本記事では、楽天モバイルでeSIMを機種変更する(他機種に移す)手順を解説します。
多くのiPhone/AndroidスマホではeSIMが使えます。
楽天モバイルのeSIMはWEB上で簡単に他端末に機種変更できます。
iPhoneのeSIM機種変更
新しいiPhoneにeSIMを入れるには、2つの方法があります。
「アプリで入れる方法」と「QRコードを読み取る方法」です。
新しいiPhoneにあらかじめアプリ「my楽天モバイル」をインストールし、ログインしておけばQRコードの表示は不要です。
ここでは、QRコードを読み取って機種変更する手順を解説します。
すでにeSIMを入れた他機種から、iPhoneにeSIMを移す手順は以下のとおりです。
- マイページでSIM再発行手続き
- iPhoneでQRコード読み取り
- Rakuten Linkのインストール
簡単に言うと、マイページでeSIMの再発行手続きをして、新たに表示されたQRコードをiPhoneで読み取ると移行手続きは完了します。
マイページでeSIMを再発行
まず、楽天モバイルのマイページまたはアプリの「my楽天モバイル」でeSIMの再発行手続きをします。
ここからはWEBページの手順を記載しますが、アプリでもほとんど同じ手順で再発行できます。
WEBページのmy楽天モバイルを開いてログインし、「契約プラン・オプション設定」をタップ
「SIM再発行を申請する」を選択
SIM再発行の理由は「その他」を選択し、SIMタイプは「eSIM」を選択
下部の「再発行を申請する」をタップします。
次の画面で、SIMのタイプがeSIMになっていることを必ず確認してください。
誤って通常のSIMにすると、SIMカードが送られてくるまで使えなくなります。
次へ進むをタップすると申し込みが完了します。
3分ほど待つと、登録アドレスに「受付完了のお知らせ」と「eSIMプロファイルダウンロードのお願い」という2通のメールが来ます。
この時点で、元に入れていた機種は圏外になりました。
QRコードを発行/読み取り
前章の手順を完了し、「eSIMプロファイルダウンロードのお願い」のメールが届いたら、eSIMを入れたいiPhoneとは別の機種で「お申し込み履歴を見る」をタップします。
画面中段の「eSIM開通用のQRコードを表示する」をタップします
すると、QRコードが表示されます。
このQRコードをeSIMを入れたいiPhoneで読み取ります。
まず、設定 → モバイル通信 から、「モバイル通信プランを追加」をタップします。
カメラが起動しますので、my楽天モバイルに表示されているQRコードを読み取ってください。
QRコードを読み込んだ後、「モバイル通信プランを追加」をタップ
すると、副回線の部分が「アクティベート中…」と表示され、しばらくすると「オン」になります。
この時点で楽天モバイルが繋がるようになるはずです。
しばらくすると左上に「Rakuten 4G」(または5G)と表示され、データ通信ができるようになりました。
念のため、Wi-FiをOFFにしてデータ通信や通話ができるか確認してください。
もし繋がらない場合は、「設定」→「一般」→「ソフトウェアアップデート」からiOSを最新にアップデートしてください。
また、古いプロファイルが残っていると接続できないので、「設定」→「一般」→「VPNとデバイス管理」から構成プロファイルが残っていないか確認してください。
Rakuten Linkインストール
最後に、Rakuten Linkをインストールしましょう。
Rakuten Linkを使って電話をかければ、国内通話は無料でかけ放題です。
iOS版はSMS認証不要でインストールできます。
以上で設定はすべて完了です。
AndroidのeSIMの機種変更
なお、新しいAndroidスマホにeSIMを移すには、2つの方法があります。
「アプリで入れる方法」と「QRコードを読み取る方法」です。
新しいAndroidスマホにあらかじめアプリ「my楽天モバイル」をインストールし、ログインしておけばQRコードの表示は不要です。
ここでは、QRコードを読み取って機種変更する手順を解説します。
- マイページでSIM再発行手続き
- スマホでQRコード読み取り
