本記事では楽天モバイルのデータ通信を海外で使ってみた感想と設定手順を解説します。
今回使用したのはヨーロッパですが、楽天モバイルは72の国と地域で使えます。
2GBまでなら追加料金不要で使えて設定手順も簡単ですし、実際に使ってみるとうれしい誤算もありました。
今なら楽天の三木谷社長の従業員紹介キャンペーンを利用すると最大14,000円分のポイント(新規契約は7,000ポイント)が貰えるため、海外旅行用に契約するのにはかなりお得です。
楽天モバイルの海外ローミング
海外ローミングが使える国
楽天モバイルでは海外でもローミングできます。
海外ローミングとは、日本で契約しているスマホ回線を海外でも使うことです。
ドコモ・au・ソフトバンク・楽天モバイルは海外の通信会社と提携しており、海外でも提携キャリアの設備を借りて通信ができます。
楽天モバイルでは2024年6月12日時点で海外の73の国と地域で海外ローミングができます。
以下、通信できる国と地域を列挙しておきます。
<楽天モバイルが使える国と地域>
主要な国はほとんど含まれています。
アメリカ本土やハワイ、イギリス・イタリア・ギリシャ・スペイン・フランス・ドイツなどのヨーロッパの国々、中国・韓国・台湾・香港などのアジアの国と地域、オーストラリア、ロシア、インドなどでも使えます。
今回はスペインとフランスで使いました。
2GBまで追加料金不要で使える
楽天モバイルを海外で使う際、2GBまでは追加料金不要で使えます。
そもそも現在の楽天モバイルの料金プランは使ったデータ容量に応じて料金が決まる従量課金制のプランで、データ使用量が3GBまでなら料金は月額1,078円です。
海外では月2GBまで追加料金不要で使えるので、2GB以下に抑えれば月額料金は1,078円しかかかりません。
また、データ使用量は1カ月単位なので、月をまたいだ場合は使用量がリセットされます。
例えば3月25日から4月5日まで海外旅行した場合、3月で2GB、4月で2GBの合計4GBまで追加料金不要で使えます。
海外はフリーWi-Fiが使えることも多いので、公共交通機関やホテルではできるだけWi-Fiに接続して楽天モバイルの海外ローミング容量を節約しましょう。
海外でテザリングも可能
楽天モバイルを海外で使用している際も、日本と同様にテザリングができます。
テザリングの使い方や設定手順は日本にいる際と同じです。
スマホからテザリングすればPC、タブレットやゲーム機でデータ通信ができます。
また、複数人で海外旅行する場合は誰かのスマホに楽天モバイルを入れておき、残りの人は楽天モバイルのスマホからテザリングして通信する、といったことも可能です。
(個人的にはテザリングは切れやすいうえに、常に一緒にいないと通信できないのであまりおすすめしませんが…)
ただしデータをたくさん使いすぎるとすぐに2GBを使い切ってしまい、速度制限がかかってしまうので注意してください。
海外で無料で使えるのは2GBまでです。
海外のデータ通信量の確認方法
海外でのデータ使用量はアプリ「my 楽天モバイル」から確認できます。
海外渡航前にアプリをインストールしてログインしておきましょう。
無料の容量があと何GB残っているかは、トップページの「パートナー回線(海外)」の欄で確認できます。
下図の場合はあと0.4GB残っていますね。
詳細ページに行くと当月/先月の合計使用量も確認可能です。
▼当月の合計使用量も確認可▼
また、日別の使用量も可能です。
▼日別の利用量も確認可能▼
海外で2GB使うと通信制限
楽天モバイルは海外で2GB使うとデータ通信速度が最大128kbpsに制限されます。
128kbpsの速度は文字だけのLINEやメールが送れるくらいで、WebサイトやSNSを閲覧するのは非常に難しくなります。
海外はフリーWi-Fiが使えることも多いので、公共交通機関やホテルではできるだけWi-Fiに接続して楽天モバイルの海外ローミング容量を節約しましょう。
また、2GB使い切ったあともデータ容量を追加購入すれば速度制限を解除できます。
データ追加は1GBあたり500円
容量追加購入で速度制限解除
楽天モバイルは海外で2GBを使い切ると通信制限/速度制限がかかかりますが、1GBあたり税込500円で容量を追加すれば速度制限を解除できます。
