本記事では楽天モバイルで発売されたOPPO Reno3 Aの実機レビューとスペックを解説します。
4キャリアの回線に対応したDSDV機種で、おサイフケータイも搭載しています。
楽天モバイルでの販売は終了しましたが、中古でも使えます。
OPPO Reno3 Aの価格・値段
OPPO Reno3 Aは販売終了
OPPO Reno3 Aは楽天モバイルでの販売が終了になりました。
店舗にもありません。
現在販売中のスマホはこちらを確認してください。
中古で格安で買える
OPPO Reno3 Aは中古でも購入できます。
楽天市場やAmazonでも買えますし、イオシスやじゃんぱらなどのスマホ店でも購入できます。
OPPO Reno3 Aは楽天モバイルはもちろん、ドコモ・au・ソフトバンクの全キャリアでも使えます。
nanoSIM×2のデュアルSIMなので、2枚のSIMを併用することも可能です。
5Gには非対応ですが、性能は今でも十分なのでぜひ利用してください。
楽天モバイルで使用する場合、楽天モバイルのSIMを差し替えるだけでOKです。
APNは自動で設定されます。
楽天モバイルで使う際の設定手順はこちらを参考にしてください。
OPPO Reno3 Aを他社で使う
楽天モバイルで購入したOPPO Reno3 Aは他キャリアでも使えます。
楽天モバイルはもちろん、ドコモ・au・ソフトバンクの全キャリアの4Gバンドに対応しているので、どのキャリアでも使えます。
SIMロックもかかっていないので、他社SIMで使う場合もSIMを差し替えてAPN設定をすればすぐに使えます。
OPPO Reno3 Aの対応バンド
対応バンド・周波数一覧
楽天モバイル版のOPPO Reno3 Aの対応バンドは以下の通りです。
- FDD-LTE:B1・2・3・4・5・7・8・18・19・20・26・28
- TD-LTE:B38・39・40・41
- W-CDMA:B1・2・4・5・6・8・19
- GSM:1900/1800/900/850MHz
5Gには非対応
OPPO Reno3 Aは5Gには対応していません。
楽天モバイルを契約中の方は5Gエリア内なら追加料金無しで5G通信ができますが、OPPO Reno3 Aではできません。
5Gが使いたい方はOPPO Reno5 Aを選びましょう。
ただし楽天モバイルの5Gエリアはまだまだ狭く、5Gでしか楽しめないコンテンツもありません。
あと1~2年ほどは5Gを気にする必要はないでしょう。
楽天モバイルで使える?
当たり前ですが、OPPO Reno3 Aは楽天モバイルで使えます。
SIMを挿せば自動でAPNが設定されます。
また、ETWSや110/119通話などでの高精度な位置情報測位にも対応しています。
ドコモ回線で使える?
ドコモ回線で使用する4G/LTEのバンドは1・3・19です。
OPPO Reno3 Aは1・3だけでなくプラチナバンド19にも対応しています。
また、ドコモのVoLTEにも対応しています。
よって、ドコモ・ahamoやドコモ回線を使った格安SIMを入れても使えます。
ソフトバンク/ワイモバイル可
ソフトバンク・ワイモバイル回線で使う4G/LTEのバンドは1・3・8ですが、OPPO Reno3 Aはすべて対応しています。
ソフトバンク・ワイモバイルのVoLTEには非対応ですが、3Gのバンド1・8に対応しているので通話も可能です。
よって、ソフトバンク・LINEMO・ワイモバイルやソフトバンク回線を使った格安SIMでも問題なく使えます。
au回線・au VoLTEは?
