本記事ではソフトバンクから他社に番号そのままで乗り換える際のおすすめキャリアを解説します。
ソフトバンクから乗り換えならワイモバイルが一番おすすめですが、人によってはLINEMOを選んでもよいでしょう。
ただし、データ容量をたくさん使う人は楽天モバイルやahamoも検討してください。
▼おすすめはワイモバイル▼
ソフトバンクのおすすめ乗り換え先
ソフトバンクからのおすすめの乗り換え先は基本的にワイモバイルかLINEMOです。
はじめて格安SIMに乗り換える人はワイモバイルが良いでしょう。
ただしワイモバイルもLINEMOも月30GBまでのプランしかありませんので、月30GB以上使う人は楽天モバイルを選んでください。
おすすめキャリア | |
---|---|
シムラボの おすすめ |
・ワイモバイル ・LINEMO |
データ使用が 月30GB以上 |
・ahamo ・楽天モバイル |
ワイモバイル
まず紹介するのはワイモバイルです。
ソフトバンクのサブブランドで、ソフトバンクとほぼ同じ品質のサービスが格安で受けられます。
同じグループのLINEMOもおすすめですが、ワイモバイルなら全国に店舗があって安心です。(LINEMOはオンラインのみ)
格安SIMへの契約が初めてで、月のデータ使用量が30GB以下なら迷わずワイモバイルを選びましょう。
詳細:ワイモバイルのメリット/デメリット
詳細:ソフトバンクからワイモバイルに乗り換える手順
▼おすすめはワイモバイル▼
スマホがそのまま使える
ソフトバンクからの乗り換え先としてワイモバイルをおすすめする最大の理由は、今使っているスマホがそのまま使えることです。
ソフトバンクとワイモバイルは同じ回線を使っているため、今ソフトバンクで使えているスマホはほぼ間違いなくワイモバイルでも使えます。
SIMロック解除も不要
2021年5月11日までに購入したソフトバンクの端末にはSIMロックがかかっており、本来は他社で使う前にSIMロック解除が必要です。
しかし、同じソフトバンクグループ内のワイモバイルとLINEMOに乗り換える場合は、ソフトバンク側で自動的にSIMロック解除してもらえます。
2021年8月18日(水)以降にブランド間でのりかえのお申し込みをされたお客さまへ
ソフトバンクからワイモバイルおよびLINEMO(ラインモ)へのブランド間ののりかえの場合、のりかえ前にご利用いただいているソフトバンク製品のSIMロック解除手続きを同時に実施しますので、お客さまのお申し出によるSIMロック解除手続きは不要です。
引用:ソフトバンク公式サイト
そのため自分でSIMロックを解除する必要がなく、SIMを差し替えてAPN設定するだけで使えます。
ドコモ回線やau回線を使うキャリアに乗り換える場合、今使っているスマホが使えない場合があります。
また、使える場合でもSIMロック解除が必要な場合もあり、少々面倒です。
端末が使える/使えないを判断するのは少々難しいので、よくわからない人はワイモバイルに乗り換えるのが安心です。
ソフトバンクより料金が安い
ソフトバンクからワイモバイルに乗り換える最大のメリットは料金の安さです。
ワイモバイルの料金は以下のとおりです。
<ワイモバイルの料金表>
プラン | S | M | L |
---|---|---|---|
データ 容量 |
4GB | 20GB | 30GB |
月額 料金 |
¥2,365 | ¥4,015 | ¥5,115 |
各種割引 適用後料金 |
¥1,078 | ¥2,178 | ¥3,278 |
通信量1GB 以下の割引 |
― | -¥1,100 | -¥2,200 |
制限時の 最大速度 (※) |
300kbps | 1Mbps | |
通話料 | 22円/30秒 ・10分かけ放題:880円 ・時間無制限かけ放題:1,980円 |
※1:基本容量の半分を超えると最大128kbpsに制限
シンプル2は、4GBプランが月2,365円、20GBで4,015円、30GBで5,115円です。
おうち割とPayPayカード割を適用すれば4GBが月1,078円、20GBが月2,178円、30GBが月3,278円で利用可能です。
通常料金で比較すると、30GB以下なら常にワイモバイルの方が安いです。
特に2~4GBの人は料金を3分の1以下に抑えられます。
<通常料金の料金比較>
