本記事ではドコモで発売のGalaxy A53 5G SC-53Cのレビューとスペックを解説します。
ミドルハイのGalaxyで、CPU性能もカメラもかなり良い性能です。
シムラボでもオーサムブルーを購入しましたので、レビューしました。
後継機「Galaxy A54 5G SC-53D」が発売されドコモでの販売は終了しましたが、中古で買っても使えます。
ドコモのGalaxy A53 5Gの価格
SC-53Cの価格・在庫
後継機「Galaxy A54 5G SC-53D」が発売され、Galaxy A53 5G SC-53Cはドコモでの販売が終了になりました。
現在販売中のスマホはこちらを確認してください。
SC-53Cを端末のみ購入/中古を購入
Galaxy A53 5G SC-53Cは端末のみも購入できます。
特に楽天市場・Amazonや中古スマホ店で購入するのがおすすめです。
Galaxy A53 5Gは2022年後半から一部の家電量販店で安売りされたため、市場に端末が多く出回りました。
価格の安い中古はもちろん、未使用品も性能の割に安いです。
なお、Galaxy A53 5Gはau・UQモバイルでも発売されました。
ドコモで使う方はドコモ版のGalaxy A53 5G SC-53Cを選びましょう。
SIMフリー?SIMロック?
Galaxy A53 5G SC-53CはSIMロックのかかっていないSIMフリー端末です。
ドコモで2021年8月27日以降に発売されたスマホはiPhoneもAndroidもSIMロックはかかっていません。
Galaxy A53 5G SC-53Cの発売日は2022年5月なので、SIMフリーです。
SIMロックがかかっていないため、Galaxy A53 5G SC-53Cは他社SIMでも使えます。
ただしドコモ回線の周波数にしか対応していないため、ドコモ以外ではahamoかドコモ回線を使った格安SIMで使いましょう。(詳細は次章で解説)
Galaxy A53 5G SC-53Cのバンド
SC-53Cの対応バンド・周波数一覧
ドコモ版のGalaxy A53 5G SC-53Cの対応バンドは以下のとおりです。
- 5G:n78/n79/n257
- LTE:B1/B3/B19/B21/B42
- W-CDMA:B1
ahamo・ドコモ回線で使える
Galaxy A53 5G SC-53Cはもちろんドコモ回線の主要バンドに対応しています。
4Gはもちろん、5Gのn78/n79にも対応していますので、ドコモはもちろん、ahamoやドコモ回線を使った格安SIMでも4G/5Gが使えます。
au回線で使える?
Galaxy A53 5G SC-53Cはau回線が使う主要な4G LTE:B1/18/26のうち、B18・26に非対応です。
B1だけだとかなり弱いので、使うのはやめておきましょう。
auが使う5Gのn77にも対応していません。
Galaxy A53 5Gはau・UQモバイルでも発売されました。(型番:SCG15)
au版・UQモバイル版はもちろんauの4G/5Gバンドを網羅しているので、au回線で使いたい方はau/
UQモバイル版のSCG15を買いましょう。
au版とUQモバイル版は同じ仕様なのでどちらを買っても構いません。
詳細:auでGalaxy A53 5Gが発売
詳細:UQモバイルでGalaxy A53 5Gが発売
ソフトバンク回線で使える?
Galaxy A53 5G SC-53Cはソフトバンク回線が使う4G LTEの主要バンド:B1/3/8のうち、B8に非対応です。
B1/3に対応しているので使えないわけではないですが、地域によっては電波が弱くなる可能性があります。
使うのはおすすめしません。
また、ソフトバンクが使う5Gのn77にも非対応です。
SC-53Cは楽天モバイルで使える?
