本記事では楽天モバイルで発売のRakuten Hand 5G P780の実機レビューとスペックを解説します。
前作に続くコンパクト・軽量のeSIM専用スマホで、5Gにも対応しています。
楽天モバイルでは終売になりましたが、今からでも十分使えます。
サブ端末にもおすすめです。
▼Rakuten Hand 5Gの詳細▼
Rakuten Hand 5G P780の在庫
最新の在庫状況/在庫切れ情報
Rakuten Hand 5Gは楽天モバイルでの販売が終了しました。
現在販売中の端末はこちらで確認してください。
P780の中古/端末のみを買う方法
Rakuten Hand 5Gは楽天モバイルでの販売が終了しましたが、中古なら今でも安く買えます。
発売から時期が経過し、楽天市場や中古スマホ店(イオシスやじゃんぱらなど)でも在庫が豊富になりました。
価格の安い中古品はもちろん、未使用品も端末のみで安く購入できます。
フリマアプリで買うよりも安心なので、ぜひ探してみてください。
Rakuten Hand 5G P780のレビュー
Rakuten Hand 5Gの発売日
楽天モバイルにおけるRakuten Hand 5Gの発売日は2022年2月14日(月)です。
Rakuten Hand 5Gのスペック
スペック | |
---|---|
サイズ | 高さ138mm 幅63mm 高さ9.5mm |
重さ | 約134g |
画面サイズ | 5.1インチ |
解像度 | 1,520×720 (HD+) |
バッテリー容量 | 2,630mAh |
OS | Android 11 |
CPU | Snapdragon480 (オクタコア) |
メモリー (ROM) |
128GB |
メモリー (RAM) |
4GB |
対応外部メモリ | 非対応 |
有効画素数 (メインカメラ) |
6,400万(標準) 200万(深度測定用) |
有効画素数 (サブカメラ) |
1,600万画素 |
搭載CPUはSnapdragon480です。
400番台のSnapdragonはエントリーモデルとされていますが、Snapdragon480搭載の他端末で測定したantutuのベンチマークは28.7万ほどあり、普段使いには十分です。
ゲームなどしなければ性能は十分でしょう。
Rakuten Hand 5Gの製造メーカー
Rakuten Hand 5Gの製造元は中国にあるTinnoというメーカーです。
あまりなじみがないメーカーですが、Rakuten Miniもこのメーカーが委託製造していたそうです。
本体カラー・色
Rakuten Hand 5Gの本体カラーは3色です。
前作Rakuten Handと同じ色ですね。
- ホワイト
- ブラック
- クリムゾンレッド
シムラボで購入したのはクリムゾンレッドです。
写真ではやや暗いですが、実際は鮮やかな赤です。
決して派手ではなく落ち着いています。
ただし本体の表面はツルツルで光沢があり、指紋も付きやすいです。
基本的にはスマホケースをつけて使うのがおすすめです。
Rakuten Hand 5Gの本体外観
Rakuten Hand 5Gの本体外観はこんな感じです。
画面サイズは5.1インチで、上下にベゼル(ふち)がありますね。
インカメラも画面上部のベゼル部分にあります。
本体の表面は光沢がありツルツルです。
傷や指紋が付きやすいのでスマホケースをつけて使うのがおすすめです。
本体上面には何もありません。
Rakuten Hand 5Gには3.5mmイヤホンジャックはありませんが、USB Type-Cからの変換ケーブルが付属しています。
本体底面にはUSB端子(USB Type-C)とスピーカーがあります。
USBケーブルも付属しているのが嬉しいですね。
本体の右側面には音量ボタンと電源ボタンがあります。
本体左側面には何もありません。
Rakuten Hand 5GはeSIM専用スマホなので、SIMスロットもありません。
楽天モバイルの5G対応
Rakuten Hand 5Gは楽天モバイルの5G通信に対応しています。
楽天モバイルを契約中の方は、5Gが追加料金不要で使えます。
楽天モバイルの5Gエリアはまだまだ狭く5Gでしか楽しめないコンテンツもないので、もうしばらくは5Gを気にする必要はありません。
ただ、1~2年もすれば5Gが使えるエリアも広がってきます。
4Gスマホと比べても価格は高くないので、5Gは不要という方も今から5G対応端末を購入しましょう。
画面サイズは5.1インチ
Rakuten Hand 5Gの画面の大きさは5.1インチです。
前作Rakuten Handと同じサイズです。
最近は6インチ以上の大画面スマホが増えてきましたが、Rakuten Hand 5Gはコンパクトサイズですね。
