本記事ではドコモで発売されたXperia 10 IV SO-52Cの実機レビューとスペックを解説します。
人気のXperiaのミドルスペック機種で、持ちやすいコンパクトさと長く使える安心感が魅力です。
後継機「Xperia 10 V」が発売されてドコモでの販売は終了しましたが、中古で買って自分で機種変更するのもおすすめです。
Xperia 10 IV SO-52Cの在庫
ドコモのXperia 10 IVの在庫
ドコモオンラインショップでXperia 10 IVは終売になりました。
店舗にももうないでしょう。
現在販売中の端末はこちらで確認してください。
詳細:ドコモのおすすめ端末一覧
Xperia 10 IVを端末のみ購入
Xperia 10 IV SO-52Cはドコモ以外で端末のみの購入も可能です。
楽天市場やAmazonで端末のみを購入できますし、家電量販店でも購入できます。
また、中古スマホ店(イオシスやじゃんぱらなど)でも中古端末や未使用品が安く買えます。
ただし、購入時はどこで販売された端末かを確認しましょう。
ドコモで使う場合はドコモ版のXperia 10 IV SO-52Cか、SIMフリー版(公開市場版)のXperia 10 IVを買いましょう。
他社で使う可能性がある場合はSIMフリー版(公開市場版)か楽天モバイル版を買っておけばどのキャリアでも使えるでしょう。
Xperia 10 IVに自分で機種変更
Xperia 10 IVには自分で機種変更も可能です。
端末を中古スマホ店で買うなどして自分で用意し、SIMを差し替えてデータ移行すれば機種変更は完了です。
格安の中古はもちろん、未使用品も安く購入できます。
Xperia 10 IVへのデータ移行はこちらのページで手順を確認してください。
ドコモで使う場合はドコモ版のXperia 10 IV SO-52Cか、SIMフリー版(公開市場版)のXperia 10 IVを買いましょう。
他社で使う可能性がある場合はSIMフリー版(公開市場版)か楽天モバイル版を買っておけばどのキャリアでも使えるでしょう。
Xperia 10 IV SO-52Cのレビュー
SO-52Cのスペック一覧表
Xperia 10 IV SO-52Cのスペック一覧表は以下のとおりです。
スペック | |
---|---|
本体サイズ (mm) |
高さ153mm 幅67mm 厚さ8.3mm |
本体の 重さ |
約161g |
画面 サイズ |
約6.0インチ |
画面解像度 | 2,520×1,080 (フルHD+) |
バッテリー 容量 |
5,000mAh |
搭載 OS |
Android 12 |
CPU | Snapdrago 695 5G (オクタコア) 2.2+1.8GHz |
メモリー (ROM) |
128GB |
メモリー (RAM) |
6GB |
対応外部 メモリ |
microSDXC (最大1TB) |
有効画素数 (メインカメラ) |
800万(超広角) 1200万(広角) 800万(望遠) |
有効画素数 (サブカメラ) |
800万画素 |
USB 端子 |
USB Type-C |
SIM | nanoSIM×1 |
スペック詳細はドコモ公式サイトでご確認ください。
詳細:Xperia 10 IV SO-52C | スペック | ドコモ
SO-52Cの評判・口コミ
Xperia 10 IV SO-52Cの評判は良いです。
大きな欠点はなく、誰もが安心して使えるスマホになっています。
カメラは前作より随所に進化しており、こだわる方でなければ全く問題ないようですね。
一方、悪い口コミで最も多かったのがドコモ版のみシングルSIM仕様である点です。
また、(Xperiaシリーズはどの機種もそうですが)似た性能の他機種に比べると少し価格が高いとの意見も多かったですね。
- 欠点のない安心感
- カメラが進化、夜景も広角も◎
- コンパクトな縦長サイズ
- 他機種に比べると高い
- ドコモ版だけシングルSIM
Xperia 10 IVの最大の特徴は欠点のない安心感です。
CPUもカメラも十分な性能で細かい点にも手が行き届いています。
指紋認証・おサイフケータイ・防水にも対応しており、誰でも安心して使えるでしょう。
バッテリーの劣化は少なく、いたわり充電にも対応しているので2~3年と長く使えるでしょう。
Xperiaの特徴である21:9の縦長画面も相変わらず人気です。
片手で持ちやすく軽いので、女性にも高評価なようです。
一方、悪い口コミとしては他機種に比べるとやや高いという声が多かったです。
同じミドルスペックのAQUOS sense7より1万円、Galaxy A53 5Gより5,000円高いため、ブランドにこだわりがなければ他機種を選んでもよいでしょう。
