本記事ではirumoの容量追加について解説します。
irumoで既定のデータ容量を使い切ると速度制限がかかりますが、データ容量を追加チャージすることで速度制限を解除できます。
ただし、irumoの容量追加は割高で使い勝手もよくないので、他の方法で追加するのもおすすめです。
irumoで容量追加する方法
容量追加で速度制限を解除
irumoで契約プランのデータ容量(0.5GB/3GB/6GB/9GB)を使い切ると、速度制限がかかります。
制限時の速度は0.5GBプランが最大128kbps、3GB以上のプランは最大300kbpsと遅いです。
ただし、容量を追加購入すれば速度制限を解除できます。
容量追加のやり方/方法
irumoの容量追加はオンライン(ドコモオンライン手続き)、電話、ドコモショップで手続可能です。
わざわざ電話したり店舗に行くのは面倒なので、オンラインで手続しましょう。
オンラインなら24時間いつでも追加できて、手順も簡単です。
<irumoの容量追加のやり方>
また、my docomoのトップページのデータ通信量のグラフの下に「1GB追加」「スピードモードの設定」というメニューが表示されるので、そこからも手続きできます。
irumoの容量追加はいくら?
irumoの容量追加は1GBあたり税込1,100円です。
ドコモと同じ金額ですね。
容量追加は「1GB追加オプション」と「スピードモード」の2種類がありますが、どちらの場合も容量追加の料金は1GBあたり税込1,100円です。
1GB追加オプション
前章のとおり、irumoの容量追加には2つの方法があります。
おすすめは「1GB追加オプション」です。
その名のとおり、1GBの容量を都度、手動で追加する仕組みです。
高速通信の容量が残っている状態で予約購入することもでき、追加しなかった場合は自動でキャンセルされて料金はかかりません。
スピードモードとは
もう一つ、スピードモードにより容量を追加する方法があります。
スピードモードとは、容量を使い切ったら、あらかじめ設定した上限まで容量を自動で追加する仕組みです。
上限は1GB~10GBまでの間は1GB単位で設定できますし、10GBで足りない場合は無制限にも設定可能です。
例えば、「今月はデータ容量が足りなそうだな…」という場合に、スピードモードによりあらかじめ2GBを上限にして容量追加を設定しておきます。
基本容量を使い切った後も、2GBまでなら高速通信が可能です。
万が一、2GB追加を設定しておいて実際は0.5GBしか使わなかった場合も、1GB分の料金しか請求されません。
なお、スピードモードは一度設定すると、設定を解除しない限り翌月以降も設定が継続されます。
不要な場合は解除しましょう。
1GB追加オプションとスピードモードの違い
1GB追加オプションとスピードモードの違いは以下のとおりです。
簡単に言えば、スピードモードは1GB追加オプションを上限回数まで繰り返し自動で購入できる仕組みと言えます。
1GB追加 オプション |
スピード モード |
|
---|---|---|
容量追加 の料金 |
1GB/1,100円 | |
事前予約 の可否 |
〇 | |
追加できる 容量 |
1GBずつ | 1GB~10GB (1GB単位) または無制限 |
利用期間 はいつまで? |
購入月の月末 |
追加した容量はいつまで使える?