ドコモ版のGalaxy A53 5G SC-53Cは記事執筆時点で楽天モバイルで動作確認されていません。
動作確認をお待ち下さい。
ただし、楽天モバイルのパートナー回線である4GのB18/26にも非対応ですし、5Gのn77にも対応していないのでおそらく使えないでしょう。
バンド3だけで使うといった上級テクニックはあるものの、全国で安定して使うことはできないので使用はおすすめしません。
なお、au版・UQモバイル版のSCG15は楽天モバイルで4G通信が可能です。
5G通信が使えないのが残念ですが、楽天モバイルと併用したい方はGalaxy A53 5G SCG15も検討しましょう。(ドコモ回線では使えません)
Galaxy A53 5G SC-53Cのレビュー
SC-53Cの発売日
ドコモにおけるGalaxy A53 5G SC-53Cの発売日は2022年5月27日(金)です。
2022年4月7日から予約受付が開始しました。
Galaxy A53 5Gの型番
ドコモで発売されたGalaxy A53 5Gの型番はSC-53Cです。
なお、auとUQモバイルで発売されたGalaxy A53 5Gの型番はSCG15で、仕様も同じです。
SC-53Cのスペック一覧表
ドコモ版Galaxy A53 5G SC-53Cのスペック詳細は以下のとおりです。
スペック | |
---|---|
サイズ (mm) |
幅75mm 高さ160mm 厚さD8.1mm |
重さ | 約189g |
画面サイズ | 約6.5インチ |
解像度 | 2,400×1,080 (フルHD+) |
SIM | nanoSIM (シングル) |
バッテリー 容量 |
5,000mAh |
連続通話 時間 |
確認中 |
連続待受 時間 |
確認中 |
搭載OS | Android 12 |
CPU | Exynos1280 (オクタコア) 2.4GHz×2 2.0GHz×6 |
メモリー (ROM) |
128GB |
メモリー (RAM) |
6GB |
対応外部メモリ | microSDXC (最大1TB) |
有効画素数 (メインカメラ) |
6,400万(広角) 1,200万(超広角) 500万(マクロ) 500万(深度) |
有効画素数 (サブカメラ) |
3200万画素 |
USB端子 | USB Type-C |
詳細:Galaxy A53 5G | スペック | ドコモ公式サイト
本体カラー・色
ドコモにおけるGalaxy A53 5Gの本体カラーは「オーサムブルー」「オーサムブラック」「オーサムホワイト」の3色です。
シムラボで購入したのはオーサムブルーです。
薄い水色と紫の間のような色で、個人的にかなり気に入っています。
表面はツルツルですがオーサムブルーは指紋があまり目立ちません。
ただしカメラ部分が出っ張っており、ケースなしだと平面においた状態でタップするとやや本体がグラグラします。
傷がカメラ部分に集中してしまう可能性もあるので、スマホケースを使うのがおすすめです。
本体外観の写真
Galaxy A53 5Gの本体外観はこんな感じです。
まずは画面側です。
画面サイズは6.5インチで、上下のフチはほとんどなく画面占有率は非常に高いです。
本体の表面はツルツルですが、オーサムブルーを選んだせいかほとんど指紋は目立ちません。
おそらく傷も目立たないので、長く使えると思います。
本体上面には何もありません。
本体底面にはUSB端子(USB Type-C)・SIMスロットとスピーカーがあります。
スピーカーはステレオスピーカーです。
本体の右側面には音量ボタンと電源ボタンがあります。
Googleアシスタントボタンはありません。
本体左側面は何もありません。
SC-53CはSIMフリー
ドコモで発売されたGalaxy A53 5G SC-53CはSIMフリー(シムフリー)です。
そもそもドコモで2021年8月27日以降に販売されたスマホは全てSIMロックがかかっていません。
SIMロックはかかっていないので、購入時から他社のSIMを入れてAPN設定すれば問題なく使えます。
ただし、対応バンドによっては他社回線では使えない可能性もあります。
nanoSIMのみ、eSIM非対応
ドコモのGalaxy A53 5GはnanoSIMのみのシングルSIMです。
デュアルSIM・DSDVやeSIMには対応していません。
CPUはExynos1280
ドコモのGalaxy A53 5G SC-53Cに搭載されているチップセットはExynos1280です。
antutuの総合ベンチマークスコア(ver9)は37.3万でした。
Snapdragon695 5Gとほぼ同じか少し上の性能ですね。
ミドルハイクラスのCPUで、普段使いにはもちろんゲームもほとんどは問題なく快適に操作できるでしょう。
メモリーRAMは6GB
ドコモのGalaxy A53 5G SC-53Cのメモリー(RAM)は6GBです。
メモリー(RAM)は6GBあるので複数のアプリを起動して操作しても快適ですし、スマホを数年と長く使う方も安心です。
ストレージは128GB
ドコモのGalaxy A53 5G SC-53Cはストレージ(ROM)も128GBと多めです。
初期状態では27GBほど埋まっており、残りは101GBでした。
これだけあれば十分ですね。