OPPO Reno3 Aはau回線のLTEバンド(1・18・26)の全てに対応しています。
au VoLTEにも対応していますので、au・povo・UQモバイルやau回線を使った格安SIMでも使えます。
楽天版OPPO Reno3 Aの違い
OPPO Reno3 AはSIMフリー版・ワイモバイル版・楽天モバイル版が発売されています。
UQモバイルで発売されたものもSIMフリー版と同様です。
SIMフリー版との違い
基本的には同じ仕様
楽天モバイル版 | SIMフリー版 | |
---|---|---|
アプリ | 楽天関連の アプリあり |
なし |
VoLTE | ドコモ:◯ au:◯ SoftBank:× 楽天モバイル:◯ |
ドコモ:◯ au:◯ SoftBank:? 楽天モバイル:◯ |
まず、SIMフリー版と楽天モバイル版は基本的に同じ仕様です。
どちらもSIMフリーでデュアルSIM・DSDVに対応しており、基本的には同じと思っておいて良いでしょう。
明確に違うのは、楽天モバイル版は起動時に楽天モバイルのロゴが表示されます。
また、楽天関連のアプリがプリインストールされています。
Rakuten Link・my楽天モバイル以外はアンインストール可能でしたので、不要な方は消しても良いでしょう。
VoLTEは不明…
ただ、少しややこしいのがVoLTEです。
SIMフリー版も楽天モバイル版も、ドコモ・au・楽天モバイルのVoLTEには対応しています。
ただし、楽天モバイル版はソフトバンク・ワイモバイルのVoLTEに非対応です。
SIMフリー版も非対応かもしれません。
VoLTEに非対応でも3GのB1・B8に対応しているので、ソフトバンクやワイモバイルのSIMを挿しても問題なく通話できます。
しかし、ソフトバンク・ワイモバイルの3Gは2024年に停波予定なので、それ以降は使えなくなります。
(アップデートなどで対応するかもしれませんが…)
ワイモバイル版との違い
楽天モバイル版とワイモバイル版のOPPO Reno3 Aには明確な違いがあります。
楽天モバイル版 | ワイモバイル版 | |
---|---|---|
SIMスロット | nano×2 (DSDV) |
nano×1 (シングル) |
SIMロック | なし (SIMフリー) |
あり |
VoLTE | ドコモ:◯ au:◯ SoftBank:× ワイモバイル:×? 楽天モバイル:◯ |
ドコモ:? au:◯ SoftBank:◯? ワイモバイル:◯ 楽天モバイル:◯ |
楽天モバイル版(およびSIMフリー版)はnanoSIM×2のデュアルSIMでDSDVに対応しています。
一方、ワイモバイル版はnanoSIM×1のシングルSIMです。
また、楽天モバイル版(およびSIMフリー版)はSIMフリーですが、ワイモバイル版はSIMロックがかかっています。
なお、ワイモバイル版はVoLTEの対応状況を公表していないため、詳細はわかりません。
ワイモバイルのVoLTEは確実に使えます。
おそらくソフトバンクのVoLTEも使えるでしょう。
また、UQモバイルと楽天モバイルでも動作確認されているので、auと楽天モバイルでもVoLTEが使えることが確定です。
ただし、ドコモのVoLTEで使えるかはわかりません。
楽天モバイル版OPPO Reno3 Aのレビュー
スペック一覧表
楽天モバイル版のOPPO Reno3 Aのスペック詳細は以下の通りです。
スペック | |
---|---|
サイズ (mm) |
高さ 160.9 幅 74.1 厚さ 8.2 |
重さ | 約175g |
画面サイズ | 約6.44インチ 有機EL |
解像度 | 2,400× 1,080 (フルHD+) |
バッテリー 容量 |
4,025mAh |
搭載OS | ColorOS 7.1 (Android10ベース) |
CPU | Snapdragon665 2.0GHz×4 1.8GHz×4 |
メモリー (ROM) |
128GB |
メモリー (RAM) |
6GB |
対応外部メモリ | microSDXC (最大256GB) |
有効画素数 (メインカメラ) |
4,800万+ 800万(超広角)+ 200万(モノクロ)+ 200万画素(深度測定) |
有効画素数 (サブカメラ) |
1,600万画素 |
USB端子 | USB Type-C |
OPPO Reno3 Aの発売日
楽天モバイルにおけるOPPO Reno3 Aの発売日は2020年6月25日(木)です。
SIMフリー版と同じタイミングですね。
なお、2021年6月18日に後継機「OPPO Reno5 A」も発売されました。
OPPO Reno3 Aの型番
楽天モバイルにおけるOPPO Reno3 Aの型番はCPH2013です。
SIMフリー版の型番も同じCPH2013です。
カラーバリエーション
OPPO Reno3 Aの本体カラーは「ホワイト」「ブラック」の2種類です。
私が購入したのはホワイトです。
ホワイトとありますが、実際は水色のイメージが強いですね。
また、光を反射してキラキラします。
SIMフリー?SIMロック?
