本記事では楽天モバイルで発売された5G対応のAndroidスマホ「OPPO A55s 5G CPH2309」を実機レビューします。
性能は最低限ながら、防水・防塵や大容量バッテリーを搭載しているので、それほどスマホを使わない人におすすめです。
楽天モバイルでは終売になりましたが、これから安い中古を買ってサブ端末で使うのもおすすめです。
OPPO A55s 5Gの価格・値段
最新の在庫状況/在庫切れ情報
OPPO A55s 5Gは楽天モバイルで販売終了になりました。
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中古のOPPO A55s 5Gを購入
OPPO A55s 5Gは中古でも安く買えます。
発売から時期が経過し、楽天市場や中古スマホ店(イオシスやじゃんぱらなど)でも在庫が豊富になりました。
価格の安い中古品はもちろん、未使用品も端末のみで安く購入できます。
フリマアプリで買うよりも安心なので、ぜひ探してみてください。
ただし、楽天モバイルで使う場合は楽天モバイル版かSIMフリー版のCPH2309を買いましょう。
ソフトバンク版のOPPO A55s 5Gは、楽天モバイルのAPN自動設定やETWSなどの細かい機能には対応していません。
OPPO A55s 5G CPH2309のレビュー
楽天モバイルの発売日
楽天モバイルにおけるOPPO A55s 5Gの発売日は2021年11月26日(金)です。
同日にソフトバンクや格安SIM各社でも発売されました。
OPPO A55s 5Gの型番
OPPO A55s 5Gの型番は「CPH2309」です。
なお、ソフトバンク版のOPPO A55s 5Gの型番は「A102OP」です。
ソフトバンク・格安SIMでも発売
OPPO A55s 5Gは楽天モバイル以外にソフトバンクや格安SIM各社でも発売されました。
格安SIM各社で発売されたオープンマーケット版も型番はCPH2309です。
CPH2309のスペック一覧表
楽天モバイルのOPPO A55s 5G CPH2309のスペック詳細は以下のとおりです。
スペック | |
---|---|
本体サイズ | 高162.1mm 幅74.7mm 厚さ8.2mm |
本体の 重さ |
約178g |
画面 サイズ |
約6.5インチ |
解像度 | 2,400 × 1,080 (フルHD+) |
バッテリー 容量 |
4,000mAh |
搭載 OS |
ColorOS 11 (Android 11ベース) |
CPU | Snapdragon480 5G (オクタコア) 2.0+1.8GHz |
メモリー (ROM) |
64GB |
メモリー (RAM) |
4GB |
対応外部 メモリ |
microSDXC (最大1TB) |
有効画素数 (メインカメラ) |
1,300万(広角) 200万(深度測定) |
有効画素数 (サブカメラ) |
800万画素 |
USB 端子 |
USB Type-C |
詳細:OPPO A55s 5G のスペック | 楽天モバイル
本体カラー・色
楽天モバイルのOPPO A55s 5G CPH2309の本体カラーは「ブラック」「グリーン」の2色です。
私が購入したのはグリーンです。
白に近い薄めグリーンで、すこし水色がかっているようにも見えます。
背面は光の反射によってキラキラ光るデザインです。
CPH2309の外観
OPPO A55s 5G CPH2309の外観はこんな感じです。
本体の幅は74.7mmです。
私がメインで使っているPixel 5は70.4mmなので、少々大きく感じました。
画面サイズが大きいので、その分幅も大きいです。
本体の底面はイヤホンジャック・USB端子とスピーカーです。
USB端子はType-C、スピーカーはモノラルスピーカーです。
本体上部には何もありません。
本体の左側面はSIMスロットと音量ボタンです。
SIMスロットはSIMピンが必要なタイプで、SIMピンは付属しています。
ちなみにSIMスロットを開閉しても強制的に再起動しませんでした。
本体右側面には電源ボタンがあります。
私が現在使っているPixel 5は電源ボタンと音量ボタンが同じ側面にありますが、OPPO A55s 5Gは異なる側面にあるのでスクリーンショットが取りやすかったです。
なお、Googleアシスタントボタンはありません。
なお、本体背面はマットな手触りで指紋は目立ちませんが、側面は銀色(?)で指紋が目立ちます。
範囲は狭いので私はそれほど気になりませんでしたが、気になる方はケースをつけましょう。
カメラの出っ張りはかなり少ないですが、それでも1~2mmくらいの突起があります。
この部分に傷が集中してしまいますし、平面においたときに少しガタついたので、基本的にはケースを付けたほうがよいでしょう。
5G対応
OPPO A55s 5G CPH2309は5G対応のAndroidスマホです。