また、ドコモ版のXperia 10 IVは唯一シングルSIMに改良されています。
eSIMにも非対応ですし、他社が使う5Gのn77にも対応していません。
最近の機種は大手4キャリアの主要なバンドを網羅することが増えてきましたが、Xperia 10 IVは非対応なので残念がる口コミも多かったです。
Xperia 10 IV SO-52Cの発売日
ドコモにおけるXperia 10 IV SO-52Cの発売日は2022年7月8日(金)です。
同じ日にau・UQモバイル・ソフトバンク・楽天モバイルでも発売されました。
また、のちほどMVNOや家電量販店などでSIMフりー版(公開市場版)のXperia 10 IVも発売されました。
Xperia 10 IVの型番
ドコモ版のXperia 10 IVの型番はSO-52Cです。
SO-51CはXperia 1 IV、SO-53CはXperia Ace IIIです。
ちなみにau版・UQモバイル版はSOG07、ソフトバンク版はA202SO、楽天モバイル版とSIMフリー版(公開市場版)はXQ-CC44です。
- ドコモ:Xperia 10 IV SO-52C
- au:Xperia 10 IV SOG07
- UQモバイル:Xperia 10 IV SOG07
- ソフトバンク:Xperia 10 IV A202SO
- 楽天モバイル:Xperia 10 IV XQ-CC44
本体カラー
ドコモにおけるXperia 10 IV SO-52Cは「ラベンダー」「ミント」「ホワイト」「ブラック」の4種類から選べます。
なお、ラベンダーはドコモ公式オンラインショップ限定カラーで、店舗では買えません。
シムラボでお借りしたのはオンラインショップ限定カラーのラベンダーです。
明るいさわやかなグリーンです。
表面はさらさらな肌触りですが指紋は目立たず、デザイン的にはかなり好きな端末です。
本体外観の写真
Xperia 10 IV SO-52Cの本体外観の写真を載せていきます。
まずは画面側です。
画面サイズは6.0インチで画面占有率は高いですが、やや画面上下にフチがあります。
本体背面は「SONY」と「docomo」「Xperia」のロゴがあります。
本体の表面はさらさらですが指紋は全く目立ちません。
おそらく傷も目立たないので、長く使えると思います。
本体上面には3.5mmイヤホンジャックがあります。
本体底面にはUSB端子(USB Type-C)があります。
充電器・ケーブルは付属していません。
本体の右側面には上から音量ボタン・電源ボタンと指紋認証センサーがあります。
真ん中の黒いのが電源ボタン兼指紋認証センサーです。
本体左側面にはSIMスロットがあります。
SIMピン不要で手で開けられるタイプです。
カメラはわずかに出っ張っています。
平面においてもがたがたはしませんが、カメラの突起部分に傷が集中しやすいのでスマホケースを付けて使うのがおすすめです。
画面サイズは6.0インチ
Xperia 10 IV SO-52Cの画面サイズは6.0インチです。
映画のスクリーンとほぼ同じアスペクト比である21:9の画面で、非常に縦長です。
本体幅は67mmしかないので、片手でも持ちやすいです。
有機ELディスプレイで画面は美しく、音質にもこだわっているので映画を見たり音楽を聴くのにもおすすめです。
リフレッシュレートは60Hz
Xperia 10 IV SO-52Cのリフレッシュレートは最大60Hzです。
リフレッシュレートとは画面に1秒間に描画できる画像の枚数で、数値が大きいほどスクロールした際に画面が綺麗にサクサク表示されます。
通常のスマホは最大60Hzで、Xperia 10 IV SO-52Cも60Hzです。
なお、タッチサンプリングレート(画面が1秒間に何回のタッチに反応するか)は120Hzです。
アウトカメラは3眼レンズ
Xperia 10 IV SO-52Cのアウトカメラはレンズが3つの3眼レンズです。
超広角レンズと望遠レンズも搭載されています。
- 800万(超広角レンズ)
- 1200万(広角レンズ)
- 800万(望遠レンズ)
インカメラは800万画素です。
レンズは画面の上部のフチの中にあるので、画面の表示が邪魔されることはありません。
カメラレビュー/撮影した写真
この章では、Xperia 10 IV SO-52Cで私が実際に撮影した写真を記載します。
まずは風景写真です。
夕方に撮影したため全体が影になってやや暗いですが、きれいに撮影できています。
最近のスマホのカメラは全体的な性能が底上げされているため、普通の写真ではそれほど差がつきません。