楽天モバイルで発売されたOPPO Reno3 AはSIMフリーです。
のちほど解説しますが、楽天版のOPPO Reno3 Aはドコモ・au・ソフトバンク・ワイモバイルの4Gバンドにも対応していますので、他社のSIMを入れて使うこともできます。
デュアルSIM/DSDV対応
楽天モバイル版のOPPO Reno3 AはnanoSIM×2のデュアルSIMです。
DSDVにも対応しています。
ただし、SIMスロット2はマイクロSDと排他のため、SIMを2枚入れるとmicro SDが使えません。
6.4インチ有機EL画面
OPPO Reno3 Aのディスプレイは6.4インチです。
有機ELディスプレイなので美しいのが特徴です。
なお、インカメラは画面の最上部にある「水滴型」です。
リフレッシュレートは60Hz
楽天モバイルのOPPO Reno3 Aのリフレッシュレートは最大60Hzです。
リフレッシュレートとは画面に1秒間に描画できる画像の枚数で、数値が大きいほどスクロールした際に画面が綺麗にサクサク表示されます。
通常のスマホは最大60Hzで、OPPO Reno3 Aも60Hzです。
ちなみに、後継機OPPO Reno5 Aは最大90Hzに対応しています。
CPUはSnapdragon665
OPPO Reno3 Aに搭載されているチップセットは、Snapdragon665です。
高性能とまでは言えませんが、antutuベンチマークスコアでも21.4万ほどあるので十分高い性能です。
ほとんどのゲームも問題なく操作できるでしょう。
実際に使ってみましたが、私の使い方(WEBサイトやSNSの閲覧がほとんど)ではサクサク快適でした。
Pixel3やiPhone SE 第2世代と比べても差は感じません。
ただし、3Dゲームをする方は注意が必要です。
レスポンスや画質にそれほどこだわりがなければOPPO Reno3 Aでも問題ありませんが、こだわる方は他機種がおすすめです。
楽天モバイルの取り扱い端末ではiPhone12シリーズが高性能です。
AndroidならSnapdragon765Gを搭載したOPPO Reno5 Aが良いでしょう。
RAMは6GB/ストレージ128GB
OPPO Reno3 AのメモリーRAMは6GB、ストレージ(ROM)は128GBです。
Snapdragon665搭載機種はメモリーRAMが4GBの機種が多いですが、OPPO Reno3 Aは6GBなのは嬉しいですね。
ストレージ容量も128GBと十分です。
初期状態で18GBほど埋まっていましたので、110GBほど空き容量がありました。
もし足りない方もSDカードで増設できます。
micro SD挿入可
OPPO Reno3 AはマイクロSDカードでストレージ容量を増設できます。
本体のストレージ容量は128GBなので十分ですが、容量が足りない方はマイクロSDカードで最大256GB増設できます。
ただし、SDカードスロットはSIMスロット2と同じ場所にあり、どちらかしか使えません。
デュアルSIMで使う場合は、128GBでまかなえるようにクラウドストレージを利用しましょう。
4眼カメラ搭載
OPPO Reno3 Aの最大の特徴はカメラです。
アウトカメラには4つのレンズを搭載しています。
この価格帯の機種で4眼レンズは珍しいですね。
- 約800万画素(広角)
- 約4,800万画素(メイン)
- 約200万画素(モノクロ)
- 約200万画素(ポートレート)
インカメラも1,600万画素と高画素です。
レンズはディスプレイ最上部にある「水滴型レンズ」です。
カメラレビューと撮影した写真
この章ではOPPO Reno3 Aで実際に撮影した写真を抜粋して記載します。
まずは風景写真です。
明るいところも暗いところも、近くも遠くもキレイに撮れています。
当日の天気は曇りでやや暗かったのですが、OPPO Reno3 Aは全体的に明るく写っていますね。
最近のスマホは性能が向上しているため、普通の写真はどの機種でもだいたいキレイです。
OPPO Reno3 Aには広角モードもあります。
広角モードにすると、通常に比べて暗くなったり不鮮明になる機種もあるのですが、OPPO Reno3 Aは広角もキレイです。
景色や大自然の写真を撮影する際に活用できますね。
広角モードへの切り替えは、カメラ画面に表示される「1×」の左にある白い点をタップするだけです。
続いてはカメラ性能の差が出やすい夜景の写真です。
OPPO Reno3 Aには夜景モードが搭載されています。
夜景もけっこうキレイです。
ホーム上の明るい部分も、背景の暗い部分も鮮明に写っています。
ただ、実際に肉眼で見るよりも全体的にかなり明るいです。
夜景に強いハイスペック機種は暗い部分は暗いまま鮮明に撮影できるのですが、OPPO Reno3 Aは全体的に明るくすることではっきりと見えるようになっています。
といっても、この価格でこの性能なら上出来です。
夜景を撮る機会はあまりないので個人的にはそれほど重要視していませんが、OPPO Reno3 Aは写真もなかなか良いですね。
最後は食事の写真です。
OPPO Reno3 AのカメラはAIが被写体を判別し、最適な撮影モードに自動で設定してくれます。
AI搭載カメラは鮮やかすぎて肉眼と全然違う写真になる場合もあるのですが、この写真はかなり肉眼に近いです。