- Rakuten Linkのインストール
簡単に言うと、マイページでeSIMの再発行手続きをして、新たに表示されたQRコードをAndroidスマホで読み取ると移行手続きは完了します。
マイページでeSIMを再発行
まず、楽天モバイルのマイページまたはアプリの「my楽天モバイル」でeSIMの再発行手続きをします。
ここからはWEBページの手順を記載しますが、アプリでもほとんど同じ手順で再発行できます。
WEBページのmy楽天モバイルを開いてログインし、「契約プラン・オプション設定」をタップ
「SIM再発行を申請する」を選択
SIM再発行の理由は「その他」を選択し、SIMタイプは「eSIM」を選択
下部の「再発行を申請する」をタップします。
次の画面で、SIMのタイプがeSIMになっていることを必ず確認してください。
誤って通常のSIMにすると、SIMカードが送られてくるまで使えなくなります。
次へ進むをタップすると申し込みが完了します。
3分ほど待つと、登録アドレスに「受付完了のお知らせ」と「eSIMプロファイルダウンロードのお願い」という2通のメールが来ます。
この時点で、元に入れていた機種は圏外になりました。
スマホでQRコードを読み取る
続いては新しいAndroidスマホでQRコードを読み取ります。
「eSIMプロファイルダウンロードのお願い」のメールが届いたら、eSIMを入れたいAndroidスマホとは別の機種で「お申し込み履歴を見る」をタップします。
画面中段の「eSIM開通用のQRコードを表示する」をタップします
すると、QRコードが表示されます。
これを新しくeSIMを入れたいAndroidスマホで読み取ります。
Androidスマホは事前にWi-Fiに接続しておいてください。
Androidスマホの「設定」→「ネットワークとインターネット」→「モバイルネットワーク」をタップします。
SIMの横にある「+」ボタンをタップします。
下段の「eSIMをダウンロードして番号を追加」をタップ
カメラが起動するので、マイページに表示されたQRコードを読み取ります。
この時、端末が必ずWi-Fiに接続していることを確認してください。
読み取ると「Rakutenを利用しますか?」と表示されます。
「ダウンロード」をタップしてください。
しばらくするとダウンロードが完了し、楽天モバイルのeSIMが使えるようになります。
必要に応じて設定画面から通話・データ通信・SMSをどのSIMで行うか設定してください。
なお、楽天モバイルで購入したスマホや一部の対応端末以外はAPN設定が必要です。
APN設定
楽天モバイルで購入した端末や、楽天モバイルの対応端末はeSIMをダウンロードすると自動でAPNが設定され、すぐに通話やデータ通信が可能になります。
しかし、それ以外の端末は手動でAPN設定が必要です。
「設定」→「ネットワークとインターネット」→「SIM」をタップして楽天モバイルのeSIMを選択し、、「アクセスポイント名」の欄に以下を入力してください。
<AndroidのAPN>
項目 | 入力内容 |
---|---|
APN名 | (任意) |
APN | rakuten.jp |
MCC | 440 |
MNC | 11 |
APN タイプ |
default,supl,dun |
APN プロトコル |
IPv4/IPv6 |
APNローミング プロトコル |
IPv4/IPv6 |
PDPタイプ | IPv4/IPv6 |
※APNタイプでdunが入力不可の場合、「default,supl」または「default,supl,tether」と入力
※PDPタイプは入力箇所なし
入力後に保存したら、念のためWi-FiをOFFにしてネットに繋がるか確認してください。
Rakuten Linkインストール
最後に、Rakuten Linkをインストールします。
Androidスマホにはもとから電話アプリが入っていますが、この楽天Linkから発信すると国内通話がほぼ無料です。
必ずこちらから発信しましょう。
Rakuten Linkで電話の発信・着信・通話とSMSの送受信ができるか確認してください。
問題なくできれば、設定は完了です。
楽天モバイルのeSIM機種変更の注意点
