2の詳細▼
arrows We2のカメラレビュー
カメラはデュアルレンズ
arrows We2のカメラは5,010画素のメインレンズ(広角)と、190万画素のマクロレンズです。
前作arrows Weのメインレンズは1310万だったので、画素数は上がりました。
またF値が2.2から1.8になったので、より多くの光を取り込めるようになり、暗い場所でもきれいに撮影できるようになりました。
といっても、カメラの性能はそこそこです。
arrows We2はエントリーモデルの機種なので仕方がないですね。
インカメラは800万画素で、画面の上部にレンズがあるパンチホール型のレンズです。
arrows We2のカメラレビュー
私が実際にarrows We2で撮影した写真を見てみましょう。
なお、arrows We2ではAIによる自動調整・シーン検出機能がありますが、ここでは基本的にオフにしています。
また、記事にアップする際に画像は圧縮されているので、参考程度にとらえてください。
まずは風景写真です。
明るいところでは、arrows We2でもキレイに撮影できます。
補正が強すぎないため、色合いも自然です。
arrows We2のズームは最大8倍です。
望遠レンズは搭載していないため、デジタルズームのみ対応しています。
光学ズームに対応する機種ほどキレイにズームできませんが、2倍であれば劣化が少なく実用的です。

2倍ズーム
4倍にズームするとやや粗くなりますが、看板などの文字がまだ判別できるレベルです。

4倍ズーム
8倍はかなり粗くなり、看板などの文字も滲んでいます。

8倍ズーム
光学式手ブレ補正(OIS)がないため、ブレやすいのも難点です。
ズーム性能を重視する人だと、物足りないかもしれません。
arrows We2はマクロカメラも搭載します。
被写体に近づいて迫力のある写真を撮影できますが、画素数が低めで解像感はイマイチです。
マクロカメラはおまけ程度だと思っておきましょう。
arrows We2はシャッターを切るだけでPhotoshopが自動的に補正する「Photoshop Expressモード」にも対応しています。

通常モード

Photoshop Expressモード
あとから編集をするのが面倒な人、手っ取り早くキレイな写真を撮りたい人は活用してみましょう。
最後に夜景です。
arrows We2は暗所撮影専用のモード「Super Night Shot」を搭載しています。
多少のノイズや白飛びはあるものの、エントリー機としては及第点の性能だと感じました。
ただし光学式手ブレ補正(OIS)がないので、夜景を撮る際はブレないようにしっかり本体を固定しましょう。
全体的に、arrows We2のカメラはまずまずの評価でした。
もっと高倍率なズームを利用したい、夜景をキレイに撮りたいなど、こだわる人だと物足りない部分もあります。
しかし、エントリー機機としては十分なカメラ性能です。
カメラ性能にそこまでこだわらないのであれば、arrows We2のカメラでも満足できるでしょう。
もう少しカメラにこだわりたい人は上位機種のarrows We2 Plusや、Google Pixel 8a、AQUOS sense9、Xperia 10 VI、Galaxy A55 5Gなどの別機種を選びましょう。
▼arrows We2の詳細▼
arrows We2のベンチマーク
本章ではarrows We2のベンチマークスコアを記載します。
arrows We2のSoCはMediaTekのDimensity 7025、メモリー(RAM)は4GBです。
測定したのはau版ですが、ドコモ版も同じです。
antutu
antutu(10.3.2)で測定したantutuの総合ベンチマークスコアは1回目:約46万、2回目:約45万でした。

1回目

2回目
これだけあれば性能は十分です。
重い3Dゲームをする人以外は全く問題ないでしょう。
Geekbench
arrows We2のGeekbench 6のスコアは、1回目がシングル:940、マルチ:2290、2回目がシングル:947、マルチ:2235でした。

