本記事では楽天モバイルのデータ専用SIMについて解説します。
楽天モバイルの最強プランでは、これまでの音声SIMに加えて、データ通信のみのデータSIMも選べるようになりました。
ただ、タブレットやモバイルルーターに差して使う場合も音声SIMを契約する方が断然おすすめです。
楽天モバイルのデータ通信SIM
データSIMの料金プラン
データSIMの料金は音声SIMと同じです。
容量 | 基本料金 |
---|---|
3GBまで | ¥1,078 |
3GB~20GBまで | ¥2,178 |
20GB以上無制限 | ¥3,278 |
楽天モバイルは使用したデータ容量に応じて料金が決まる従量課金制のプランで、3GB/20GBを超えると料金が上がります。
20GB以上はいくら使っても3,278円なので、データをたくさん使う人におすすめですね。
また、データSIMをルーターに入れて固定回線代わりに使用するのもおすすめです。
データSIMはいつから?
2023年7月3日より、楽天モバイルの最強プランでデータSIM(データタイプ)が選べるようになりました。
初期費用・解約金なし
楽天モバイルのデータSIMは初期費用は無料です。
楽天モバイルは音声SIMもデータSIMもいつでも無料で申し込めます。
また、最低利用期間や違約金もありません。(申し込み後1年以内に解約し、かつ回線の利用実態がない場合を除く)
よって、使いたい時だけ使って、不要になればいつでも解約できます。
楽天市場のSPU対象
楽天モバイルのデータSIMを契約している人は、楽天市場で買い物をする際のポイントが最大5倍(+4倍)になります。
このポイントアップ(SPU)は音声SIMもデータSIMも同じです。
以前はダイヤモンド/プラチナといった会員ステータスに応じて倍率や上限が決まっていましたが、現在は楽天モバイルを契約している人は全員が+4倍になりました。
月の上限は2,000ポイントです。
契約には楽天カードが必要
楽天モバイルのデータSIMの契約には楽天カードの契約が必要です。
データSIMを契約したい人で楽天カードを持っていない人は、先に楽天カードを契約する必要があります。
楽天カードを持っている人はカード申込時に本人認証が完了しているため、データSIM契約時には本人確認書類の提出が不要です。
楽天カードは初期費用・年会費無料で使用金額の1%が楽天ポイントで還元されるお得なカードです。
楽天モバイルユーザーはもちろん、それ以外の人も持っておくと何かとお得なのでこの機会にぜひ楽天カードを契約しましょう。
▼入会でポイント還元▼
データSIMのキャンペーン
楽天モバイルのデータSIMはギガプレキャンペーンを実施しています。
楽天モバイルのデータSIMを申し込み、アンケートに答えると楽天ポイントが1,081ポイント還元されます。
データ使用量が3GB以下の場合の料金が1078円に加え、ユニバーサルサービス利用料と電話リレーサービス料の3円を加えると1081円になるので、初月3GBが実質無料で使えるキャンペーンです。
楽天モバイルの使い心地を試してみたい人は、とりあえずデータSIMを契約して3GBまで使ってみましょう。
問題なければその後もデータSIMを使い続けるか、音声SIMに切り替える/音声SIMを新たに契約することも可能です。
もし使い勝手がよくなければ3GB未満のうちに解約すると、手数料も料金も無料で3GBお試しができます。
音声SIMならさらにお得
ただし、データSIMより音声SIMの契約がおすすめです。
データSIMと音声SIMの料金は変わりませんし、データSIMでできることは音声SIMでもすべてできるので、データSIMを申し込むメリットはありません。
音声SIMに申し込む場合、楽天の三木谷社長の従業員紹介キャンペーンを利用すれば、他社から乗り換えなら14,000ポイント、新規契約でも7,000ポイントもらえます。
データSIMはギガプレキャンペーン以外の各種キャンペーンは対象外なので、従業員紹介キャンペーンを利用して音声SIMを申し込んだ方が断然お得です。
音声SIMとどちらがお得?
前章の通り、楽天モバイルのデータSIMの料金は音声SIMと同じです。
データSIMでできることは音声SIMでもすべてできますし、データSIMにしかできないことはありません。
よって、楽天モバイルでわざわざデータSIMを選ぶメリットはありません。
音声通話機能が不要な場合でも、音声SIMを契約する方が断然お得です。
データSIMが使える端末は音声SIMも使えますし、音声SIMなら契約時の豪華キャンペーンも適用できます。
SIMのみなら紹介キャンペーンを利用すれば高額のポイントがもらえますし、端末セットでも常時お得なキャンペーンを実施しています。
また、モバイルルーターのRakuten WiFi Pocket Platinumが音声SIM契約とセットなら1円で買えるキャンペーンも人気です。
音声通話機能を使わない場合でも、あえて音声SIMを契約した方がお得です。
通話・Rakuten Link不可
楽天モバイルのデータSIMは音声通話はできません。
また、Rakuten Link(楽天リンク)による通話もできません。
ただし、LINEをインストールすればLINEでんわは使えます。
SMSは利用可能
楽天モバイルのデータSIMはSMSが利用できます。
国内SMSは全角70文字で3.3円、国際SMSは全角70文字で100円の料金がかかります。
データSIMでできないこと
楽天モバイルのデータSIMでは以下のことができません。
- 音声通話
- Rakuten Linkの使用(通話、メッセージ)
- キャリアメール
- キャリア決済
キャリアメール(楽メール)やキャリア決済も使えません。
なお、端末に最初からある通話アプリでの音声通話やRakuten Linkによる通話はできませんが、SMSによる認証は可能なのでLINEによる通話・ビデオ通話は可能です。
データSIMはnanoSIM・eSIM
楽天モバイルのデータSIMは通常のSIMカードとeSIMが選べます。
データSIMのページでは「eSIMなら3分で通信ができるようになる」とアピールしていますが、到着まで時間はかかるものの通常のSIMカードも選べます。
モバイルルーターなどはeSIMが使えない機種がほとんどなので、SIMカードでも使えるのは安心ですね。
データSIMが使える端末
楽天モバイルのデータSIMが使える端末は、音声SIMの対応端末と同じです。
楽天モバイルの「動作確認端末一覧」または「ご利用製品の対応状況確認」に記載のある端末なら使えます。
iPhoneならiPhone6S・初代iPhone SE以降の機種なら使えます。
Android端末は使えない端末も多いので必ずご利用製品の対応状況確認ページを確認してください。
あとから音声SIMに切り替え可能
楽天モバイルのデータSIMを申し込んだ人は、あとから音声SIMに切り替えが可能です。
まずはデータSIMを契約してみて電波状況や通信速度を試し、問題なければ今使っている電話番号を楽天モバイルに乗り換える、といったことも可能です。
楽天モバイルMVNOのデータSIMは終了?