irumoで追加購入した容量は、購入した月の月末までしか使えません。
購入月に使いきれなくても、翌月に繰り越しはされません。
ただし、スピードモードを設定している場合、例えば2GBの追加を事前に設定していて0.5GBしか使わなかった場合、料金は1GB分の1,100円しか請求されません。
同じく、無制限に設定しておいて1.5GBしか使わなかった場合も、料金請求は2回分の2,200円のみです。
irumoの容量追加の注意点
容量追加にdポイントが使える
1GB追加オプション、スピードモードの料金にはdポイントが使えます。
1GB/1,100円の追加が1,100ポイントで充当できます。
ただし、dポイントで充当する場合は「速度制限がかかった後、または確実に速度制限かかると確信した後に、1GBずつ購入」するのがおすすめです。
dポイントで支払う場合、あらかじめ2GB以上の購入を予約できます。
しかし、当月に0.5GBしか使わなかった場合、1GB分の1,100ポイントは返還されるのではなく、翌月以降の追加チャージに繰り越されます。
最大6か月間繰り越されるので、6カ月の間に再度容量追加をする機会があればよいのですが、なければdポイントは無駄になってしまいます。(ポイントで再度追加購入すれば期限は延長)
無駄になる恐怖におびえながら有効期限や残量を管理するのは面倒なので、自分なら都度購入すると思います。
追加した容量は繰り越し不可
irumoの「1GB追加オプション」「スピードモード」で追加した容量の有効期限は購入した月の月末までです。
使い切れなくても翌月には繰り越されないので注意してください。
irumoの容量追加は高い
irumoのギガ追加は1GBあたり1,100円で、他社に比べてもかなり割高です。
<主要格安SIMの容量追加>
キャリア | 容量追加 |
---|---|
irumo | 1GB/1,100円 |
UQモバイル | 100MB/220円 500MB/550円 |
ワイモバイル | 500MB/550円 |
mineo | 100MB/55円 |
IIJmio | 1GB/220円 |
ahamo | 1GB/550円 |
LINEMO | 1GB/550円 |
irumoは1GBで1,100円かかるのに対し、IIJmioは220円で1GB、ahamoやLINEMOは550円で1GB買えます。
OCNモバイルONEもアプリで追加すれば550円で1GBでした。
また、基本料金と比べても割高です。
例えば各種割引を適用した場合のirumoの3GBプランの基本料金は880円なので、1,100円で1GB追加するだけで料金が倍以上になってしまいます。
irumoの容量チャージは他のMVNOやオンライン専用ブランドに比べると高いので、できるだけ超過しないようにデータ容量を管理しましょう。
データ量到達通知サービスが便利
irumoには「データ量到達通知サービス」が用意されています。
これは、データ使用量が一定数に達した場合にメールでお知らせしてくれる機能です。
できるだけ容量超過をしないよう、irumo契約後には必ず申し込んでおきましょう。
通知タイミングはプランによって異なります。
<データ量到達通知のタイミング>
通知タイミング | |
---|---|
0.5GB | ・残り200MB ・残り0MB |
3GB 6GB 9GB |
・残り1GB ・残り0MB |
3GBプランの場合、2GB使ったタイミングと残りが0になったタイミングで通知してくれます。
データ量到達通知サービスは利用料金が無料ですが、申し込みをしないと使えないので必ず申し込んでおきましょう。
通知先はドコモメール以外のアドレス(Gメールなど)にも設定できます。
お得にギガを追加する方法
前章のとおり、irumoのデータ追加はかなり高く、使い勝手も悪いのでオススメしません。
しかし、どうしても容量が足りなくなってしまう人は、irumoで容量を追加するより他社のSIMを併用するのもおすすめです。
最近発売されたスマホのほとんどは、2枚のSIM(またはSIMとeSIM)を同時に使えるデュアルSIMに対応しています。
iPhoneはiPhone XS/XR以降はSIMとeSIMが使えますし、最近のAndroidスマホも多くがデュアルSIMに対応しています。
データ容量が安い他社のSIMをirumoと併用し、1台のスマホで使い分けましょう。
併用のおすすめはpovo2.0です。
povo2.0は基本料金が無料で、必要な時だけデータを購入(トッピング)して使うタイプのキャリアです。
使わないときは料金がかからないので、とりあえずスマホに入れておきましょう。
最大で180日間程度は課金しなくても解約されることはありません。
そして、irumoのデータ容量が足りなくなったときだけトッピングし、データ通信をirumoからpovo2.0に切り替えて使いましょう。
povo2.0のトッピングは1GBが390円で購入できるので、irumoの1,100円より断然安いです。
有効期限は7日間ですが、月をまたいで使用できます。
また、たくさんのデータを使いたい時は24時間使い放題が330円で追加できます。
24時間とありますが、有効期限は翌日の23:59までなので、最大で48時間使い放題にできます。
詳細:povo2.0公式サイト
irumoの契約はこちら
以上、irumoの容量追加/ギガ追加についての解説でした。
irumoは速度制限がかかっても、データ容量を追加すれば速度制限を解除できますが、irumoの容量追加は割高で使い勝手もよくないので、他の方法で追加するのもおすすめです。
irumoは公式オンラインサイトで申し込めば契約事務手数料が無料です。
店舗だと3,850円かかるので、必ずirumo公式サイトで申し込みましょう。
また、irumoは常時お得なキャンペーンを実施しています。
契約時やプラン変更時には必ず最新のキャンペーン情報を確認してください。