画面解像度は1,520×720ドットのHD+なので最低限といったレベルですが、個人的には画面解像度の差はそれほど気になりません。
一方、画面は小さいので動画をたくさん観る方は他機種のほうが良いでしょう。
CPUはSnapdragon480
Rakuten Hand 5Gの搭載CPUはSnapdragon480です。
400番台のSnapdragonはエントリーモデルとされていますがantutuのベンチマークは28.7万ほどあり、普段使いには十分です。
前作Rakuten HandのSnapdragon720Gのantutuは29万強でしたのでやや劣るものの、それほど差は感じないでしょう。
RAMは4GB/ストレージ128GB
Rakuten Hand 5Gのメモリー(RAM)は4GB、ストレージ(ROM)は128GBです。
どちらも可もなく不可もなくという容量でしょうか。
ストレージの空き容量は初期状態で110GBほどでした。
プリインストールアプリを削除すればもう少し空くかもしれません。
ただしSDカードは使えませんので注意してください。
撮影した写真や動画はグーグルフォトなどのクラウドストレージにアップロードして本体容量を節約しましょう。
多数の楽天関連アプリあり
Rakuten Hand 5Gには最初から多数の楽天関連アプリがプリインストールされています。
画面いっぱいになるほどいろんなアプリがありますが、ほとんどのアプリはアンインストールが可能でした。
不要なアプリは最初に削除(アンインストール)しておきましょう。
▼ほとんどは削除可能▼
SIMロック?SIMフリー?
楽天モバイルのRakuten Hand 5GはSIMフリーです。
SIMロックはかかっていません。
そもそも楽天モバイルで発売されるスマホは全てSIMフリーなので、他社で使用する場合にもSIMロック解除は不要です。
ただし、SIMフリー=他社で使えるというわけではないので注意してください。
対応バンドによっては使えないキャリアもあります。(のちほど解説)
デュアルSIM・DSDV対応?
Rakuten Hand 5G P780はeSIM×2のデュアルSIMです。
DSDS・DSDVにも対応しています。
ただし、通常の物理SIMは使えません。
Rakuten Hand 5GはeSIM専用機なので、eSIMのプロファイルをダウンロードして使う必要があります。
eSIMは一度設定してしまえば通常のSIMと何ら変わりませんし、他機種に移行する際の手数料も無料でWEBでかんたんにできます。
マニュアル通りに設定すれば難しくありませんので、あまり気にする必要はないでしょう。
microSDカード不可
Rakuten Hand 5GはマイクロSDカードが使えません。
本体のストレージ容量は128GB(初期状態で空きは約110GB)ありますが、足りない方は写真や動画をGoogleフォトなどのクラウドストレージにアップロードして容量を節約しましょう。
Rakuten Hand 5Gはテザリング可
Rakuten Hand 5G P780はもちろんテザリングが可能です。
Wi-Fiテザリングはもちろん、USBテザリングやBluetoothテザリングも可能です。
Rakuten Hand 5Gは端末がコンパクトなので、モバイルルーター代わりに使うのもおすすめです。
カメラはデュアルレンズ
Rakuten Hand 5Gのアウトカメラは6400万画素+200万画素のデュアルレンズです。
ただし2つ目のレンズは深度測定用なので、使えるのは実質的に6,400万画素のメインレンズのみです。
性能が低いわけではありませんが、あまり期待しないほうが良いでしょう。
カメラにこだわる方はRakuten BIG SやOPPO Reno5 Aなどの他機種がおすすめです。
インカメラの画素数は1,600万画素で、レンズは画面最上部のベゼル内にあります。
カメラレビュー
ここでは、Rakuten Hand 5Gで実際に撮影した写真を載せていきます。
撮影前にカメラの設定で写真のサイズを最大の64MBに変更してから撮影しています。
初期状態では16MBになっていましたので、必要に応じて切り替えてください。
64MBの方が鮮明に撮影できますが、その分写真のデータ容量は大きくなります。
こだわりがなければ16MBのままで良いでしょう。
風景・ズームの写真
まずは風景写真です。
カメラや端末のスペックが低い機種でも、通常の風景写真はそこそこきれいに撮影できます。
当日は逆光でしたがRakuten Hand 5Gも十分きれいで、ハイスペック機種と比較してもそれほど大きな差は感じません。
Rakuten Hand 5Gではもちろんズームもできますが、画面上では何倍かはわかりません。
最大倍率で撮影した写真はこちら。
これが何倍かわかりませんが、5倍くらいかなと思います。