楽天モバイルは追加料金無しで5G通信ができますので、エリア内なら5G通信が可能です。
なお、楽天モバイル版のOPPO A55s 5Gはn3/n28/n77/n78に対応しています。
ソフトバンク・auは主要な4Gバンドにも対応しているので、楽天モバイル以外にもソフトバンク回線・au回線でも使えます。
ドコモ回線の5Gバンドであるn79には非対応ですが4Gは対応していますので、楽天モバイルと他社SIMを併用するのも良いでしょう。
画面サイズは6.5インチ
OPPO A55s 5G CPH2309のディスプレイは6.5インチです。
ベゼル(フチ)はほとんどなく、画面占有率はかなり高いです。
画面解像度もフルHD+とそこそこ高いので、動画や映画もきれいに映るでしょう。
画面サイズは6.5インチと大きいにもかかわらず、本体は178gと軽いのも嬉しいですね。
リフレッシュレート
OPPO A55s 5G CPH2309のリフレッシュレートは最大90Hzです。
リフレッシュレートとは1秒間に画面が更新される回数で、数が大きいほど画面がヌルヌルサクサク動きます。
通常は最大60Hzのスマホが多いですが、OPPO A55s 5Gは最大90Hzも選べます。
この価格帯のスマホで90Hzは嬉しいですね。
ただし90Hzにするとバッテリーの消費が少しだけ早くなりますので、気にしない方は60Hzにしておいても良いでしょう。
また、タッチサンプリングレート(画面が1秒間に認識できるタッチの回数)も180Hzと高いです。
eSIM+nanoSIMのデュアルSIM
OPPO A55s 5G CPH2309はnanoSIM+eSIMのデュアルSIMです。
DSDS・DSDVにも対応しています。
なお、SIMスロットの枠の部分に「SIM2」の記述があり、一瞬nanoSIM×2とeSIMのトリプルスロットかと思いましたが、仕様上はnanoSIMは1枚しか使えません。
eSIM利用で2社のSIMを同時に使えますので、楽天モバイルのSIMと他社SIMを併用するのもおすすめです。
具体的な併用方法はこちらの記事で解説しています。
CPUはSnapdragon480 5G
OPPO A55s 5G CPH2309に搭載されているチップセットは、Snapdragon480 5Gです。
400番台のSnapdragonといえばエントリーモデルのイメージが強いですが、Snapdragon480 5Gはなかなか高性能です。
antutuのベンチマークスコアでは29万ほど出ており、Snapdragon690 5Gに近い数値が出ています。
重いゲームなどをしなければ十分な性能でしょう。
性能にこだわる方はOPPO Reno7 Aも検討しましょう。
OPPO Reno7 AはSnapdragon 695 5Gに6GBのメモリーRAMを搭載しています。
RAMは4GB/ストレージ64GB
OPPO A55s 5Gのメモリー(RAM)は4GB、ストレージは64GBです。
どちらも最低限のレベルですね。
ストレージ容量はSDカードで最大1TB増設可能なので問題ありませんが、メモリーRAMが4GBなのはやや不安です。
それほどスマホを使わない方は十分ですが、性能が気になる方はOPPO Reno5 Aなどのもう少し良いスマホを購入しましょう。
なお、初期状態のストレージ空き容量は45GBほどでした。
プリインストールされてる楽天関連のアプリをアンインストールするともう少し空くかもしれません。
microSDカード挿入可
OPPO A55s 5Gは最大1TBのマイクロSDカードを挿入することでストレージ容量を増やせます。
ストレージ容量は64GBしかないので、足りない方はマイクロSDカードを使用しましょう。
2眼レンズカメラ搭載
OPPO A55s 5Gのアウトカメラは2つのレンズを搭載しています。
ただし、2つ目のレンズは深度測定用なので、実質的に使うのは1,300万画素のメインレンズのみです。
- 1,300万画素(広角)
- 200万画素(深度測定)
写真では3つレンズがあるように見えますが、レンズは2つだけです。
メインレンズは被写体を自動判別して色味を自動調整してくれるAIカメラです。
誰でもかんたんにそこそこきれいな写真が撮れるのがメリットです。
また、夜景撮影用のウルトラナイトモードも搭載しています。
インカメラは800万画素で、パンチホール式です。
カメラレビュー/撮影した写真
この章では、OPPO A55s 5Gで私が実際に撮影した写真を記載します。
まずは風景写真です。
逆光下での撮影でしたが、比較的きれいに撮れています。
最近のスマホのカメラは性能が向上しているため、普通の写真ではそれほど差がつきません。
OPPO A55s 5Gは最大6倍までズームできます。
2倍ズームは十分綺麗です。
ただ、それ以上になるとかなり不鮮明になっていきます。
2~3倍までが限界でしょう。
5倍の写真はこちら↓
