本記事では、irumoが海外で使えるかを解説します。
irumoはオプションに加入すれば海外でもそのまま使えますが、料金は少々割高です。
個人的には楽天モバイルやahamoを使うのが断然おすすめです。
イルモは海外で使える？
世界そのままギガが使える
irumoはオプション「世界そのままギガ」を契約すれば、そのまま海外でも使えます。
「世界そのままギガ」とは、ドコモを契約している人が、契約プランのデータ量を海外でも使えるオプションサービスです。
irumoでもこの「世界そのままギガ」が使えます。
世界そのままギガにはどの国でも使える1日980円で使える「通常プラン」と、国・地域は限定されるものの利用期間に応じて割引される「国・地域限定割プラン」が選べます。
＜世界そのままギガ＞
| 料金 | 使える 国・地域 |
|
|---|---|---|
| 通常プラン | 1日980円 | 200以上 |
| 国・地域 限定割プラン |
1時間：200円 24時間：980円 2日間：1,780円 など （最大30日まで） |
70以上 |
世界そのままギガは、あらかじめ専用アプリから何日間使うか指定（利用予約）しておきます。
予約した時間を過ぎると自動でデータ通信と課金は止まるので、「知らないうちに高額請求がきた」という心配はありません。
もちろん、利用予約で指定した時間を過ぎた後に使いたい場合も、あらたにアプリから設定ができます。
irumoを海外で使う料金
世界そのままギガには2つのプランがあり、料金が異なります。
日本からの主要な渡航先はほとんど「国・地域限定割プラン」の対象国になっているので、基本的には「国・地域限定割プラン」を選ぶ場合が多くなるでしょう。
通常プラン
通常プランは、200以上の国・地域で、1時間で200円、または1日あたり980円で使えるプランです。
使える地域数は多く、マイナーな国・地域でも使えます。
ただし、日本からの主要な渡航先はほとんど国・地域限定割プランに含まれているので、こちらのページで渡航先がどちらのプランか確認してください。
国・地域限定割引プラン
国・地域限定割引プランとは、特定の国・地域の場合に2日以上使うと料金が自動で割引になるプランです。
2日以上使う場合、通常プランは1日あたり980円ですが、国・地域限定割引プランなら2日以上なら割引が適用されて若干安く使えます。
国・地域限定割引プランの対象の国・地域内なら国・地域をまたいでもそのまま使えます。
ただし、対象外のエリアにいくとデータ通信ができなくなるので注意してください。
その場合はアプリから通常プランの申し込みが必要です。
渡航先が国・地域限定割引プランの対象かどうかはこちらのページで確認してください。
海外で使う設定方法
irumo契約者が世界そのままギガを使って海外で通信する場合、申し込みと設定が必要です。
- My docomoから申し込み
- 専用アプリをインストール
- アプリで利用予約
まず、My docomoから世界そのままギガのオプション契約が必要です。
オプションを契約しただけでは料金は発生しませんので、よく海外に行く人はオプションを契約したままにしておきましょう。
オプション契約後に、専用アプリ「ドコモ海外利用」をインストールします。
インストール完了後、アプリ上でプランやデータ通信を行う時間を指定し「利用予約」をします。
また、海外で使用する際には端末の設定も必要です。
iPhoneの場合、「設定」→「モバイル通信」→「通信のオプション」をタップし、データローミングをONにしてください。
Androidスマホは機種によって少し画面が異なりますが、「設定」→「ネットワークとインターネット」→「SIM」を選択し、海外で使うirumoのSIMをタップしたあと、ローミングをONにします。
設定手順はこちらも参考にしてください。
世界そのままギガの注意点
海外でも契約容量を消費
世界そのままギガは、irumoの契約容量をそのまま海外でも使えるようにするオプションです。
そのため、海外で通信するごとにデータを消費し、データ容量がなくなると通信制限がかかります。
海外に行くことが分かっている場合は、前月のうちに容量の大きいプランに変更してきましょう。
容量がなくなっても追加購入すれば使えるようになりますが、irumoの容量追加は1GBで1,100円とかなり割高です。
通信制限時の最大速度は国内と同じで、0.5プランは最大128kbps、3GB以上のプランは最大300kbpsです。
最大で月30GBまでしか使えない
「世界そのままギガ」は1カ月で最大30GBまでしか使えません。
海外で使ったデータ容量が30GBを超えると、通信制限がかかります。
通信制限時の最大速度は国内と同じで、0.5プランは最大128kbps、3GB以上のプランは最大300kbpsです。