容量の追加購入はアプリから簡単に手続きでき、購入するとすぐにデータがチャージされて速度制限が解除されます。
1GBあたり500円で容量を追加できるのは安いです。
今回は海外で4.5GBほど使いましたので、無料容量2GBに加えて1GB追加×3回で乗り切れました。
もともと楽天モバイルを契約していたので、海外でのデータ通信にかかった費用は追加チャージの1500円のみです。
例えば海外のWi-Fiで有名な「イモトのWi-Fi」だと、4Gのヨーロッパ周遊プランで最安で1日あたり1,880円かかります。
今回は12日ほど旅行したのでイモトのWi-Fiなら最安でも2万円近くかかっていましたが、楽天モバイルなら1500円で済みました。
基本料金を含めても2600円程度なので、その安さは圧倒的です。
海外に行く直前に契約できる
楽天モバイルのメリットは、海外に行く直前に契約できることです。
楽天モバイルは通常のSIMカードに加え、eSIMも契約できます。
eSIMなら最短3分で契約が完了して使えるようになるので、空港に向かう電車やバスの中でも契約できます。
もちろん普通のSIMカードでも契約から発送まで早く、最短で3日ほどで使えるようになります。
もし間に合わない場合は大変なことになるので余裕をもって手続してほしいのですが、万が一海外用のルーター・Wi-Fiの契約を忘れていた場合も楽天モバイルならすぐに使えます。
初期費用無料、違約金もなし
楽天モバイルの初期費用は無料です。
契約事務手数料やSIMカード発行手数料はかかりません。
また、最低利用期間(縛り期間)もありませんし、違約金/解約金もない(※)ので、海外旅行の間だけ契約することも可能です。(※:申し込み後1年以内に解約し、かつ回線の利用実態がない場合を除く)
ただし、短期解約はあまりおすすめしません。
楽天モバイルは3GBまで月額1,078円で使えますし、国内通話は無料でかけ放題です。
最近のスマホは2枚のSIMを同時に使えるデュアルSIMに対応しているので、海外から帰国した後もメインの回線と併用し、サブ回線として使うのもおすすめです。
キャンペーンで実質無料も可能
楽天モバイルの契約時にはお得なキャンペーンが適用できます。
SIM/eSIMのみを契約する場合、SIMの契約が初めてならキャンペーンにより10,000円相当以上の楽天ポイントが還元されることが多いです。
キャンペーンの詳細はこちらにまとめています。
もちろんスマホやモバイルルーターとセットで契約するのもお得です。
iPhoneやAndroidスマホも1万円以上の還元が受けられます。
現在実施中のお得なキャンペーンはこちらの記事にまとめています。
ルーターも海外で使える
例えば家族で海外に旅行に行く際は、渡航者全員がそれぞれ楽天モバイルを契約してスマホに入れて使うよりは、ルーターに楽天モバイルのSIMを入れて持ち歩き、それぞれのスマホをルーターに接続したほうが便利です。
ルーターに入れて楽天モバイルを使った場合も、スマホと同様に海外で使えます。
ただし、楽天モバイルに対応したルーターは多くありません。
楽天モバイルではRakuten WiFi Pocket Platinumが1円で購入できますので、渡航前に楽天モバイルの契約とセットでRakuten WiFi Pocket Platinumを買って使うのがおすすめです。
Rakuten WiFi Pocket Platinumを1円で買える条件はこちらにまとめています。
詳細:楽天モバイルのRakuten WiFi Pocket Platinumが1円
楽天モバイルを海外で使ったレビュー
ここでは実際に海外(スペイン/フランスなど)で使ったレビューをまとめます。
通信速度は十分速い
海外で使っていた際、通信速度は常時快適でした。
日本での楽天モバイルといえば「つながらない」といっうイメージが強いです。
最近は楽天回線エリアも広がり、人口カバー率も99%を超えてかなり使えるようになりましたが、それでも「地下や建物の中で圏外になりやすい」といった口コミも多いです。
しかし、海外では楽天モバイルの電波ではなく現地キャリアの通信設備を使うためか、通信品質は常時快適でした。
圏外になる、速度が遅いと感じたこともなく、滞在中を通して全く問題なく使えました。