Xperia 10 IV SO-52Cは望遠レンズもついているため、ズームにしてもきれいに撮影できました。
まずは2倍ズームです。
続いて3倍です。
続いて5倍です。
2~3倍まではどんなカメラでもだいたいきれいに撮れるのですが、5倍になると機種によって差が明確になってきます。
Xperia 10 IV SO-52Cは5倍でも文字がぼやけず鮮明に撮影されていますね。
実際に5倍で撮影することはあまりないと思いますが、ズームでもこれだけきれいに撮影できれば安心です。
最後は10倍です。
ややぼやけてはいるものの、文字もしっかり読めます。
個人的にはかなりカメラの評価は高いです。
Xperia 10 IV SO-52Cには超広角レンズも搭載されていますので、大自然の風景を撮影する場合などに活用できますね。
超広角にはカメラ画面に出てくる倍率を0.6にすれば切り替えれます。
最後はカメラの性能差が出やすい夜景の写真です。
Xperia 10 IV SO-52Cにはナイトモードがありますが、まずはナイトモードにせずにそのまま撮影した写真はこちらです。
ホーム上はきれいですが、暗い部分は判別できないくらい暗いままです。
一方、ナイトモードをONにした写真はこちらです。
ホーム上の明るい部分は鮮明なままで、背景の暗い部分はやや明るくなっていますね。
夜景の撮影性能はそこそこレベルですが、面倒でもナイトモードに切り替えて撮影した方がきれいなようです。
Xperia 10 IV SO-52Cはカメラの性能はなかなかで、特に望遠ズームの性能はかなり良いと思います。
ただしハイスペック機種のようなきれいな夜景は期待できません。
夜景を撮影する機会はほとんどないのであまり気にする必要はないと思いますが、もう少しきれいに撮影できるスマホがほしい方は、価格は高くなりますがXperia 1 IV SO-51Cがおすすめです。
Xperia以外でもよければ個人的にはXperia 10 IVよりもGalaxy A53 5Gの方がおすすめですね。
SO-52CはSIMフリー/SIMロック解除不要
ドコモで発売されたXperia 10 IV SO-52CはSIMフリー(シムフリー)です。
ドコモで2021年8月27日以降に販売されたスマホは全てSIMロックがかかっていません。
SIMロックはかかっていないので、SIMロック解除不要で他社のSIMを入れてAPN設定すれば問題なく使えます。
なお、ドコモ版のXperia 10 IV SO-52Cはドコモ回線だけでなくau回線・ソフトバンク回線・楽天モバイル回線の主要な4Gバンドを網羅しています。
5Gは使えないキャリアが多いですが、4Gならおそらく他社のSIMでも問題なく使えるでしょう。
SO-52CはnanoSIMのみ/eSIM非対応
ドコモのXperia 10 IV SO-52CはnanoSIMのみのシングルSIMです。
au版・UQモバイル版・ソフトバンク版はeSIMにも対応するデュアルSIM端末ですが、ドコモ版のみシングルSIMなので注意してください。
eSIM版を使いたい方はau版・UQモバイル版・ソフトバンク版も検討しましょう。
Xperia 10 IVはどこで買ってもドコモ・au・ソフトバンク・楽天モバイルの主要な4Gバンドにフル対応しています。
eSIMも利用すれば2つの電話番号を同時に使えるので、スマホ1台で仕事用・プライベート用の電話番号を使い分けられます。
また、電話用とデータ通信用でSIMを分けることも可能です。
ただし、使用前に各キャリアの動作確認端末一覧を確認してください。
また、ドコモ版以外はドコモ5Gバンドのn79に非対応なので、ドコモの5G通信がしたい方はドコモ版を選びましょう。
5G対応
Xperia 10 IV SO-52Cは5G対応のAndroidスマホです。
ドコモで5Gプランに契約している方は、エリア内なら5Gが使えます。
現状はドコモの5Gエリアはまだまだ狭く、5Gでしか楽しめないコンテンツも少ないですが、1~2年もすれば5Gが使えるエリアも広がってきます。
4Gスマホと比べても価格は高くないので、4Gにこだわる必要はありません。
CPUはSnapdragon695 5G
Xperia 10 IVに搭載されているチップセットは、Snapdragon695 5Gです。
aututuの総合ベンチマークスコアは約39.2万でした。
これだけのスコアがあれば、かなり重い3Dゲームを除けば動作はサクサク快適でしょう。
RAMは6GB/ストレージ128GB
Xperia 10 IVのメモリー(RAM)は6GB、ストレージは128GBです。
これだけあれば十分ですね。
特にメモリーRAMが6GBあるのは長く使う方にとっても安心です。
