本記事では、現在楽天モバイルMVNO(ドコモ回線・au回線)を契約している方のために、今後の対応をどうすべきか解説します。
最も気になるのがいつまで使えるか?という点です。
もうしばらくは使い続けられますが、料金が他社に比べて割高なので楽天モバイルか他社に乗り換えるのがおすすめです。
ドコモ回線・au回線はいつまで使える?
ドコモ/au回線は新規受付終了
楽天モバイルのドコモ回線・au回線を使ったMVNOの新規契約は2020年4月7日(火)で終了しました。
音声SIM・データSIMともに、これから契約したり回線を増やすことはできません。
あくまで新規受付が終了しただけで、現在契約している方は今後も引き続き使用できます。
MVNOはいずれサービス終了
前章の通り、楽天モバイルMVNO(ドコモ回線・au回線)は2020年4月7日に新規受付が終了になりましたが、それまでに契約した方は4月8日以降も使えます。
ただし、当時の楽天モバイルの会見を聞いていると、いずれはMVNOサービスは終了し楽天モバイルのMNOサービスに一本化されるようです。
山田社長「新規の受付は停止するが、サービスとしては当面継続する。私どもとしては、できるだけ早く、MVNOの皆様にはMNOに移行していただきたいと思っているが、一方でご迷惑がかかってはいけないので、移行については十分な期間を取って」 値上げになっちゃう人どうするんだろ。
引用:石野純也さんのTwitter(2020/3/3)
格安SIMはいつまで使える?
では、楽天モバイルのドコモ回線・au回線はいつまで使えるのでしょうか。
いずれは終了するようですが、正式な日程は決まっていません。
詳細:ドコモ回線/au回線のサービスはいつまで継続しますか? | よくある質問
正確な時期はわかりませんが、契約者数がかなり少なくならない限りサービス停止はないと思います。
楽天モバイルのドコモ・au回線の新規申込が終了して4年近くがたちますが、ドコモ・au回線の契約者はまだかなりいます。
それらの人を楽天モバイルに強制的に移行するには、まだ楽天モバイルは心もとないです。
大手3キャリアに比べて使える周波数が限られるため、地下や建物内を中心に繋がらない場所が多いです。
そのため、(あくまで個人的な予想ですが)少なくともあと数年は強制移行はないはずです。
ただし、次章で解説するように楽天モバイルのドコモ・au回線の料金は他社に比べてかなり割高なので契約し続けるのは非常にもったいないです。
他社にはスーパーホーダイのような使い放題プランもあるので、他社への乗り換えが断然おすすめです。
ドコモ回線・au回線契約者はどうする?
現在、ドコモ・au回線を契約しているかたは、今後どうすべきでしょうか。
いくつかおすすめの対応方法を記載します。
そのまま使い続ける
まず1つ目は、そのままドコモ回線・au回線を使い続ける選択肢です。
これまで解説したとおり、ドコモ・au回線も今後もしばらくは使い続けられます。
ただし、個人的にはおすすめしません。
楽天モバイルのドコモ・au回線は通信速度が遅く、料金は他社に比べてかなり高いです。
2021年に格安SIM各社はどこも大きく料金を値下げしましたが、楽天モバイルのドコモ・au回線はそのままです。
そのため、現在の料金は他社に比べると割高です。
例えば格安SIMで料金が最安値級のIIJmioなら料金は半額近く安いです。
また現在スーパーホーダイを契約中の方は、使い放題プランが豊富なmineoがおすすめです。
音声1GBプラン(月1,298円)に、低速モードON時の最大速度が1.5Mbpsになるパケット放題Plusを加えても1,683円、10分かけ放題をつけても月2,233円です。
また、使い放題プランのマイそく(スタンダード)なら最大1.5Mbps使い放題で990円、10分かけ放題をつけても1,540円です。
スーパー ホーダイ 2GB |
1GB+ パケット 放題plus |
マイそく (1.5Mbps) |
|
---|---|---|---|
かけ放題 なし |
¥2,980 | ¥1,683 | ¥990 |
10分 かけ放題 |
¥2,233 | ¥1,540 |
乗り換えならドコモ回線・au回線がどちらも選べるIIJmioがおすすめです。