ちなみに同行者はauの海外プランを使っていたのですが、端末が古いせいか3G表記になることが多く、ストレスを感じていたようでした。
それに対し楽天モバイルのSIMはiPhone12 miniに入れて使っていたのもあってか、常時快適で満足のいく通信品質でした。
料金はイモトのWiFiの10分の1
楽天モバイルは海外でのデータ通信も2GBまでは無料です。
さらに2GB使い切っても1GBあたり500円で容量を追加できるのは安いです。
今回は海外で4.5GBほど使いましたので、無料容量2GBに加えて1GB追加×3回で乗り切れました。
もともと楽天モバイルを契約していたので、海外でのデータ通信にかかった費用は追加チャージの1500円のみです。
ちなみに、イモトのWiFiを調べてみると、ヨーロッパで2か国以上使う4Gプランだと以下の3つです。
- 500MB/日:1880円/日
- 1GB/日:2,080円/日
- 使い放題:2,580円/日
イモトのWiFiは最安でも1日1,880円かかるので、今回の旅行で使っていれば2万円以上かかるところでした。
しかし、楽天モバイルなら1,500円しかかかっていませんし、基本料金を含めても2,578円なので圧倒的な安さです。
次回海外旅行に行く際も楽天モバイルを使うと思います。
料金面のうれしい誤算も
さらにうれしい誤算がありました。
今回は海外で4.5GBほど使いましたが、請求額は「基本料金2,178円+追加チャージ分1,500円」で合計3,678円になると思っていました。
楽天モバイルは3GB以上使うと料金が2,178円に上がるため、基本料金は2,178円になると思っていました。
しかし、実際は容量を追加購入して使ったデータ容量は基本容量の消費分に含まれません。
そのため、請求額は「基本料金1,078円+追加チャージ分1,500円」の合計2,578円で済みました。
イモトのWi-Fiを契約していれば2万円近くかかる計算だったので3,678円でも十分安いのですが、実際は2,578円で済んだのでラッキーでした。
海外で使ったデータはどれくらい?
今回の滞在で使ったのは合計約4.5GBでした。
滞在は12日ほどで、日によって使用量に変動はありますが1日平均で400MB弱の使用でした。
移動が多い日はスマホを操作する時間が増えてデータ容量が増え、そうでない日はあまり使っていません。
また、ホテル滞在中は常にホテルの無料Wi-Fiを利用しており、容量を節約しました。
今回は滞在期間が長かったので2GBでは足りませんでしたが、4~5日の旅行なら2GBの無料容量で足りてしまいます。
ただし、これ以上使う場合は次章で解説するahamoの方がいいかもしれません。
これから海外に行く方は是非参考にしてください。
ahamoと楽天モバイルの比較
海外のデータ通信にはahamoもお得です。
ahamoは月額2,970円で30GBのデータ通信が使えますが、この容量は海外でも使えます。
私はもともと楽天モバイルを契約していたので追加チャージ分の1,500円しかかかりませんでしたが、海外旅行用に楽天モバイルを契約して6GB使うと3,000円ほどかかります。
ahamoは2,970円で海外で30GB使えるので、5GB以上使う場合はahamoの方がおすすめです。
また、ahamoは海外の82の国と地域で使えるので、使える地域が楽天モバイルより少しだけ多いです。
楽天モバイルも主要な旅行先はほぼ網羅していますが、楽天モバイルにない地域もahamoなら使える場合があるので、ahamoも探してみましょう。
ただし、ahamoは月30GBで2,970円のプランしかないので、4~5日の滞在であまりデータを使わない場合は楽天モバイルの方が断然お得です。
また、ahamoは海外で連続して使えるのは15日までです。
それ以上の長期滞在の場合はデータ容量が残っていても海外では速度制限がかかるので、自身の用途に応じて選びましょう。
海外で最初にデータ通信を利用した日(日本時間)を起算日として15日経過後の日本時間0時以降に、海外では通信速度が送受信最大128kbpsとなります。本速度制限は、利用可能データ量を追加購入しても日本に帰国しデータ通信を行うまで解除されませんのでご注意ください。
引用:ahamo公式サイト
楽天モバイルを海外で使う注意点
海外で通話/国際電話はできる?