もし128GBで足りない方はSDカードで増量できます。
SC-53CはSDカード挿入可
ドコモのGalaxy A53 5G SC-53Cは最大1TBのマイクロSDカードを挿入することでストレージ容量を増やせます。
ストレージ容量は128GBありますが、足りない方はマイクロSDカードを使用しましょう。
SDカードスロットはSIMスロットの裏側にあります。
リフレッシュレートは120Hz
リフレッシュレートとは画面に1秒間に描画できる画像の枚数で、数値が大きいほどスクロールした際に画面が綺麗にサクサク表示されます。
通常のスマホは最大60Hzですが、ドコモのGalaxy A53 5G SC-53Cのリフレッシュレートは最大120Hzです。
画面を高速でスクロールしてもなめらかに表示できるので、ゲームをする方にもおすすめですね。
一方、120Hzに設定しておくとバッテリーの消費が少し増えますので、こだわりがない方は60Hzに設定しておきましょう。
設定画面から切り替えが可能なので、ゲームをするときだけ120Hzにするのも良いでしょう。
カメラは4眼レンズ
Galaxy A53 5Gのアウトカメラは4つのレンズを搭載しています。
超広角レンズが搭載されているのは嬉しいですね。
- 約6,400万画素(標準・広角)
- 約1,200万画素(超広角)
- 約500万画素(マクロ)
- 約500万画素(深度測定)
インカメラも3,200万画素と高画素で、画面の上部の穴にレンズがある「パンチホール型」です。
SC-53Cで実際に撮影した写真
ここではGalaxy A53 5Gで実際に撮影した写真を載せていきます。
解像度や比率などの設定は初期状態で撮影しました。
まずは通常の風景写真です。
当日は雨上がりで曇りでしたが、通常の写真はきれいに撮影できています。
最近のスマホのカメラは性能が向上しているため、エントリーモデルでもある程度きれいなのでそれほど差は付きません。
2倍ズームも十分きれいです。
4倍ズームでもそれほど劣化していません。
4倍くらいまでなら問題なくキレイに撮影できるでしょう。
10倍になるとかなりぼやけますが、実際に10倍ズームで撮影する機会はほとんどないと思うので気にする必要はありません。
10倍でもきれいに撮りたい方はGalaxyのSシリーズを買いましょう。(価格は4倍ほどしますが…)
Galaxy A53 5Gには広角モードにもワンタッチで切り替えられます。
大自然の風景写真を撮影するときなどに使えますね。
最後に、カメラ性能の差が出やすい夜景の写真です。
何もモードを切り替えずにそのまま撮影した場合の写真はこちら。
何もしなくてもAIが自動で最適な撮影モードに切り替えてくれます。
暗い部分はやや暗いままですが、ホーム上の明るい部分は鮮明に写っています。
正直、かなりきれいな方だと思います。
また、手動で夜景モードに切り替えてから撮影した場合の写真はこちら。
こちらもかなりきれいです。
ただ、手動で切り替えても切り替えなくてもほとんど変わらないので、自分ならそのまま撮影するかなと思います。(どっちにしても設定は同じかもしれません)
全体を振り返ると、Galaxy A53 5Gのカメラはかなり良いです。
エントリーモデル・ミドルスペックの中ではかなりきれいに撮れるカメラだと思います。
もちろんSocなど他の性能も高いので、カメラだけでなくアプリや他の機能をガンガン使う方はGalaxy A53 5Gがおすすめです。
SC-53Cはイヤホンジャックなし
ドコモのGalaxy A53 5G SC-53Cには3.5mmイヤホンジャックがありません。
有線のイヤホン・ヘッドフォンは接続できませんので、無線のイヤホン・ヘッドフォンを使うか、USB Type-Cからの変換アダプタを買いましょう。
USB端子はUSB Type-C
Galaxy A53 5GのUSB端子はUSB Type-Cです。
ただし、USB Type-Cのケーブルは同梱されていませんので、お持ちでない方は自身で購入が必要です。
SC-53Cの評判・口コミ
Galaxy A53 5G SC-53Cの評判はおおむね良いです。
CPUもなかなかの性能で、最近多いSnapdragon695 5G搭載機種より良いとの口コミが多いですね。
- 性能のわりに価格が安い
- 中古でも安く手に入れられる
- カメラ(特に夜景)が高評価
- バッテリーが長持ち
- スピーカーの音質が良い
- ワイヤレス充電非対応
- イヤホンジャックなし
カメラは特に夜景の評判が良いです。
シムラボでも実際に撮影してみましたが、ハイエンドに近いレベルの夜景が撮影できました。
夜景はカメラ性能の差がもろに出るのですが、この価格でこの性能はかなり良いです。
また、バッテリーの持ちもよいです。
リフレッシュレートを120Hzに設定して一日がっつり使っても問題ないとの口コミが多いようです。
本体は189gなので決して軽くはないものの、5,000mAhのバッテリーを積んでいる割には重くはありません。
また、最近は中古スマホ店でも中古・未使用品が安く購入できます。
価格も高くないので、ミドルハイのアンドロイドを安く手に入れたい方にもおすすめですね。
細かい点ではスピーカーの音質も高評価です。
個人的にはまったく気にしませんが、音楽を聴く方・映画を見る方にもよいでしょう。
ただしイヤホンジャックはないので注意してください。