現在スーパーホーダイを契約中で使い放題プランがよい人はmineoも検討しましょう。
楽天モバイルに移行
二つ目の候補は楽天モバイルへの乗り換えです。
自社回線なら月3,278円でデータ容量が使い放題・通話もかけ放題ですし、通信速度も非常に速いです。
3GB以下なら月1,078円で使えますし、いつでも超豪華なキャンペーンを実施しているのでお得に乗り換えられます。
以前は通信品質が悪かったのですが、かなり改善しました。
私も都内で使っていますが、繋がらないことはほとんどありません。
楽天モバイルのドコモ・au回線から楽天モバイルに乗り換える手順はこちらで解説されています。
詳細:ドコモ・au回線から楽天モバイルへの移行方法 | 楽天モバイル
ただし、以下に挙げるように注意点や制約もあります。
- エリア内でも繋がりにくい場合も
- 使えない端末が多い
楽天モバイルの人口カバー率は2023年8月に99.9%を超え、街なかならほとんど快適に使えるようになりました。
ただし、使える周波数が限られるため、マップ上では通信エリアになっている地域でも、屋内や地下などでは繋がりにくい場合があります。
まだまだ大手3キャリアと同等のレベルにはないでしょう。
また、使える端末が限られるのも欠点です。
iPhoneはiPhone6S・初代iPhone SE以降なら使えるようになりましたが、Androidはまだ少ないです。
安心してiPhoneを使いたい方はワイモバイル・UQモバイルがおすすめです。
また、楽天モバイルで動作確認されていないAndroidを使いたい人は、同じドコモ回線のIIJmioがおすすめです。
スーパーホーダイのように使い放題プランがよい人はmineoも検討しましょう。
解約して他社に乗り換える
楽天モバイルではなく他社に乗り換えるのもおすすめです。
特に楽天モバイルのドコモ回線を契約している方はIIJmioかahamo、au回線を契約している方はUQモバイルかIIJmioを検討しましょう。
スーパーホーダイを契約中で使い放題プランがよい方はmineoもおすすめですね。
どのキャリアに乗り換えても楽天モバイルのドコモ・au回線より品質が高く料金も安いです。
このまま楽天モバイルのドコモ・au回線を使い続けるのは非常にもったいないと思います。
データSIM契約者はどうする?
楽天モバイルのドコモ・au回線でデータSIMを契約していた方は注意が必要です。
楽天モバイルは音声SIMに加えてデータSIMの提供も開始しました。
よって、楽天モバイルのデータSIMを契約していた方は以下の3つを選ぶことになります。
- 現在のデータSIMをそのまま使用
→いずれはサービス終了 - 楽天モバイルに変更
- 他キャリアのデータSIMに乗り換え
今後もデータSIMを使い続けたいという方はしばらくの間は現在のドコモ・au回線のSIMが使えます。
ただしいずれはサービス終了になるので、他社に乗り換えましょう。
また、楽天モバイルMVNOのデータSIMの料金は他社に比べると割高で、通信速度も遅いです。
ドコモ回線ならIIJmioのデータ専用SIMがおすすめです。
もしくは、楽天モバイルの音声SIMをデータSIMとして使うのもありだと思います。
楽天モバイルでは音声SIMだけでなくデータSIMのサービスも開始しましたが、料金はどちらも同じなので、わざわざデータSIMを選ぶメリットはありません。
キャンペーンが豪華な音声SIMを契約して使いましょう。
私も楽天モバイルの音声SIMをモバイルルーターに入れて、データSIMとして使っています。
月3,278円でデータ使い放題なので、データをたくさん使う人はこれを生かさない手はありません。
楽天モバイルMVNOは解約・乗り換えがおすすめ
以上、楽天モバイルのドコモ回線・au回線が今後どうするべきかまとめました。
これまで楽天モバイルMVNOのドコモ回線・au回線を契約していた人は、一度楽天モバイルを契約してみましょう。
3GBまでなら月1,078円ですし、国内通話が無料でかけ放題です。
私も現在メイン回線として楽天モバイルを使っていますが、以前のように接続が途切れることもなく、快適に使えています。
楽天モバイルはとにかくキャンペーンがお得なので、一度乗り換えて使い心地を試してみましょう。
スーパーホーダイからの乗り換えはmineoもおすすめです。