海外から日本に電話をかける
海外にいる際に日本の電話番号に電話をかける場合、Rakuten Linkを使えば通話料は無料です。
Rakuten Linkへの発信はもちろん、固定電話や携帯電話との通話料も無料です。
日本の電話番号なら相手がRakuten Linkを使っていなくても無料なので安心してください。
また、相手が海外にいても日本の電話番号なら無料なので、一緒に旅行した友達同士で連絡を取り合う際も無料で通話できます。
相手がRakuten Linkを使っていなくても、こちらがRakuten Linkからかければ通話料はお互いに無料です。
<Rakuten Linkで無料になる国際通話>
- 日本の固定電話への発信、通話
- 日本の携帯電話への発信、通話
- 日本の電話番号で海外にいる人の携帯電話への発信・通話
ただし、発信時は必ずRakuten Linkを使ってください。
通常の電話アプリを使うと通常の国際電話料金がかかり、高額の請求が来てしまいます。
また、0570のナビダイヤルなど、Rakuten Linkからかけても無料にならない電話番号があります。
詳細はこちらで確認してください。
海外から海外に電話をかける
次は海外滞在中に海外の電話番号に電話をかけるパターンです。
海外旅行中にスマホからホテルやお店に電話をかけるパターンを想像してください。
海外にいる際に海外の電話番号に発信する際、無料になるのはRakuten Link同士のみです。
相手がRakuten Linkを使っていない場合や固定電話の場合は、こちらがRakuten Linkを使って電話をかけても発信側に通常の国際通話料金がかかります。
海外でRakuten Linkを使っている人はほとんどいないと思うので、基本的には通常の国際通話料金がかかると思っておいた方がよいでしょう。
海外旅行中にスマホからホテルやレストランに電話をかけることがあると思いますが、長電話すると高額請求が来ることがあるので注意してください。
日本からの着信を受ける
続いては海外旅行中に日本から電話があった場合です。
海外で使用している端末がAndroidスマホの場合、Rakuten Linkをインストールしデフォルトの電話アプリに設定しておけば、着信料金はかかりません。
発信側がRakuten Linkを使った場合はもちろん、通常の電話アプリからかけてきてもこちら側がRakuten Linkで受ければ、着信料金は無料です。
端末がiPhoneの場合は注意が必要です。
日本にいる相手がRakuten Linkからかけてきた場合、iPhoneではRakuten Linkで着信しますので料金は無料です。
事前にRakuten Linkをインストールしデフォルトの電話アプリに設定しておきましょう。
一方、相手がRakuten Link以外(通常の電話アプリや固定電話)でかけてきた場合、こちらはiPhoneの電話アプリで受けることになります。
この場合、着信した側も通常の国際料金がかかるので注意してください。
例えばiPhoneユーザーが海外旅行中に家族から電話がかかってきた場合、家族がRakuten Linkからかけていれば無料です。
しかし、家族が固定電話や通常の電話アプリからかけていれば国際通話料金がかかり、高額な請求になる場合もあるので注意してください。
国際通話についてはこちらで詳しく解説されています。
Rakuten WiFi Pocket Platinumは海外で使える?
楽天モバイルでは2024年7月にモバイルルーター「Rakuten WiFi Pocket Platinum」を発売しました。
このRakuten WiFi Pocket Platinumも海外で使えます。
Rakuten WiFi Pocket Platinumに楽天モバイルのSIMを入れて持ち歩けば、複数人が同時にローミングできます。
ただし、Rakuten WiFi Pocket Platinumを海外で使うには、Rakuten WiFi Pocket Platinumに接続したパソコンやスマホから管理画面にアクセスし、国際ローミングをONにしなければなりません。
また、帰国後には国際ローミングをOFFにする必要があります。
管理画面への接続や切り替え作業は簡単です。
こちらに手順が載っているので、忘れずに手続しておきましょう。
詳細:Rakuten WiFi Pocket Platinumを海外で使う
Rakuten WiFi Pocket 2Cは海外で使える?
楽天モバイルで発売されたモバイルルーター「Rakuten WiFi Pocket 2C」も海外で使えます。
Rakuten WiFi Pocket 2Cに楽天モバイルのSIMを入れて持ち歩けば、複数人が同時にローミングできます。
これから買うなら後継機「Rakuten WiFi Pocket Platinum」の方がおすすめですが、こちらでも構いません。
ただし、Rakuten WiFi Pocket 2Cを海外で使うには、Rakuten WiFi Pocket 2Cに接続したパソコンやスマホから管理画面にアクセスし、国際ローミングをONにしなければなりません。
また、帰国後には国際ローミングをOFFにする必要があります。
管理画面への接続や切り替え作業は簡単です。
こちらに手順が載っているので、忘れずに手続しておきましょう。
詳細:Rakuten WiFi Pocket 2Cを海外で使う
すでに楽天モバイルを契約している人は、Amazon、楽天市場や中古スマホ店(イオシスなど)でRakuten WiFi Pocket 2Cの本体のみが購入できます。
Rakuten WiFi Pocket 2CはSIMフリーなので、楽天モバイルのSIMを入れればすぐに使えるようになります。
ただ、これから買うならRakuten WiFi Pocket Platinumの方がおすすめです。
価格は同じで、Rakuten WiFi Pocket PlatinumはSIMカードがnanoSIMになり、楽天モバイルのプラチナバンドに対応しました。
詳細:Rakuten WiFi Pocket Platinumをレビュー
海外ローミングでテザリングは?