過剰な色遣いになっておらず、個人的にはかなり好きですね。
Twitterでは夜景と食べ物の写真を他機種と比較しています。
価格が異なるので単純比較できませんが、OPPO Reno3 Aは一括1,980円で買える割になかなか良いと思います。
詳細:シムラボTwitter
USB端子はUSB Type-C
OPPO Reno3 AのUSB端子はUSB Type-Cです。
USBケーブルや充電器も搭載しています。
イヤホンジャックあり
OPPO Reno3 Aには本体下部に3.5mmイヤホンジャックがあります。
有線でイヤフォン・ヘッドフォンを接続できるのはメリットですね。
5GhzのWiFiに対応
OPPO Reno3 Aが対応するWi-Fi規格は802.11a/b/g/n/acです。
2.4Ghzに加え5Ghzにも対応しています。
▼Reno3 Aの詳細を見る▼
OPPO Reno3 Aのベンチマーク
antutu
楽天モバイル版のOPPO Reno3 Aのantutuベンチマークスコアは約21.4万でした。(V9.1.1で測定)
何度か測定しましたが、いずれもこれに近い値でした。
重い3Dゲームでなければ処理は快適でしょう。
ちなみに、後継機OPPO Reno5 Aは37.5万、一括1円のOPPO A73は19.8万ほどでした。
SoC | メモリー RAM |
antutu スコア |
|
---|---|---|---|
Reno3 A | SDM 665 |
6GB | 21.4万 |
Reno5 A | SDM 765G |
6GB | 37.5万 |
A73 | SDM 662 |
4GB | 19.8万 |
Geekbench
OPPO Reno3 Aで測定したGeekbench 5.4.1のベンチマークスコアはシングル:309、マルチ:1356です。
何度か測定しましたが、ほぼ同じ値でした。
それほど高い数字ではありませんが、実際に操作したところ操作性や処理速度は全く問題ありませんでした。
Snapdragon665に加えメモリーRAMも6GBあるので、普段使いではサクサク快適でしょう。
ただし、重い3Dゲームをする方はOPPO Reno5 AやiPhoneを買ったほうが良いかもしれません。
▼OPPO Reno3 Aの詳細▼
OPPO Reno3 Aの付属品
OPPO Reno3 Aの付属品一覧
楽天モバイル版のOPPO Reno3 Aには以下が付属しています。
- クリアケース
- 画面保護フィルム(貼付済み)
- ACアダプタ
- USB Type-Cケーブル
- イヤフォン
- 安全ガイド・クイックガイド
- SIMピン
充電器が付属
OPPO Reno3 Aには充電器(ACアダプタ・USBケーブル)が付属しています。
また、すでにお持ちのACアダプタやUSBケーブルも使えます。
スマホケース・カバー付属
楽天モバイルのOPPO Reno3 Aにはスマホケースが付属しています。
ただし、スマホケースは簡易的なクリアケースです。
基本的にはご自身で購入するのがおすすめです。
OPPO Reno3 Aのフィルム
OPPO Reno3 Aは最初から画面保護フィルムが貼付されています。
自身で購入・貼り付ける必要はありません。
ただし、指紋防止・覗き見防止フィルムやガラスフィルムが良い方は自身で購入しましょう。
▼OPPO Reno3 Aの詳細▼
OPPO Reno3 Aの搭載機能
搭載機能一覧
OPPO Reno3 Aには以下の便利機能が搭載されています。
機能 | 有無 |
---|---|
おサイフケータイ | ○ |
防水 | ○ |
防塵 | ○ |
ワンセグ | × |
ワイヤレス充電 | × |
指紋認証 | ○ |
顔認証 | ○ |
指紋認証は画面内指紋認証です。
防水・防塵対応
OPPO Reno3 Aは防水・防塵に対応しています。
防水はIP68なので、雨の日やお風呂での操作も安心です。
指紋認証・顔認証対応
OPPO Reno3 Aは指紋認証・顔認証に対応しています。
マスクをしている時間が長い現在でも、指紋認証があるのは嬉しいですね。
指紋認証はディスプレイ内認証です。
外部に指紋認証センサーがなく、ディスプレイ内に表示される指紋のマークに指をタッチすることでロックが解除します。
ディスプレイ内指紋認証は精度が悪いとの口コミも多いですが、個人的には精度も認証速度も問題には感じませんでした。
おサイフケータイ対応
OPPO Reno3 Aはおサイフケータイに対応しています。
キャッシュレスが推進される中で、おサイフケータイの人気が再び高まっています。
おサイフケータイのセンサーは本体背面の上部中央からやや左にあります。
ワイヤレス充電非対応
OPPO Reno3 Aは急速充電に対応していますが、ワイヤレス充電には対応していません。
ワンセグ/フルセグなし
OPPO Reno3 Aはワンセグ・フルセグには対応していません。
ワンセグ・フルセグ対応機種はどんどん少なくなっていますね。
▼OPPO Reno3 Aの詳細▼
OPPO Reno3 A購入は楽天モバイル公式サイトで
以上、楽天モバイル版OPPO Reno3 Aのレビューでした。
楽天モバイルでの販売は終了しましたが、性能は今でも十分なので中古でも使えます。
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