そもそも、irumoで30GB以上使うのはかなり損なので、ahamoや他の海外データ通信サービスを利用しましょう。
海外の速度制限
海外で通信する場合にも、以下の場合には速度制限がかかります。
- irumoの容量がなくなった
- 30GB以上使った
海外で通信制限がかかった場合の最大速度は国内と同じで、0.5プランは最大128kbps、3GB以上のプランは最大300kbpsです。
最大300kbpsだとほとんど何もできないので、速度制限がかからないように管理しましょう。
専用アプリのインストールが必要
世界そのままギガを使うには、My docomoからオプション契約をしたうえで、アプリで利用予約が必要です。
利用予約や時間の指定はアプリからしかできませんので、日本にいる間にアプリをインストールしておきましょう。
また、海外についてから使う場合にはWi-Fi環境が必要になります。
いざ使いたいときにWi-Fi環境下にいないと利用開始ができないので、飛行機の到着時刻から使えるように設定しておくか、Wi-Fiが使えるうちに設定しておきましょう。
なお、利用開始予定時刻から24時間以内であれば、端末の「データローミング」を「オン」にした時刻から予約したプランが利用開始されるため、損にはなりません。
利用開始時刻は少々早めに設定しておき、空港に着いたらデータローミングをONにすれば無駄なく使えます。
海外なら他社がおすすめ
ここまでirumoを海外で使う手順を解説しましたが、正直いってirumoを海外で使うのは損です。
個人的には海外旅行用には5GB以下なら楽天モバイル、5GB以上使うならahamoがおすすめです。
5GB以下なら楽天モバイル
最もおすすめなのは海外旅行用に楽天モバイルを併用することです。
楽天モバイルは月のデータ使用量が3GBまでなら月額1,078円で使えますが、月2GBまでは海外でも通信できます。
よって、海外で使うデータ容量が2GBまでなら1,078円で使えるのです。
もし2GB以上使う場合も、1GBあたり500円で追加できます。
5GB以上使う場合は次章で解説するahamoがお得ですが、5GB以下なら楽天モバイルがお得です。
海外はWi-Fi環境も日本より整備されているので、5GBあればほとんどの旅行は問題ないでしょう。
私の友人もヨーロッパ旅行時に楽天モバイルを利用しましたが、データ使用量は1日400MBほどだったので5日程度までなら1,078円で使えます。
データ通信速度も快適で、使えない／繋がらない場面はありませんでした。
楽天モバイルは初期費用も無料で最低利用期間や違約金もないので、海外旅行用に契約し、irumoのSIMと併用するのもおすすめです。
海外で楽天モバイルを使ったレビューや設定など、詳細はこちらの記事にまとめています。
たくさん使うならahamo
海外のデータ通信にはahamoもお得です。
ahamoは月額2,970円で20GBのデータ通信が使えますが、この容量は海外でも使えます。
ahamoは2,970円で海外で20GB使えるので、5GB以上使う場合は楽天モバイルよりahamoの方がおすすめです。
また、ahamoは海外の82の国と地域で使えるので、使える地域が楽天モバイルより少しだけ多いです。
楽天モバイルも主要な旅行先はほぼ網羅していますが、楽天モバイルにない地域もahamoなら使える場合があるので、ahamoも探してみましょう。
詳細：ahamo公式サイト
ただし、ahamoは月20GBで2,970円のプランしかないので、4～5日の滞在であまりデータを使わない場合は楽天モバイルの方が断然お得です。
また、ahamoは海外で連続して使えるのは15日までです。
それ以上の長期滞在の場合はデータ容量が残っていても海外では速度制限がかかるので、自身の用途に応じて選びましょう。
詳細：ahamo公式サイト
海外で最初にデータ通信を利用した日（日本時間）を起算日として15日経過後の日本時間0時以降に、海外では通信速度が送受信最大128kbpsとなります。本速度制限は、利用可能データ量を追加購入しても日本に帰国しデータ通信を行うまで解除されませんのでご注意ください。
引用：ahamo公式サイト
irumoのお得な申し込みはこちら
以上、irumoを海外で使う方法の解説でした。
irumoはオプション「世界そのままギガ」を契約すれば海外でもそのままデータ通信ができます。
ただし、料金は少々割高なので、個人的には海外旅行用に楽天モバイルやahamoを契約するのがおすすめです。
irumoはドコモショップでも申し込みが可能ですが、公式サイトからオンラインで申し込めば契約事務手数料が無料になるので、契約は必ずirumo公式サイトから行ってください。