思ったよりもきれいに撮れているなと思いましたが、このレベルになるとかなりノイズが出るのでズームは2~3倍が限度でしょう。
夜景の写真
最後に、カメラの性能差が最も出やすい夜景の写真です。
Rakuten Hand 5Gには夜景モードが搭載されていますが、正直切り替えても切り替えなくてもそれほど変わりません。
まず、通常モードで撮影した場合の写真です。
そこそこキレイですね。
暗い部分は鮮明ではありませんが、ホーム上の明るい部分はきれいに撮影できています。
Rakuten Hand 5Gの夜景
(通常モード)
Rakuten Hand 5Gは何もしなくてもカメラを起動するとAIが被写体を判断し、夜景モードに切り替えてくれます。
ただし、設定から夜景モードに変更した場合とは違う仕様のようです。
夜景モードに切り替えた場合の写真はこちら。
暗い部分は明るくなりましたが、逆にホーム上の明るい部分は光が飛んでしまって何も見えません。
個人的には通常モードのほうがきれいな気がします。
Rakuten Hand 5Gの夜景
(夜景モード)
正直、夜景はイマイチです。
ハイスペック端末だとホーム上の明るい部分もそれ以外の暗い部分も鮮明に撮影できるのですが、Rakuten Hand 5Gはどちらかしかきれいに写りません。
ただ、価格を考えれば許容範囲かなと思います。
発売当時の4万円近い価格でこのレベルならだめですが、現在はキャンペーン適用で最安1円で購入できます。
定価の19,901円で買うと少し損ですが、1円の端末と考えれば十分我慢できるでしょう。
Rakuten Handとの夜景の比較
ちなみに、前作Rakuten Handでも撮影してきました。
(設定から画素数を48Mに変更して撮影しています)
Rakuten Hand 5Gは前作よりもカメラの画素数は上がっていますが、夜景に関してはRakuten Handの方がキレイかもしれません。
特に夜景モードは暗い部分も明るい部分(ホーム上)もキレイに撮影できていますね。
前作Rakuten Handの夜景
(通常モード)
前作Rakuten Handの夜景
(夜景モード)
現時点ではRakuten Handの方がキレイですが、もしかしたらRakuten Hand 5Gもアップデートできれいに映るようになるかもしれません。
期待せずに待ちましょう。
Rakuten Hand 5Gでも夜景以外はそこそこキレイに撮影できますが、カメラの性能にこだわる方は別機種にしましょう。
ちなみに、ハイスペック機種だと夜景もかなりきれい撮影できます。
私が現在メインで使っているPixel5だと、夜景もこのとおり鮮明です。
夜景を撮影する機会はほとんどないと思うのであまり気にしなくても良いと思いますが、こだわる方は楽天モバイルの動作確認端末一覧の中から高性能機種を選びましょう。
Xperia 5 IVやGalaxy S23は夜景もばっちり撮影できます。
もう少し価格の安い機種では、通常写真も夜景も比較的きれいに撮影できるAQUOS sense7・Xperia 10 VやOPPO Reno9 Aが最もおすすめです。
イヤホンジャックなし
Rakuten Hand 5Gには3.5mmイヤホンジャックはありません。
有線でイヤホン・ヘッドフォンを接続したい方は付属の変換アダプタを使いましょう。
USB端子はUSB Type-C
Rakuten Hand 5GのUSB端子はUSB Type-Cです。
USB Type-Cのケーブルは付属していますが、ACアダプタは付属していません。
ACアダプタをお持ちでない方は自身で購入が必要です。
▼Rakuten Hand 5Gの詳細▼
Rakuten Hand 5Gの付属品
P780の付属品・同梱品一覧
楽天モバイルのRakuten Hand 5Gの付属品は以下のとおりです。
- USB Type-C ケーブル
- 3.5mmイヤホン変換アダプター
- クイックスタートガイド (保証書)
- 安全上のご注意
USB Type-Cケーブルは付属していますが、ACアダプタ・スマホケースやフィルムは付属していません。
イヤホン変換アダプタ付属
Rakuten Hand 5GにはUSB Type-Cから3.5mmイヤホンジャックへの変換アダプターが付属しています。
Rakuten Hand 5Gにはイヤホンジャックがありませんが、この変換アダプタを使えば有線でイヤホンやヘッドフォンが使えます。
ACアダプタなし/ケーブルは付属
Rakuten Hand 5GにはUSB Type-Cケーブルが付属していますが、ACアダプタは付属していません。
ACアダプタをお持ちでない方は自身で購入が必要です。
Rakuten Hand 5Gのスマホケース
Rakuten Hand 5Gにはスマホケースが付属していません。