ストレージは初期状態で20GBほど埋まっており、残りは108GBでした。
また、ストレージ容量はSDカードで最大1TB増設可能です。
SO-52CはSDカードが使える
Xperia 10 IV SO-52Cのストレージ容量は128GBです。
最近のスマホの中ではある程度大容量ですが、もし容量が足りなくなったらSDカードを装着することで容量を増設できます。
マイクロSDカードにより最大1TB増設できますので、写真や動画をたくさん保存する場合は利用してください。
SO-52Cはイヤホンジャックあり
Xperia 10 IV SO-52Cには本体上部に3.5mmイヤホンジャックが搭載されています。
有線でイヤホンやヘッドフォンを装着できますし、ハイレゾにも対応しています。
USB端子はUSB Type-C
Xperia 10 IV SO-52CのUSB端子は上下どちらでも挿せるUSB Type-Cです。
ただし、充電器類(USBアダプタ/ケーブル)は付属していません。
USB Type-Cのケーブルをお持ちでない場合は自身で購入が必要です。
SO-52Cの搭載機能
搭載便利機能一覧表
Xperia 10 IV SO-52Cに搭載されている便利機能は以下のとおりです。
有無 | |
---|---|
防水 | ○(IPX5・IPX8) |
防塵 | ○(IP6X) |
ワンセグ | – |
おサイフケータイ | ○ |
指紋認証 | ○ |
顔認証 | – |
ワイヤレス充電 | – |
防水、防塵対応
Xperia 10 IV SO-52Cは防水・防塵に対応しています。
特に防水性能は高く、雨や水回りでの使用も問題ないでしょう。
ワンセグ非対応
Xperia 10 IV SO-52Cはワンセグ非対応です。
指紋認証あり/顔認証なし
Xperia 10 IV SO-52Cには指紋認証センサーが搭載されています。
しかも電源ボタン一体型の物理センサーなのでロック解除の精度やスピードも問題ないでしょう。
シムラボでも実際に登録してロック解除をしてみましたが、スピード・精度ともに問題ありませんでした。
最近は画面内指紋認証の機種が増えてきましたがあまり評判がよくないので、物理センサーがあるのは安心です。
なお、顔認証は搭載されていません。
おサイフケータイ/Felica対応
Xperia 10 IV SO-52Cにはおサイフケータイが搭載されています。
本体をかざすだけで支払いができます。
おサイフケータイのセンサーは本体背面上部の中央部にあります。
かんたんホームにも切替可能
Xperia 10 IV SO-52Cはかんたんホームが搭載されています。
「設定」→「アプリ」→「標準のアプリ」→「ホームアプリ」からホーム画面を切り替えれば、大きな文字で操作がわかりやすいメニュー画面にできます。
高齢者用やガラケーからの乗り換えにもおすすめのスマホです。
スクリーンショットの撮り方
Xperia 10 IV SO-52Cでスクリーンショットを撮るには、電源ボタンと音量ボタンの下を同時に押します。
Xperia 10 IVだけでなく他のAndroidスマホも基本的にこの方法でスクリーンショットが撮れるので覚えておいてください。
電源の切り方・再起動の方法
Xperia 10 IVは電源ボタンを長押ししても電源をOFFにできません。
電源を切る場合は電源ボタンと音量ボタンの上を同時に長押しします。
すると「電源を切る」や「再起動」のボタンが画面に表示されるので、選択してください。
ちなみに電源を入れる際は電源ボタンを長押しするだけでOKです。
アップデートで不具合解消/性能向上
Xperia 10 IVを購入したらすぐにアップデートしましょう。
端末の不具合が解消したり性能が向上したりします。
Wi-Fiに接続したうえで「設定」→「システム」→「システムアップデート」から最新化できます。
データ容量をたくさん消費するので必ずWi-Fiに接続したうえで行ってください。
SO-52Cは他社SIMで使える?
SO-52Cの対応バンド・周波数
ドコモ版のXperia 10 IV SO-52Cの対応バンドは以下のとおりです。
- 5G:n78/n79
- 4G/LTE:B1/3/8/18/19/21/42
- 3G:B1
5G対応
Xperia 10 IV SO-52Cは5Gにも対応しています。
ドコモで5Gプランに契約している方は、エリア内なら5Gが使えます。
現状はドコモの5Gエリアはまだまだ狭く、5Gでしか楽しめないコンテンツも少ないですが、1~2年もすれば5Gが使えるエリアも広がってきます。
4Gスマホと比べても価格は高くないので、4Gにこだわる必要はありません。
ドコモ回線で使える?