楽天モバイルを海外で使用している際も、日本と同様にテザリングができます。
スマホからテザリングすればPC・タブレットやゲーム機でデータ通信ができます。
テザリングの使い方や設定手順は日本にいる際と同じです。
ただしデータをたくさん使いすぎるとすぐに2GBを使い切ってしまい、速度制限がかかってしまうので注意してください。
楽天モバイルは海外赴任に使える?
楽天モバイルは海外赴任で使うことも可能です。
ahamoは海外で使用できる連続日数が制限されているので旅行などの短期滞在でしか使えませんが、楽天モバイルは日数の制限はありません。
また、家族間の通話にRakuten Linkを使えば日本との通話も無料なので、高額な国際電話料金を払う必要がありません。
ただし、海外で追加料金不要で使えるのは2GBまでです。
それ以降は1GBあたり500円で容量追加購入が必要なので、データをたくさん使う方は海外でデータSIMを契約したり、プリペイド式のSIMを購入するのがおすすめです。
楽天モバイルは韓国で使える?
楽天モバイルは韓国でも海外ローミングが使えます。
他の地域と同様に、2GBまでなら追加料金不要でデータ通信ができますし、1GBあたり500円で容量を追加購入できます。
日本からも近いので2~3日だけ短期滞在する方も多いと思いますが、その際は楽天モバイルの2GBで十分でしょう。
2GB以内に抑えれば1078円で使えますし、契約時のキャンペーンを利用すれば実質無料以下で使うことも可能です。
海外でLINEは使える?
海外でもLINEは使えます。
LINEはデータ通信を使ったアプリなので、データ通信ができれば日本と同じようにLINEによるメッセージのやり取りやLINEでんわ・LINEビデオ通話が使えます。
国際電話は相手がRakuten Linkでなければ高額の請求が発生する場合があるので、できるだけLINEでんわを使って通話しましょう。
ただしLINEでんわはあまりテータ容量を消費しませんが、LINEビデオ通話はデータをたくさん消費します。
LINEビデオ通話を使う場合はホテルなどのWi-Fiに接続してから使いましょう。
楽天モバイルの海外ローミング設定
ここからは実際に楽天モバイルを海外で使う際の設定手順や注意点を解説します。
今回はiPhoneで使ったのでiPhoneの手順を解説しますが、Androidも基本的には同じです。
端末が使えるか確認
海外渡航前に楽天モバイルを契約する方は、まずは端末が使えるか確認しましょう。
日本国内で楽天モバイルが使える端末は海外でも使えますが、楽天モバイルが使える端末は他社に比べて少ないです。
海外で使えるiPhone
iPhoneならiPhone6S・初代iPhone SE以降の機種なら使えます。
ただしSIMフリーまたはSIMロック解除済みでなければ使えませんので、海外に行く前にiPhoneでデータ通信ができるか確認しておきましょう。
なお、iPhone XS・iPhone XR以降の機種はeSIMにも対応したデュアルSIM端末なので、eSIMを追加するだけで使えるようになります。
もう1台スマホを持っていく必要はありません。
今回も普段はUQモバイルのSIMを入れて使っているiPhone 12 miniに楽天モバイルのeSIMを追加し、海外についたらデータ通信を楽天モバイルに切り替えて使いました。
海外で使えるAndroidスマホ
国内で使えるAndroidスマホなら海外でも使えます。
ただし、Androidスマホは楽天モバイルが使えない機種も多いです。
事前に必ず「動作確認端末一覧」または「ご利用製品の対応状況確認」で楽天モバイルに対応しているか確認しておいてください。
また、AndroidスマホもSIMフリーまたはSIMロック解除済みの端末しか使えません。
使えるモバイルルーター
家族でデータ通信する場合などはモバイルルーターに楽天モバイルのSIMを入れ、そこからスマホにつないでデータ通信するのもおすすめです。
こちらも「動作確認端末一覧」または「ご利用製品の対応状況確認」で端末の対応状況と、スマホにつないでデータ通信ができるかを国内にいる間に確認しておいてください。
なお、これからモバイルルーター(ポケットWi-Fi)を買う方はRakuten WiFi Pocket Platinumがおすすめです。