Rakuten Hand 5Gの外装はきれいですがツルツルして滑りやすく、指紋や傷も付きやすいです。
傷や画面割れ防止のため、基本的にはスマホケースをつけて使うのをおすすめします。
Rakuten Hand 5Gの画面フィルム
最近では画面フィルムが出荷時から貼付されているスマホも増えてきましたが、Rakuten Hand 5Gにはフィルムはありません。
自身で購入が必要です。
▼Rakuten Hand 5Gの詳細▼
Rakuten Hand 5Gの便利機能
Rakuten Hand 5Gの機能一覧
Rakuten Hand 5Gは防水・防塵はもちろん、おサイフケータイ、指紋認証センサーなど便利機能が豊富です。
<搭載便利機能>
機能 | |
---|---|
防水 | ○ |
防塵 | ○ |
ワンセグ/フルセグ | ー |
おサイフケータイ | ○ |
指紋認証 | ○ |
顔認証 | ○ |
指紋認証・顔認証あり
Rakuten Hand 5Gは指紋認証・顔認証の両方に対応しています。
特に、マスクをしている時間が長い現在では指紋認証センサーがあるのは嬉しいですね。
指紋認証は画面内認証です。
防水・防塵対応
Rakuten Hand 5Gは防水・防塵に対応しています。
防水はIPX8、防塵はIP6Xというレベルで、水濡れ等による故障のリスクは低いでしょう。
前作Rakuten Handの防水はIPX2と防滴レベルだったのですが、Rakuten Hand 5Gは最高等級のIPX8なので安心です。
おサイフケータイ対応
Rakuten Hand 5Gはおサイフケータイに対応しています。
最近はキャッシュレスが推進されていますのでおサイフケータイが搭載されているのは嬉しいですね。
センサーは背面の中央付近にあります。
ワンセグ・フルセグ非対応
Rakuten Hand 5Gはワンセグ・フルセグには対応していません。
▼Rakuten Hand 5Gの詳細▼
Rakuten Hand 5Gのベンチマーク
antutu
antutu(V9.2.6)で測定したRakuten Hand 5G P780の総合ベンチマークスコアは28.7万でした。
400番台のSnapdragonなのになかなかの性能ですね。
Snapdragon480 5Gを搭載したAQUOS wishは26.4万ほどでしたので、Snapdragon480の方がよいようです。
Snapdragon690 5Gを搭載したAQUOS sense6は31万ちょっとでしたのでそれよりは低いですが、使っている中で性能差は感じないでしょう。
400番台のSnapdragonというとエントリーモデルのイメージがありますが、これだけの処理能力があれば重い3Dゲーム以外は全く問題ないと思います。
Geekbench
Geekbench 5.4.4によるRakuten Hand 5G P780のベンチマークスコアはシングル:506、マルチ:1633でした。
Snapdragon480 5G搭載のAQUOS wishのベンチマークがシングル:502、マルチ:1415でしたので、それよりも良いスコアですね。
私も数日間に渡ってRakuten Hand 5Gを使いましたが、WEBサイトやSNSの閲覧、アプリの使用においては十分な処理速度でした。
普段はPixel5を使っていますが、あまり重い作業をしないこともあってかほとんどもたつきは感じませんでした。
ゲームはしないのでわかりませんが、3Dゲーム以外なら問題ないでしょう。
3Dゲームも描画や反応速度にこだわらなければ問題ないと思いますが、こだわりのある方はハイスペック機種を買いましょう。
性能面ではiPhoneを買うのが安心ですが、AndroidならAQUOS sense7・Xperia 10 VやOPPO Reno9 Aがおすすめです。
他のAndroidを使いたい方はPixelなどの高性能端末やソフトバンク版のハイスペックAndroidを買うのもおすすめです。
Rakuten Hand 5Gの対応バンド
対応バンド一覧
Rakuten Hand 5G P780の対応バンドは以下のとおりです。
- 5G:n77
- 4G/LTE:B1/2/3/4/5/7/8/12/17/18/19/26/28/38/40/41/42
- 3G:1/2/4/5/6/19
楽天モバイルの5G対応
Rakuten Hand 5Gは楽天モバイルの5Gに対応しています。
楽天モバイルを契約中の方は追加料金不要で5Gが使えます。
現時点で楽天モバイルの5Gエリアはまだまだ狭く、5Gでしか楽しめないコンテンツもないので、もうしばらくは5Gを気にする必要はありません。
ただ、1~2年もすれば5Gが使えるエリアも広がってきます。
スマホを長く使う方は今から5G対応端末にしておきましょう。
ドコモ回線で使える?