一方、悪い評判・口コミとしては「ワイヤレス充電非対応・イヤホンジャックなしが残念」という書き込みが多かったです。
また「リフレッシュレートが120Hzの割にヌルヌル感がない」「CPU性能はそこそこなので重いゲームは不向き」という声もありました。
ただし、悪い評判もおおむね「Sシリーズに比べると…」というものが多く、この価格なら納得という方が多かったです。
全体的には価格と性能のバランスの取れた非常に良い機種だと思います。
同時期のミドルスペックの機種はXperia 10シリーズやAQUOS senseシリーズも人気ですが、個人的にはGalaxy A53 5Gの方がおすすめですね。
▼Galaxy A53 5Gの詳細▼
SC-53Cのベンチマークスコア
antutu
antutu(V9.3.9)で測定したGalaxy A53 5Gの総合ベンチマークスコアは約37.3万でした。
測定したのはau・UQ版のSCG15ですが、ドコモ版のSC-53Cも同じです。
Snapdragon695 5Gを搭載したAQUOS sense6sは36.1万でしたので、ほとんど同じ性能ですね。
Galaxy A53 5GはメモリーRAMも6GBあるので性能は十分です。
かなり重い3Dゲームをする方以外は全く問題ないでしょう。
Geekbench
Geekbench 5によるGalaxy A53 5Gのベンチマークスコアはシングル:740、マルチ:1877でした。
私も数日間に渡ってGalaxy A53 5Gを使いましたが、WEBサイトやSNSの閲覧、アプリの使用においては全く問題ない処理速度でした。
普段使っているPixel 5とも遜色なく、ストレスを感じることはありません。
一方で、スマホをそれほど使わない方は価格の安いAQUOS sense6やarrows Weでも十分です。
Galaxy A53 5Gは少しだけ高いので、価格と相談しながら決めましょう。
▼Galaxy A53 5Gの詳細▼
SC-53Cの付属品・同梱品
Galaxy A53 5G SC-53Cの付属品はSIMピンと説明書類のみです。
充電器類(USB Type-Cケーブル・USBアダプタ)やスマホケース・フィルムは付属していません。
- SIM取り出し用ピン
- 取扱説明書
充電器(アダプタ・ケーブル)なし
Galaxy A53 5GにはUSBアダプタは付属していません。
また、USB Type-Cのケーブルもないので、お持ちでない方は自身で購入が必要です。
SC-53Cのスマホケース
ドコモのGalaxy A53 5Gにはスマホケース・本体カバーが付属していません。
本体保護のため、スマホケースの購入をおすすめします。
SC-53Cの画面保護フィルム
最近、機種によっては最初から画面保護フィルムが貼付されている機種も増えてきましたが、ドコモのGalaxy A53 5Gには貼付されていません。
自身で購入が必要です。
なお、Galaxy A53 5Gは画面内指紋認証なので、フィルムによっては認証エラーが相次ぐ可能性があります。
口コミなどをよく読んでからフィルムを買いましょう。
▼Galaxy A53 5Gの詳細▼
SC-53Cに搭載された機能
搭載便利機能一覧
Galaxy A53 5Gに搭載されている便利機能は以下のとおりです。
機能 | 有無 |
---|---|
おサイフケータイ | ○ |
防水 | ○ |
防塵 | ○ |
ワンセグ | × |
ワイヤレス充電 | × |
指紋認証 | ○ |
顔認証 | ○ |
指紋認証・顔認証対応
Galaxy A53 5Gは指紋認証・顔認証に対応しています。
指紋認証センサーは画面内指紋認証です。
私も(数日しか使っていませんが)指紋を登録して使ってみたところ、うまく認証できないことはありませんでした。
ただし、画面フィルムを貼ると精度が低くなる可能性があります。
フィルムを購入する際にはしっかり口コミなどを読んでから使いましょう。
あまりに安いものを選ぶより、エレコムやミヤビックスなどを買ったほうが良いかもしれません。
防水・防塵対応
Galaxy A53 5Gは防水・防塵にも対応しています。
特に防水はIPX5/IPX8というレベルですので、雨天時の屋外や水回りでの操作も問題ないでしょう。
おサイフケータイ対応
Galaxy A53 5Gはおサイフケータイに対応しています。
センサーは本体背面の右上にあります。
ワンセグ・フルセグ非対応
Galaxy A53 5Gはワンセグ・フルセグには対応していません。
ワイヤレス充電非対応
Galaxy A53 5G SC-53Cはワイヤレス充電には対応していません。
スクリーンショットの撮り方
Galaxy A53 5G SC-53Cでスクリーンショットを撮るには、電源ボタンと音量ボタンの下を同時に押します。
Galaxy A53 5Gだけでなく他のAndroidスマホも基本的にこの方法でスクリーンショットが撮れるので覚えておいてください。
SC-53Cの購入/機種変更はこちら
以上、ドコモ版Galaxy A53 5G SC-53Cの詳細でした。
ミドルハイのGalaxyで、CPU性能もカメラもなかなかの性能です。
後継機「Galaxy A54 5G SC-53D」が発売されドコモでの販売は終了しましたが、中古で買っても使えます。
購入はこちらからどうぞ!