楽天モバイルで正式に動作確認されているので安心して使えますし、SIM契約とセットなら1円で購入できます。
すでにSIMを契約している人もSIMを追加で契約すれば1円で買えるので、ぜひキャンペーンを利用しましょう。
海外ローミングの設定
楽天モバイルのSIM/eSIMと端末を用意できたら、日本にいる間にデータ通信やRakuten Linkによる通話ができるか確認しておきましょう。
日本でデータ通信ができれば海外でも使えます。
また、海外ではRakuten Linkの認証ができない場合があるので、必ず国内でRakuten Linkが使える状態にしておきましょう。
また、渡航前には「my楽天モバイル」とiPhone本体の設定が必要です。
my 楽天モバイルの設定
まず、海外に行く前にアプリ「my 楽天モバイル」から海外ローミングの設定をしておきます。
「my 楽天モバイル」アプリを開き、最下段の「契約プラン」をタップします。
その後、「国際通話・国際SMS」と「海外ローミング(データ通信)」をONにしてください。
ONにした後は確認画面が出るので「変更する」をタップすれば完了です。
ちなみに最上段はONにしませんでした。
私はほとんど電話もかかってきませんので、万が一海外でRakuten Linkアプリに電話がかかってきて高額請求がされるのが怖かったので、最上段はOFFのままでした。
iPhone本体の設定
海外についたら、iPhone本体から海外ローミングの設定を行います。
「設定」→「モバイル通信」→「通信のオプション」をタップし、データローミングをONにしてください。
これだけで海外の通信キャリアの電波をつかみ、データ通信ができるようになるはずです。
帰国後はデータローミングをOFFに戻してください。
Androidスマホ本体の設定
Androidスマホを使う場合も、海外到着後に海外ローミングの設定が必要です。
「設定」→「ネットワークとインターネット」→「SIM」を選択し、自身が海外で使いたいSIMをタップします。
ローミングをONにします。
帰国後はローミングをOFFに戻してください。
帰国後の海外ローミング設定
海外から帰国した後は、海外ローミングをOFFに戻します。
my 楽天モバイルにアクセスし、「国際通話・国際SMS」と「海外ローミング(データ通信)」をOFFにします。
OFFにした後は確認画面が出るので「変更する」をタップすれば完了です。
その後、端末のローミングもOFFにします。
iPhoneは「設定」→「モバイル通信」→「通信のオプション」をタップし、データローミングをOFFにします。
▼ここをOFFに戻す▼
Androidは「設定」→「ネットワークとインターネット」→「SIM」をタップし、海外で使ったSIMを選択したうえでローミングをOFFにします。
楽天モバイルのキャンペーン情報
楽天モバイルでは常時お得なキャンペーンを実施しています。
海外旅行用に楽天モバイルを契約する方は、必ずキャンペーンを利用して契約しましょう。
現在は以下の手順で契約するのが最もお得です。
- 各種キャンペーンにエントリー
- 公式サイトで契約
→初めてならマジ得フェスティバル
→2回線目以降なら紹介キャンペーン
詳細:キャンペーン・特典一覧
エントリーでポイント還元
楽天モバイル契約時には、必ず事前に以下に全てエントリーしましょう。
併用不可のキャンペーンもありますが、面倒な人はとりあえず全てにエントリーしてから楽天モバイルに申し込むのがおすすめです。
上記の中には店舗で申し込むと対象外のものがあるので、できるだけ楽天モバイル公式サイトで申し込んでください。
特に年会費・入会金無料の楽天カードを持っていない人は必ずカードを申し込みましょう。
同時に申し込めばさらに追加で楽天ポイントが還元されます。
初めてマジ得フェスティバル
エントリーが完了したら、楽天モバイルを契約します。
楽天モバイルの契約が初めてなら、12月2日朝まで実施中のマジ得フェスティバルがお得です。
楽天カード会員が楽天モバイルに初めて契約すると、楽天ポイントが20,000pt貰えます。
楽天カードをすでに持っている人は、楽天カード作成&1回利用で10,000ptが貰えるうえ、楽天モバイル契約で20,000ptが貰えるので、合計30,000ptが還元されます。
楽天カード | 特典 |