ドコモ回線が使う主要なバンドは、4G:B1/3/19、5G:n78/n79です。
Rakuten Hand 5Gはドコモ回線が使う4Gバンドに全て対応しています。
ただし、ドコモ回線の音声eSIMは使えないようです。
まず、日本通信やHISモバイルは音声eSIMがRakuten Hand 5Gで使えないことが明記されています。
また、ネット上の書き込みを見るとahamoのeSIMでも使えないようです。
おそらくドコモ本家のeSIMも不可でしょう。
ただし、IIJmioのデータ専用eSIMは使えます。
公式サイトでも動作確認されており、実際に使えたとの検証も多いです。
何らかの理由で音声eSIMは使えないが、データ専用のeSIMは使える、ということのようです。
- データ専用eSIM:〇
- 音声eSIM:×
ソフトバンク/ワイモバイル/LINEMO
ソフトバンク・LINEMO・ワイモバイルが使うバンドは5G:n77、4G:B1/3/8です。
Rakuten Hand 5Gはこの全てに対応しています。
また、VoLTEにも対応しています。
LINEMO公式サイト・ワイモバイル公式サイトでも動作確認されているため、他社のソフトバンク回線でも問題なく使えるでしょう。
au・povo・UQモバイルは?
auの対応バンドは4G/LTEはB1・18・26(18・26はどちら対応していれば可)、5Gはn77/n78です。
Rakuten Hand 5Gはau回線が使う4Gバンドには全て対応しています。
auのVoLTEにも間違いなく対応していますので、au・povo・UQモバイルやau回線を使った格安SIMのeSIM(mineo・IIJmioなど)でも問題なく使えます。
特にpovo2.0で使う方が多いと思いますが、Rakuten Hand 5Gはpovo2.0公式サイトで動作確認されているので安心です。
また、UQモバイル公式サイトでも動作確認されています。
ただし、5Gには注意が必要です。
Rakuten Hand 5Gが対応しているバンドはn77のみで、au回線が使うn78には非対応です。
UQモバイル公式サイトの動作確認端末一覧では5Gも使えることになっていますが、エリアによっては5G通信ができない場合もあるので、5Gにはあまり期待しないほうが良いでしょう。
IIJmioのeSIMでも使える
Rakuten Hand 5GはIIJmioのeSIMも使えます。
IIJmio公式サイトで動作確認されており、ドコモ回線のデータ専用eSIM、au回線の音声eSIMのどちらも問題なく使えることが確認されています。
- データ専用eSIM(ドコモ回線)
- 音声eSIM(au回線)
なお、au回線の音声eSIMは5G通信も〇になっていますが、Rakuten Hand 5Gはau回線が使う5Gバンドのうちn78には対応していません。
n77のみなのでエリアによっては電波が弱くなる可能性があります。
5Gにはあまり期待しない方がよいでしょう。
他社のMVNO/格安SIMで使える?
Rakuten Hand 5GはeSIM専用機です。
楽天モバイルMVNOのドコモ・au回線はeSIMに対応していないので、Rakuten Hand 5Gは使えません。
なお、eSIMに対応したMVNOなら使えます。
特にIIJmioではタイプA(au回線)の音声eSIMもタイプD(ドコモ回線)のデータ専用eSIMも動作確認されています。
mineo(Aプラン)の音声eSIMも動作確認されています。
ただし、ドコモ回線を使ったMVNOの音声eSIMは使えないようです。
日本通信やHISモバイルは音声eSIMがRakuten Hand 5Gで使えないことが明記されています。
また、ネット上の書き込みを見るとahamoのeSIMでも使えないようです。
IIJmio(D)のデータ専用eSIMは使えますが、ドコモ回線のMVNOの音声eSIMでは使わない方がよいでしょう。
ワイモバイル/LINEMOやソフトバンク回線のMVNO、UQモバイル・povo2.0やau回線のMVNOのeSIMは音声eSIMもデータeSIMも使えます。
他社SIMで使える?