eSIM機種変更時の電話番号
楽天モバイルのeSIMを他機種に移した場合も電話番号はそのままです。
新しい機種でもこれまで通りの電話番号で使えます。
自身の電話番号はマイページに表示されています。
eSIMの機種変更ができる時間
楽天モバイルのeSIMの機種変更は24時間いつでも可能です。
アプリやマイページは基本的にいつでも使えるので、QRコードもすぐ表示されます。
深夜に手続してもすぐ表示されるので、翌朝まで待つ必要はありません。
ただし、ごくまれにアプリやマイページがメンテナンスで使えない場合もあります。
iPhoneはeSIMクイック転送に対応
iOS16以降にアップデートしたiPhoneにはeSIMクイック転送という機能があります。
これは、他機種に入れたSIM/eSIMをiPhone上の手続きのみで他のiPhoneのeSIMに移し替える機能です。
元のSIMが通常のnanoSIMでもeSIMに転送できるのがメリットです。
楽天モバイルはこのeSIMクイック転送に対応しています。
eSIM→eSIMはもちろん、現在nanoSIMを使っている方もnanoSIM→eSIMへの変更が可能です。
手数料もかかりませんので、こちらを参考に移行をしましょう。
なお、eSIMクイック転送は移行元・移行先の両方のiPhoneがiOS16以上であることが条件です。
移行前に必ず両方のiPhoneのiOSを最新にアップデートしましょう。
iOS16にアップデートできるのはiPhone8以降の機種で、iPhone7までの機種はiOS16にアップデートできないので使えません。
eSIM再発行手数料は無料
eSIMを再発行して別の機種に移す場合、手数料は無料です。
以前は3,300円の手数料がかかりましたが、現在は機種変更・再発行しても手数料はかかりませんので安心してください。
切り替え時も不通期間なし
楽天モバイルのeSIMの再発行・再設定はすぐに完了します。
my楽天モバイルでeSIMの再設定を申し込むと、すぐに画面上でQRコードが表示されて新しい機種で読み取りが可能です。
eSIMを新規で申し込む場合のように、用紙が届くのを待つ必要はありませんので安心です。
eSIMの機種変更ができない場合
私は何度も楽天モバイルのeSIMの機種変更を行っていますが、過去に一度だけ機種変更できない/開通できないことがありました。
マイページで再発行手続きをしていると「お手続きに失敗しました」と表示され、QRコードが表示されませんでした。
この場合、しばらく待つと解決するようです。
私も20分ほど待つと問題なくプロファイルが発行され、QRコードが表示されて開通できるようになりました。
同じような表示になった場合は少し待ってみましょう。
QRコードが読み取れない場合
楽天モバイルのeSIM設定時にQRコードが読み取れない場合があります。
原因はおおむね以下の2つです。
- Wi-Fiに接続していない
- 読み取り方法が誤っている
Wi-Fi接続が必要
eSIM設定時にQRコードを読み取る際にはWi-Fiへの接続が必要です。
スマホをWi-Fiに接続した上でQRコードを読み取りましょう。
機種変更時はカメラで読み取りNG
また、eSIMを機種変更する際にはmy楽天モバイルのQRコードを読み込みます。
この場合はカメラでQRコードを読み込んでも接続できません。
iPhoneの場合は、「設定」→「モバイル通信」→「モバイル通信プランを追加」をタップするとカメラが起動するので、そこでQRコードを読み込んでください。
Google Pixelなどのアンドロイド端末の場合、「設定」→「ネットワークとインターネット」から、「SIM」の横にある「+」マークをタップします。
「SIMのダウンロード」というページが表示されたら「次へ」とタップするとQRコード読み取り用のカメラが起動します。
機種変更時もWi-Fiに接続した上で読み取ってください。
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以上、楽天モバイルでeSIMを使う手順の解説でした。
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