1回目

2回目
これだけのスコアがあれば性能は十分でしょう。
実際にarrows We2を数日使いましたが、SNSやWEBサイト閲覧、動画視聴などは問題ありません。
アプリの起動や切り替えもスムーズです。
軽いものならゲームもOKですが、原神など負荷の大きい3Dゲームをプレイするには性能が足りず、画質を落としてもカクつきが見られました。
ゲームを快適にプレイしたい人には向かないでしょう。
反対に、ゲームをしない人であれば、arrows We2の処理性能でもストレスなく使えます。
▼arrows We2の詳細▼
arrows We2 F-52Eの機能
arrows We2に搭載されている便利機能は以下のとおりです。
有無 | |
---|---|
防水 | ○(IPX5・IPX8) |
防塵 | ○(IP6X) |
ワンセグ | – |
おサイフケータイ | ○ |
指紋認証 | ○ |
顔認証 | ○ |
ワイヤレス充電 | – |
防水、防塵対応
arrows We2は防水・防塵に対応しています。
特に防水性能はIPX5・IPX8と高いので、雨や水回りでの使用も問題ないでしょう。
防水・防塵だけでなく、米国国防総省の調達基準「MIL規格」の23項目に準拠しています。
お風呂の中でも使えますし、ハンドソープで端末を洗える、アルコールで除菌できるといった機能も健在です。
ワンセグ非対応
arrows We2はワンセグ非対応です。
指紋認証も顔認証も対応
arrows We2には指紋認証と顔認証が搭載されています。
指紋認証は電源ボタン一体型の物理センサーなので精度や認証速度も安心です。
arrows We2は任意のアプリを指紋に紐づけて、ロック解除と同時に起動する「FASTフィンガーランチャー」にも対応しています。
決済アプリなど、頻繁に利用するアプリを登録しておくと便利ですね。
arrows We2は顔認証も搭載されています。
顔認証も精度が良く、ストレスは感じません。
おサイフケータイ/Felica対応
arrows We2 F-52Eにはおサイフケータイが搭載されています。
本体をかざすだけで支払いができます。
おサイフケータイのセンサーは本体裏面のカメラの横辺りにあります。
▼arrows We2の詳細▼
arrows We2 F-52Eの付属品
arrows We2 F-52Eの付属品はクイックスタートガイドのみです。
スマホケース、画面保護フィルムや充電器、充電ケーブルは自身で準備が必要です。
充電器(ケーブル/アダプタ)なし
arrows We2 F-52Eには充電器類が付属していません。
USBアダプタもUSB Type-Cケーブルも付属していないので、持っていない人は自身で購入が必要です。
arrows We2はUSB PD(Power Deivery)による急速充電に対応しているので、できればPD対応の充電器や充電ケーブルを使いましょう。
スマホケースなし
arrows We2 F-52Eには保護ケースが付属していません。
そのまま使用すると平面に置いたときにややぐらつくので、ケースをつけて使うのがおすすめです。
画面保護フィルム貼付なし
最近では出荷時から画面保護フィルムが貼付された機種もありますが、arrows We2 F-52Eには貼付されていません。
自身で購入が必要です。
arrows We2 F-52Eの対応バンド
F-52Eの対応周波数一覧
ドコモ版のarrows We2 F-52Eの対応バンドは以下のとおりです。
- 5G:n1/n28/n78/n79
- 4G/LTE:B1/3/8/18/19/26/28
- 3G:–
詳細:対応周波数 | ドコモ(PDF)
ドコモ回線で使える?
ドコモ回線で使用する4G/LTEのバンドはB1・3・19、5Gはn78/n79ですが、ドコモ版のarrows We2はもちろん全て対応しています。
ドコモはもちろん、irumo/ahamoやドコモ回線を使った格安SIMでの4G/5G通信や通話が可能です。
ソフトバンク回線で使える?
ソフトバンク回線やワイモバイルで使う4G/LTEのバンドは1・3・8ですが、arrows We2 F-52EはプラチナバンドのB8を含むすべてに対応しています。
よって、ソフトバンク・LINEMO・ワイモバイルやソフトバンク回線の格安SIMでも4G通信ができます。
ただし、ソフトバンク回線が使う5Gのn77には非対応です。
4G通信はできますが、5Gはエリアによって使えない場合が多いでしょう。
ソフトバンク回線をメインで使う場合はSIMフリー版か、au版/UQモバイル版のarrows We2を使うのがおすすめです。
SIMフリー版とau版/UQモバイル版はドコモ5Gのn79には非対応ですが、ソフトバンク回線が使う4G/5Gバンドは網羅しています。
au回線で使える?
arrows We2 F-52Eはau回線の4Gバンド(1・18・26)に対応しています。
よって、au・povo・UQモバイルやau回線を使った格安SIMでも4G通信は問題なく使えます。
ただし、5Gのn77には非対応です。
n78には対応しているので全く使えないわけではありませんが、エリアによっては5G通信ができない場合があります。
au回線をメインで使う場合はau版/UQモバイル版のarrows We2を使いましょう。
楽天モバイルで使える?
ドコモ版のarrows We2 F-52Eは、記事執筆時点で楽天モバイル公式サイトで動作確認されていません。
しばらく待てば動作確認されると思うので、こまめにこちらのページを確認しましょう。