続いてはカメラ性能差が出やすい夜景の写真です。
OPPO A55s 5Gには夜景モードが搭載されています。
高性能機種のように夜景でも超鮮明というわけではありませんが、通常モードで撮るよりかなりきれいになります。
夜景はこのモードに切り替えて撮影しましょう。
ホーム上の明るい部分がやや黄色っぽくなっているのが気になりますが、明るい部分も暗い部分もそこそこきれいに写っています。
決して十分とはいえませんが、思ったよりも鮮明でした。
個人的に夜景の写真を撮る機会はほとんどないのであまり重要視していませんが、夜景もなかなかです。
最後は食事の写真です。
他機種ではAIによる加工が激しくて肉眼と全然違う写真になる場合もあるのですが、OPPO A55s 5Gは比較的肉眼に近いです。
撮影した写真はシムラボのTwitterにも載せています。
イヤホンジャックあり
OPPO A55s 5Gには本体下部に3.5mmイヤホンジャックがあります。
有線でイヤホンやヘッドフォンを繋げられるのはメリットですね。
USB端子はUSB Type-C
OPPO A55s 5GのUSB端子はUSB Type-Cです。
ただしACアダプタやUSBケーブルは付属していませんので、お持ちでない方は自身で購入が必要です。
楽天モバイル版OPPO A55s 5Gの違い
OPPO A55s 5Gは楽天モバイル版以外にSIMフリー版(オープンマーケット版:CPH2309)とソフトバンク版(A102OP)の3種類があります。
SIMフリー版との違い
楽天モバイルとSIMフリー版は同じ仕様です。
楽天モバイル版は起動時に楽天モバイルのロゴが表示され、楽天関連のアプリがプリインストールされていますが、それ以外に違いはありません。
どちらもSIMフリーでnanoSIM+eSIMのデュアルSIMですし、対応バンドも同じです。
SIMフリー版も楽天モバイルで動作確認されていますので、SIMフリー版を買っても楽天モバイルで使えます。
ソフトバンク版との違い
一方、ソフトバンク版もSIMロックはかかっていませんし、nanoSIM+eSIMのデュアルSIMです。
ただし、唯一端末の対応バンドが異なります。
ソフトバンク版だけ5Gのn78に対応していません。
n78はドコモ・au回線の5Gバンドなので、ソフトバンク版ではドコモ・auの5Gは使えないでしょう。
<5Gの対応バンド>
- 楽天版・SIMフリー版:n3/n28/n77/n78
- ソフトバンク版:n3/n28/n77
<SIMフリー版とソフトバンク版との違い>
楽天モバイル版 SIMフリー版 (CPH2309) |
SoftBank版 (A102OP) |
||
---|---|---|---|
SIMロック | なし | なし | |
SIM | nanoSIM eSIM |
nanoSIM eSIM |
|
対応 バンド |
ドコモ | 4G:◯ 5G:△ |
4G:◯ 5G:× |
au | 4G:◯ 5G:◯ |
4G:◯ 5G:△ |
|
SoftBank | 4G:◯ 5G:◯ |
4G:◯ 5G:◯ |
|
楽天モバイル | 4G:◯ 5G:◯ |
4G:◯ 5G:◯ |
◯:使える
△:一部エリアで使えない
×:ほぼ使えない
楽天モバイルで使うならどれ?
OPPO A55s 5Gを楽天モバイルで使う場合は、楽天モバイル版かSIMフリー版を選びましょう。
ソフトバンク版も楽天モバイルの4G/5Gバンドに対応しており、音声通話・SMS・データ通信ができますが、APN自動設定・ETWSや110/119通話などでの高精度な位置情報測位には対応していません。
これらに非対応でも普段使いには問題ありませんが、楽天モバイルのSIMをメインで使う場合で対応しておいたほうがよいでしょう。
中古で買う場合は楽天モバイル版とSIMフリー版の型番である「CPH2309」を選びましょう。
なお、ソフトバンク版のOPPO A55s 5Gの型番は「A102OP」です。
OPPO A55s 5Gのベンチマーク
antutu
OPPO A55s 5Gのantutuベンチマークの総合スコアは29万でした。(ver.9.2.4)
Snapdragon690 5Gを搭載したAQUOS sense6の総合スコアが約31.1万でしたので、OPPO A55s 5Gもそれほど大差ない性能といって良いでしょう。
CPUは400番台のSnapdragonながら、性能は十分ですね。
Geekbench
OPPO A55s 5Gで測定したGeekbench 5.4.3のベンチマークスコアはシングル:525、マルチ:1657でした。
OPPO A55s 5Gはエントリーモデルのスマホですが、性能は十分です。
実際に使ってみても動作自体はサクサク快適です。
私は現在iPhone SE 第2世代とPixel5を使っていますが、日常使いにおいてはOPPO A55s 5Gでも大きな差は感じませんでした。