楽天モバイルはMVNO(ドコモ回線・au回線)でもデータ専用SIMを提供しています。
このデータ専用SIMは新規申込は終了しているものの、現在使用中の方は引き続き使えます。
ただ、楽天モバイルでデータSIMが開始されると、いずれサービス終了になるかもしれません。
すぐに終了されることはないと思いますが、いずれは終了の告知が来るでしょう。
楽天モバイルMVNO(ドコモ回線・au回線)の組み合わせプランのデータSIMは3GBで税込1,760円と高いです。
楽天モバイルのデータSIMなら3GBまで1,078円で使えるので、対応端末をお持ちの方は楽天モバイルへの乗り換えがおすすめです。
また、楽天モバイルでなくても、例えばIIJmioのギガプランなら5GBで月900円です。
今後も楽天モバイルMVNOのデータSIMを使い続ける理由はありません。
楽天モバイルのデータSIMの活用方法
ここからは楽天モバイルのデータSIMのお得な活用方法を解説します。
モバイルルーターに入れて使う
最もおすすめなのはモバイルルーターに入れて外出先でデータ通信できるようにすることです。
楽天モバイルでは現在Rakuten WiFi Pocket Platinumを販売中で、音声SIMとセットなら1円で購入できます。
詳細:Rakuten WiFi Pocket Platinumは一括1円
楽天市場や中古スマホ店でも安く買えますので、これらのルーターにデータSIMを入れて使うのがよいでしょう。
楽天モバイルはデータ使い放題で月3,278円と非常に安いので、データをたくさん使う方は他社SIMでテザリングするより楽天モバイルで通信したほうがお得です。
また、最近では楽天モバイルに対応したSIMフリーのモバイルルーターが増えてきました。
Rakuten WiFi Pocket Platinum以外でも、手持ちのルーターに楽天モバイルのSIMを入れて使うことも可能です。
楽天モバイルで使えるオススメのSIMフリールーターはこちらにまとめています。
iPad・タブレットで使う
楽天モバイルのでデータSIMはiPadでも使えます。
2024年7月時点で「ご利用製品の対応状況確認」をみるとドコモ版・SIMフリー版のiPadがいくつか記載されています。
また、口コミなどを見ると一部の古い機種を除けば公式サイトで動作確認されていない端末も楽天モバイルで使えるようです。
また、Androidタブレットでも使えるでしょう。
最近はあまり発売されていませんが、タブレットを持っている人は「ご利用製品の対応状況確認」などで対応状況を確認してから使ってください。
ただし、音声SIMとデータSIMの料金は同じですし、音声SIMなら通常のSIMカードも選べて豪華キャンペーンも適用できます。
個人的にはデータSIMを選ぶメリットはないように思います。
固定回線代わりに使う
データSIMが通常のSIMカードでも使えるようになれば、固定回線代わりに使うのもおすすめです。
楽天モバイルはデータ使い放題で月3,278円なので、固定回線を引くよりお得な場合が多いです。
さらに固定回線に多い2年縛りもありませんし、初期費用も無料、工事も不要ですぐに使えるようになるのがメリットです。
私も以前に楽天モバイルを固定回線代わりに使っていましたが、速度面も含めて何の問題もありませんでした。
楽天モバイルを固定回線代わりに使う方法はこちらにまとめています。
ただし、何度も言うように音声SIMとデータSIMの料金は同じですし、音声SIMなら通常のSIMカードも選べて豪華キャンペーンも適用できます。
固定回線代わりに使う場合でも、データSIMを選ぶメリットはないように思います。
データSIMより音声SIMがお得
以上、楽天モバイルのデータSIMに関する最新情報のまとめでした。
楽天モバイルではデータ専用SIMが選べますが、料金は音声SIMと同じで、データSIMにできて音声SIMにできないことはありません。
音声SIMの方がキャンペーンが豪華なのであえてデータSIMを選ぶメリットはなく、音声通話機能が不要でも音声SIMのを選ぶのが断然おすすめです。
音声SIMのキャンペーン情報はこちらにまとめています。