ドコモ回線で使用する4G/LTEのバンドはB1・3・19です。
Xperia 10 IV SO-52Cはもちろん全てに対応しています。
また、5Gのn78/n79にも対応しています。
よって、ドコモはもちろん、SIMを挿してAPN設定すればahamoやドコモ回線の格安SIMでも使えるでしょう。
ソフトバンク/ワイモバイルは?
ソフトバンク・ワイモバイル回線で使う4G/LTEのバンドは1・3・8ですが、Xperia 10 IV SO-52Cは全てに対応しています。
また、LINEMOのSIMを差してみたところ自動でAPNが設定されて4G通信ができましたし、通話中も4G表記のままだったのでVoLTEにも対応しているようです。
▼APNも自動で設定▼
ドコモ版のXperia 10 IV SO-52CはSIMロックもかかっていないので、ソフトバンク・LINEMO・ワイモバイルやソフトバンク回線の格安SIMでも通話や4G通信が使えるでしょう。
ただし、5Gのn77には非対応なので、ソフトバンク回線での5G通信はできません。
ソフトバンク回線で使いたい方はソフトバンク版のXperia 10 IV A202SOか楽天モバイル版のXperia 10 IVを買いましょう。
UQモバイル・povo対応
ドコモのXperia 10 IV SO-52Cはau・povo・UQモバイルの4Gバンドにフル対応しています。
シムラボでもauのSIMを差してみましたが、自動でAPNが設定されてすぐデータ通信ができました。
また通話中にも4G表記のままでしたので、au VoLTEにも対応しています。
▼APNも自動設定で使えた▼
よって、povo・UQモバイルやau回線を使った格安SIMでも通話や4G通信が使えるでしょう。
SIMロックもないので、SIMを差し替えてAPN設定すれば使えます。
ただし、au回線が使う5Gのn77には非対応です。
n78には対応しているので全く使わないわけではないですが、au回線の5G通信には期待できません。
au回線でも使いたい方はau版・UQモバイル版のXperia 10 IVか楽天モバイル版を買いましょう。
SO-52Cは楽天モバイルで使える?
Xperia 10 IV SO-52Cは楽天モバイル公式サイトのご利用製品の対応状況確認に記載があり、5G通信以外の主要な機能は使えます。
シムラボでも実際に楽天モバイルのnanoSIMを差してみましたが、自動でAPN設定されて4Gデータ通信や通話ができるようになりました。
SMSも問題なく送受信できました。
▼APNも自動設定で使えた▼
ただし、楽天モバイルの5Gバンドであるn77には非対応なので5Gは使えませんし、ETWSなどの細かい機能にも非対応です。
日常使いに影響はありませんが、不安な方は素直に楽天モバイル版のXperia 10 IVを購入するのがおすすめです。
楽天モバイル版はnanoSIM+eSIMのデュアルSIMで、5Gのn79を含むドコモ・au・ソフトバンクの主要な5G/4Gバンドも網羅しています。
SO-52Cのベンチマークスコア
シムラボでもXperia 10 IV SO-52Cのベンチマークを測定しました。
antutu
antutu(V9.4.3)で測定したXperia 10 IVの総合ベンチマークスコアは約39.2万でした。
Snapdragon690 5Gを搭載したAQUOS sense6 SHG05は31.1万なので、Snapdragon695の方がかなり良いですね。
重い3Dゲームをする方以外は全く問題ないでしょう。
Geekbench
Geekbench 5(5.4.4)によるXperia 10 IVのベンチマークスコアはシングル:668、マルチ:1887でした。
私も数日間に渡ってXperia 10 IVを使いましたが、WEBサイトやSNSの閲覧、アプリの使用においては全く問題ない処理速度でした。
ゲームはしないのでわかりませんが、3Dゲーム以外なら問題ないでしょう。
ただ、カメラにこだわる方や重いゲームをする方はハイスペック機種を買いましょう。
同じタイミングで発売のXperia 1 IV SO-51Cや、型落ちでもXperia 1 III・Xperia 5 IIIがおすすめです。
Xperia 10 IV SO-52Cの付属品
Xperia 10 IVには付属品がありません。
箱に入っているのは説明書類のみです。
充電器(ケーブル/アダプタ)なし
Xperia 10 IV SO-52Cには充電器類がありません。