---|---|
持っている | ・楽天モバイル契約で2万pt |
持って いない |
・楽天カード作成&1回利用で1万pt ・楽天モバイル契約で2万pt |
さらに、端末セット購入した場合は他キャンペーンとも併用できます。
iPhone15やiPhone14シリーズとセットの場合、一括または24回払いなら端末価格が20,000円割引されます。
Androidスマホも同時購入で12,000ptが還元されます。
このキャンペーンは楽天モバイルのキャンペーンの中でもトップクラスにお得です。
契約を検討中の人はマジ得フェスティバル期間中の12月2日(月)朝10時までに申し込みましょう。
マジ得フェスティバルはこちらのページから申し込んだ場合のみが対象です。
必ずこちらのページから申し込みましょう。
三木谷社長の紹介キャンペーン
楽天モバイルの契約が初めてではない場合、三木谷社長の紹介キャンペーンを利用するのがお得です。
エントリーが完了したら、紹介URLにログインしましょう。
過去に契約したことがある人や2回線目以降の追加契約も、三木谷社長の紹介キャンペーンなら還元の対象です。
楽天モバイルに契約する場合は、必ず三木谷社長の紹介ページから紹介URLにログインして申し込みましょう。
新規契約と楽天モバイルのドコモ/au回線から移行は7,000ポイント、他社から乗り換えなら14,000ポイントです。
通常の紹介キャンペーンは契約が初めての人のみですが、三木谷社長のキャンペーンなら再契約や2回線目以降でも同額のポイントがもらえます。
音声SIMだけでなく、データタイプやRakuten Turboも対象です。
- 音声SIM/音声eSIM
- データタイプ
- Rakuten Turbo
- 2回線目以降、追加契約
<紹介キャンペーンの還元額>
紹介された人が 貰えるポイント |
|
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新規契約 (新しい番号で契約) |
7,000P |
楽天MVNO から移行 |
7,000P |
他社から乗り換え (MNP) |
14,000P |
一般ユーザーの紹介の場合、新規契約とMVNOから移行は6,000ポイント、他社から乗り換えは13,000ポイントなので、三木谷社長の紹介キャンペーンの方がお得です。
契約時は三木谷社長の紹介キャンペーンのページにアクセスし、「お申し込みはこちら」をタップして自分の楽天IDでログインすればこれでエントリーは完了です。
ログインした翌々月までに契約すれば特典の対象になるので、すぐに申し込む必要はありません。
ただし、家族や親戚に楽天モバイルの契約者がいる場合はそちらの紹介で申し込んだ方がお得です。
三木谷社長の紹介キャンペーンの詳細や注意点はこちらにまとめています。
その他キャンペーン一覧はこちらにまとめています。
モバイルルーターが1円
楽天モバイルではモバイルルーター「Rakuten WiFi Pocket Platinum」を発売中です。
海外旅行用にモバイルルーターを使う場合はこのRakuten WiFi Pocket Platinumがおすすめです。
詳細:Rakuten WiFi Pocket Platinum | 楽天モバイル
Rakuten WiFi Pocket Platinumの通常価格は税込7,980円と安いのですが、SIMとセットで購入する場合は7,979円の割引が適用され、一括1円で購入できます。
詳細:Rakuten WiFi Pocket Platinum 1円キャンペーン
新規契約やMNPはもちろん、楽天モバイルのドコモ回線やau回線からの移行でも1円ですし、SIMの契約が初めてでなくても1円で購入できます。
すでに楽天モバイルを契約している方もモバイルルーターが必要な人は迷わず買いましょう。
詳細:Rakuten WiFi Pocket Platinumの価格とスペック
楽天モバイルの契約はこちら
以上、楽天モバイルを海外で使う手順と注意点の解説でした。
楽天モバイルは2GBまで追加料金不要で海外ローミングができます。
設定も簡単ですし、契約時にはお得なキャンペーンも利用できて実質無料以下で使えるので、ぜひ利用しましょう。
現在実施中のキャンペーン情報はこちらにまとめています。