なお、ドコモ版のarrows We2は楽天モバイルが使う4Gバンドを網羅しているので、音声通話・4Gデータ通信やSMSは問題なくできるでしょう。
ただし、楽天モバイルが使う5Gのn77には非対応なので、エリアによっては5G通信ができない場合があります。
楽天モバイルをメインで使う場合は、5Gのn77にも対応したSIMフリー版か、au版/UQモバイル版のarrows We2を使いましょう。
ただし、ドコモ版もau版/UQモバイル版もETWS(緊急地震速報などの受信)、110・119時の高精度な位置情報測位には非対応の可能性もあります。
個人的にはそれほど重要視していませんが、全て対応している方がよい場合は楽天モバイル版のarrows We2を買って使いましょう。
ドコモ版arrows We2の違い
SIMフリー版arrows We2との違い
arrows We2はドコモ以外にau版、UQモバイル版、ソフトバンク版とSIMフリー版/楽天モバイル版が発売されました。
楽天モバイル版とSIMフリー版は同じもの、au版、UQモバイル版とソフトバンク版は同じものなので、合計3種類です。
au版/UQモバイル版、ソフトバンク版とドコモ版、SIMフリー版の違いは、対応バンドとストレージ容量です。
au/UQ SoftBank |
ドコモ | SIMフリー 楽天 |
||
---|---|---|---|---|
型番 | FCG02 A402FC |
F-52E | M07 | |
バンド | 5G | n77:〇 n78:〇 n79:× |
n77:× n78:〇 n79:〇 |
n77:〇 n78:〇 n79:〇 |
4G | 主要バンド は全て網羅 |
|||
ストレージ | 64GB | 128GB |
どれを買ってもSIMロックはかかっておらず、大手4社の主要な4Gバンドは網羅しています。
ただし、ドコモ版のarrows We2はau/ソフトバンク/楽天モバイルが使う5Gのn77に非対応です。
よって、ドコモ回線以外のキャリアをメインで使う場合はau版/UQモバイル版、ソフトバンク版かSIMフリー版がおすすめです。
逆に、au版/UQモバイル版とソフトバンク版のarrows We2はドコモ5Gのn79に非対応です。
ドコモ回線をメインで使う場合はドコモ版かSIMフリー版のarrows We2を使いましょう。
また、SIMフリー版と楽天モバイル版はストレージ容量が128GBに増量されています。
au版/UQモバイル版/ソフトバンク版/ドコモ版もSDカードで増設はできますが、SDカードを使いたくない場合はSIMフリー版を選びましょう。
arrows We2とarrows We2 Plusの違い
ドコモではarrows We2 Plus F-51Eも発売されました。
arrows We2とarrows We2 Plusのスペック表上の違いは以下の通りです。
簡単に言うとarrows We2はそれほどスマホを使わない人向けのエントリーモデル、arrows We2 Plusはある程度しっかり使う人向けのミドルレンジの機種で、性能が全く異なります。
arrows We2 |
arrows We2 Plus |
|
---|---|---|
サイズ | 高さ155mm 幅73mm 厚さ8.9mm |
高さ162mm 幅75mm 厚さ8.5mm |
重さ | 179g | 182g |
CPU | Dimensity 7025 |
Snapdragon 7+ Gen 2 |
メモリ(RAM) | 4GB (最大8GB) |
8GB (最大16GB) |
ストレージ | 64GB | 256GB |
バッテリー | 4,500mAh | 5,000mAh |
画面サイズ | 6.1インチ 液晶 |
6.6インチ 有機EL |
リフレッシュ レート |
60Hz | 最大144Hz |
アウトカメラ | 5010万(広角) 190万(マクロ) |
5010万(広角) 800万(超広角) |
インカメラ | 800万 | 1610万 |
色 | ライトブルー ネイビーグリーン ライトオレンジ |
スレートグレイ シャンパンシルバー |
指紋/顔 | 〇/〇 | 〇/〇 |
Felica | 〇 | 〇 |
防水/防塵 | 〇/〇 | 〇/〇 |
SIM | nanoSIM eSIM |
nanoSIM eSIM |
USB端子 | USB 2.0 Type-C |
USB 3.2 Gen 2 Type-C |
その他 | 光学式手ブレ補正 映像出力 |
上記以外に、arrows We2 Plusはカメラが光学式手ブレ補正(OIS)に対応していたり、USB端子からの映像出力(DisplayPort Alternate Mode)に対応しているなどの違いもあります。
「Plus」と聞くと性能の一部が増強されたイメージもありますが、arrows We2とarrows We2 Plusはそもそもの作りが異なります。
全く別の機種と考えてよいでしょう。
電話、メール、LINEや簡単なアプリ操作がメインで、それほどスマホを使わない人はarrows We2で十分ですが、スマホをしっかり使いたい人はarrows We2 Plusを選ぶのがおすすめです。
arrows We2 Plusの詳細はこちらで解説しています。
arrows We2の購入はこちら
以上、ドコモで発売のarrows We2の解説でした。
arrowsの特徴である欠点のない安心感で、長く使えるのがメリットです。
arrows We2 F-52Eの通常価格は一括22,000円で、ドコモオンラインショップでMNPなら一括5,500円から購入できます。
購入はこちらからどうぞ!
▼arrows We2の詳細▼