動画視聴も快適ですし、重くないゲームであればそれほど問題ないでしょう。
一方、重いゲームをする方は他機種を選びましょう。
AndroidであればOPPO Reno5 Aの方が高性能ですし、価格もそれほど変わりません。
また、超軽量でSnapdragon750 5Gと8GBのメモリーRAMを搭載したAQUOS zero6もおすすめです。
OPPO A55s 5Gの付属品
楽天モバイルのOPPO A55s 5Gの付属品は以下のとおりです。
- SIMピン
- 保護フィルム(貼り付け済み)
- 保護ケース
- 説明書類
画面フィルムは貼付済みでスマホケースも付属していますが、ACアダプタやUSBケーブルは付属していないので注意してください。
ACアダプタ/ケーブルなし
OPPO A55s 5GにはACアダプタ・ケーブルは付属・同梱されていません。
ACアダプタやUSBケーブルをお持ちでない方は自身で購入が必要です。
OPPO A55s 5Gのスマホケース
OPPO A55s 5Gにはスマホケースが付属しています。
ただし、付属のケースは簡易的なクリアケースです。
基本的には自身で購入しましょう。
画面フィルム貼り付け済み
OPPO A55s 5Gは出荷時から画面フィルムが貼付されています。
フィルムの貼り付けは面倒なので嬉しいですね。
ただし、覗き見防止フィルムやガラスフィルムを使いたい方は自身で購入しましょう。
OPPO A55s 5Gの便利機能
搭載便利機能一覧
楽天モバイルのOPPO A55s 5Gに搭載されている便利機能は以下のとおりです。
有無 | |
---|---|
防水 | ○ |
防塵 | ○ |
ワンセグ | – |
おサイフケータイ | – |
指紋認証 | – |
顔認証 | ◯ |
ワイヤレス充電 | – |
顔認証対応/指紋認証なし
OPPO A55s 5Gには顔認証が搭載されています。
ただし、指紋認証センサーはありません。
マスクを付けていることが多い最近では少々残念ですね。
防水・防塵対応
OPPO A55s 5Gは防水・防塵に対応しています。
防水はIPX8、防塵はIP6Xというレベルで、水濡れ等による故障のリスクは低いでしょう。
おサイフケータイ非対応
OPPO A55s 5Gはおサイフケータイに非対応です。
最近はキャッシュレスが推進されていますのでおサイフケータイ非搭載は少々残念です。
ワンセグ・フルセグ非対応
OPPO A55s 5Gはワンセグ・フルセグには対応していません。
ワイヤレス充電非対応
OPPO A55s 5Gはワイヤレス充電にも非対応です。
OPPO A55s 5Gの対応バンド
対応周波数一覧
楽天モバイル版のOPPO A55s 5Gの対応バンドは以下の通りです。
- 5G:n3/n28/n77/78
- 4G LTE:B1/2/3/4/5/7/8/18/19/26/28/38/40/41/42
- WCDMA:B1/2/4/5/6/8/19
ドコモ回線・ahamoで使える?
ドコモが使う主要な4G/LTEのバンドはB1/3/19ですが、楽天モバイルのOPPO A55s 5Gは全て対応しています。
ドコモのVoLTEにも対応していますので、5G以外ならドコモ・ahamoやドコモ回線を使った格安SIMでも使えます。
楽天モバイルのOPPO A55s 5GはSIMフリーなので、SIMを差し替えてAPN設定すればすぐに使えます。
ただし、ドコモが使う5Gのn79には非対応です。
n78には対応しているので全く使えないわけではありませんが、n79非対応だと特に都市部で使えません。
5Gには期待しないほうが良いでしょう。
au回線で使える?
au回線で使用する4G/LTEの主要バンドはB1/18/26ですが、楽天モバイル版のOPPO A55s 5Gは全て対応しています。
au VoLTEにも対応していますので、au・povo・UQモバイルやau回線を使った格安SIMでも4G通信が使えます。
また、auが使う5Gのn77・n78にも対応しているので、auの5Gも使えるでしょう。
ソフトバンク/ワイモバイル可
ソフトバンク・ワイモバイル回線で使う5Gのバンドはn77、4GバンドはB1・3・8ですが、楽天モバイル版のOPPO A55s 5Gは全てに対応しています。
また、ソフトバンクのVoLTEにも対応しています。
よって、ソフトバンク・LINEMO・ワイモバイルやソフトバンク回線の格安SIMでも使えます。
5G通信も可能でしょう。
OPPO A55s 5Gの購入・機種変更はこちら
以上、楽天モバイルで発売のOPPO A55s 5Gについて解説しました。
性能はそれほど高くありませんが、防水・防塵対応で大容量バッテリーも搭載しています。
楽天モバイルでは終売になりましたが、これから安い中古を買ってサブ端末で使うのもおすすめです。
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