USBアダプタもUSB Type-Cケーブルも付属していないので、お持ちでない方は自身で購入が必要です。
Xperia 10 IVはPD(Power delivery)による最大18Wの急速充電に対応しているので、せっかくならPD対応の充電器・ケーブルを使いましょう。
SO-52Cのスマホケース
最近では簡易のクリアケースが付属するスマホもありますが、Xperia 10 IV SO-52Cにはスマホケースが付属していません。
本体は指紋は目立ちにくいものの、サラサラなのでやや滑りやすいです。
特にカメラ部分は少しだけ出っ張りがあり傷が集中しやすいので、スマホケースを装着して使うのがおすすめです。
SO-52Cの画面フィルム
最近では出荷時から画面フィルムが貼られている機種もありますが、Xperia 10 IV SO-52Cにはフィルムが付属していません。
傷防止のため画面フィルムの購入もおすすめします。
ドコモ版SO-52Cと他社版の違い
Xperia 10 IVはドコモ以外にau・UQモバイル・ソフトバンク・楽天モバイルでも発売されました。
UQモバイル版とau版は同じ仕様なので、種類は大きく4つです。
大きな違いは「eSIM」「対応バンド」「カラー」です。
<Xperia 10 IVの違い>
ドコモ SO-52C |
au・UQ SOG07 |
楽天・ SIMフリー |
SoftBank A202SO |
|
---|---|---|---|---|
SIM | nanoSIM のみ |
nanoSIM +eSIM |
||
5G バンド |
n78/79 | n3/28 77/78 |
n3/28 77/78 /79 |
n3/28 77/78 |
4G バンド |
B1/3/5/8 12/18/19 21/39/42 |
B1/3/8 18/19 |
B1/3/4 /5/8/12 18/19/21 38/41/42 |
B1/3/4 8/12/18 19/41/42 |
ドコモ版のみeSIM非対応
最大の違いがSIMスロットです。
ドコモ版以外はnanoSIMに加えてeSIMも使えるデュアルSIMですが、唯一ドコモ版のみnanoSIM×1のシングルSIMです。
普通の方はシングルSIMで問題ありませんが、デュアルSIMであれば2枚のSIMを1台のスマホで使えます。
例えば仕事用・プライベート用で2つの電話番号を使い分けたり、電話とデータ通信でSIMを分けることもできます。
Xperia 10 IVは他社の主要な4Gバンドにも対応しているので、デュアルSIMの活用の幅が広いです。
本体カラーも異なる
端末の本体カラーも異なります。
ドコモ版とau版・UQモバイル版・楽天モバイル版はミント・ブラック・ホワイト・ラベンダーの4色が選べますが、ソフトバンク版はラベンダーが選べません。
ソフトバンク版は3色展開です。
また、MVNO/家電量販店で発売されたSIMフリー版(公開市場版)はブラック・ホワイトのみです。
対応バンドも異なる
端末が対応する対応バンドも異なります。
表に記載のとおり、どの端末もドコモ・au・ソフトバンク・楽天モバイルが使う主要な4Gバンドを網羅しています。
Xperia 10 IVはどこで買ってもSIMロックがかかっていないので、他社SIMを挿してAPN設定すれば通話や4Gのデータ通信ができます。
ただし、5Gバンドは異なります。
ドコモの5Gバンドであるn78/n79のどちらにも対応しているのはSIMフリー版(公開市場版)とドコモ版・楽天モバイル版のみです。
au・UQモバイル・ソフトバンク版はn77/n78に対応しているので、ドコモ以外のキャリアの主要な5Gバンドには対応しています。
SIMフリー版(公開市場版)と楽天モバイル版はドコモ・au・ソフトバンク・楽天モバイルが使う主要な4G/5Gバンドを網羅しています。
なお、バンドが対応していれば使えるとは限りません。
使用時は必ず各キャリアの動作確認端末一覧に従ってください。
SO-52Cの購入・機種変更はこちら
以上、ドコモで発売のXperia 10 IV SO-52Cの解説でした。
人気のXperiaのミドルスペック機種で、持ちやすいコンパクトさと長く使える安心感が魅力です。
Snapdragon695 5G搭載で性能もなかなかなので、ガンガンスマホを使う方にもおすすめです。
後継機「Xperia 10 V」が発売されてドコモでの販売は終了しましたが、中古で買って自分で機種変更するのもおすすめです。
購入はこちらからどうぞ!