前章までの通り、Rakuten Hand 5Gは他社SIMでも使える場合があります。
音声eSIM | データeSIM | |
---|---|---|
ドコモ回線 | × | 4G:〇 5G:× |
au回線 | 4G:〇 5G:△ |
4G:〇 5G:△ |
ソフトバンク 回線 |
4G:〇 5G:〇 |
4G:〇? 5G:〇? |
最もオススメなのはソフトバンク回線のeSIMです。
Rakuten Hand 5Gはソフトバンク回線の主要な4G/5Gバンドを網羅しています。
eSIMが選べるキャリアは少ないですが、LINEMOやワイモバイルで動作確認されているので安心して使えます。
au回線も4Gならばっちり使えます。
特にpovo2.0で使えるのもおすすめですね。
5Gはn78に非対応なのでエリアによっては5Gにならない場合もありますが、4Gだけで通信しても十分でしょう。
ドコモ回線もデータ専用eSIMなら問題なく使えます。
IIJmioのデータ専用eSIMで使っている方も多いですね。
一方、同じドコモ回線でも音声eSIMは端末の仕様上使えないようなので注意してください。
▼Rakuten Hand 5Gの詳細▼
Rakuten Hand 5GとRakuten Handの違い
P710とP780の違い・比較表
Rakuten Hand 5G |
Rakuten Hand |
|
---|---|---|
本体サイズ | 高さ138mm 幅63mm 厚さ9.5mm |
|
重さ | 134g | 129g |
画面サイズ | 5.1インチ | |
バッテリー | 2,630mAh | |
連続通話時間 (LTE) |
約26.6時間 | 約18時間 |
搭載CPU | Snapdragon 480 |
Snapdragon 720G |
メモリーRAM | 4GB | |
メモリーROM | 128GB | 64GB |
antutuスコア | 約28.7万 | 約29.0万 |
5G対応 | ◯ | × |
SIM | eSIM ×2 |
eSIM |
アウトカメラ | 6,400万+ 200万(深度) |
4,800万+ 200万(深度) |
インカメラ | 1,600万 | |
防水 | IPX8 | IPX2 |
Rakuten Hand 5G P780と前作Rakuten Hand P710の主な違いは以下のとおりです。
- 5Gに対応した
- バッテリーの持ちが良くなった
- eSIM×2のデュアルeSIMに
- メインレンズが高画素に
- ストレージが128Gに増量
- IPX8の防水に対応
- 前作よりCPU性能はダウン
- 発売時の価格は約2倍に
Rakuten Hand 5Gは5G通信に対応し、バッテリーの持ちも良くなりました。
前作と同じくeSIM専用機ですが、Rakuten Hand 5Gは2枚のeSIMを使い分けられるデュアルeSIMです。
また、前作Rakuten HandはIPX2の防滴で水濡れに弱かったのですが、Rakuten Hand 5Gは最高等級のIPX8になったのも安心です。
Rakuten Hand 5Gは前作Rakuten Handと同じ本体サイズで、重さもほとんど変わりません。
一方、搭載CPUはSnapdragon720GからSnapdragon480になりました。
antutuの総合ベンチマークスコアはSnapdragon720Gが約29万なのに対し、Snapdragon480は28.7万ほどです。
使っている中でそれほど差は感じないと思いますが、気にする方は前作を選んだほうが良いかもしれません。
本体サイズは同じ
Rakuten Hand 5GとRakuten Handの本体サイズは同じです。
外観からはほとんど違いはわかりませんが、唯一ロゴとおサイフケータイのマークの位置が反対になっています。
ただし、重さはわずかにRakuten Hand 5Gの方が重いです。
中古でRakuten Hand使用もあり
個人的には、中古でRakuten Handを使用するのもありだと思います。
5Gエリアが広がるまではRakuten Handでもほとんど影響はないでしょう。
メインで使う場合はRakuten Hand 5Gでもよいかもしれませんが、サブ端末や子供向けに買う場合はRakuten Handも探してみましょう。
Rakuten Hand 5GもRakuten Handも、中古スマホなら今でも購入できます。
楽天市場や中古スマホ店(イオシス・じゃんぱらなど)でRakuten Handを買って使うのもおすすめです。
Rakuten Hand 5Gの購入はこちら
以上、楽天モバイルで発売のRakuten Hand 5Gの解説でした。
前作に続くコンパクト・軽量のeSIM専用スマホで、5Gにも対応しています。
Rakuten Hand 5Gは楽天モバイルで終売になりましたが、今からでも十分使えます。
サブ端末にもおすすめです。
▼Rakuten Hand 5Gの詳細▼