ワイモバイル | ソフトバンク | |
---|---|---|
~1GB | ¥2,365 | ¥3,278 |
1~2GB | ¥2,365 | ¥4,378 |
2~3GB | ¥2,365 | ¥5,478 |
3~4GB | ¥2,365 | ¥7,238 |
4~20GB | ¥4,015 | ¥7,238 |
20~30GB | ¥5,115 | ¥7,238 |
各種割引適用後の料金もワイモバイルが安いです。
下表の料金は、ワイモバイルはおうち割光セット(A)とPayPayカード割、ソフトバンクはみんな家族割(3人以上)+おうち割光セット+PayPayカード割を適用時の料金です。
<割引後料金の料金比較>
ワイモバイル (おうち割+ カード割) |
ソフトバンク (家族割+おうち割 +カード割) |
|
---|---|---|
~1GB | ¥1,078 | ¥2,178 |
1~2GB | ¥1,078 | ¥3,278 |
2~3GB | ¥1,078 | ¥4,378 |
3~4GB | ¥1,078 | ¥4,928 |
4~20GB | ¥2,178 | ¥4,928 |
20~30GB | ¥3,278 | ¥4,928 |
上記の通り、割引後の料金を比較しても常にワイモバイルがお得です。
特に2GB~4GBの場合は4分の1以下になりますね。
2年使った場合で比較すると、以下のようにワイモバイルが断然お得です。
- 月1GB:約2.6万円安い
- 月1~2GB:約5.2万円安い
- 月2~3GB:約7.9万円安い
- 月3GB~4GB:約9.2万円安い
- 月4GB~20GB:約6.6万円安い
- 月20GB~30GB:約3.9万円安い
※各種割引適用時
ソフトバンクから乗り換えるだけで一人あたり2年で最大9.2万円ほどの節約も可能で、家族で乗り換えればさらにお得です。
▼乗り換えはこちら▼
ワイモバイルもおうち割の対象
現在ソフトバンクを契約中の人は自宅の光回線をソフトバンク光にして、「おうち割 光セット」による割引を受けている人も多いと思います。
この光回線とのセット割はワイモバイルでも適用されます。
現在ソフトバンク光/ソフトバンクエアーを契約している人は、ワイモバイルの料金が最大毎月1,650円割引されます。
今使っているソフトバンク光/ソフトバンクエアーのまま割引が適用されるのでかんたんですね。
<おうち割の割引額>
プラン | シンプル2 |
---|---|
S | 毎月1,100円 |
M | 毎月1,650円 |
L |
ワイモバイルでおうち割とPayPayカード割を適用すれば、プランSは月1078円、プランMは月2,178円で使えます。
光回線を他社に変更する必要もなく、もともとお得なワイモバイルの料金がさらに安くなりますね。
スマホと光回線をセットにするのはスマホ料金節約の必須のテクニックです。
もしワイモバイル以外のキャリアに乗り換える場合も、必ず光回線とのセット割があるキャリアを選びましょう。
おうち割の詳細はこちらにまとめています。
ワイモバイルは通信速度が速い
ワイモバイルは通信速度が速いのもメリットです。
ソフトバンクとほとんど同じレベルの速度が一日中出ているので、ソフトバンクから乗り換えてもこれまで通り使えるでしょう。
他の多くの格安SIMはドコモ/au/ソフトバンクから回線の一部を借りて運営しているため、お昼や夕方の回線が混雑する時間帯には速度が遅くなります。
特にお昼は1Mbps前後に落ち込み、WEBサイトやSNSの閲覧、動画視聴にも影響が出ます。
ただし、ワイモバイルは一日中速いので心配不要です。
シムラボでもワイモバイルの通信速度を毎月測定していますが、回線が最も混雑するお昼でも50Mbps以上出ていて快適です。
お昼や夕方も含めて快適に使いたい人はワイモバイルを選びましょう。
余ったデータは繰り越し可能
ワイモバイルにはソフトバンクにない「データ繰り越し」の仕組みがあります。
当月に使い切れなかったデータ容量は翌月に繰り越されますので、月によるデータ使用量の変動もうまく吸収できます。
またデータ容量を使い切った後も、プランM/Lなら最大1Mbpsの速度で使えます。
最大1MbpsあればYoutubeも480p画質くらいならつまらずに見れますし、WEBサイトやSNSなどもそこそこ閲覧できます。
全国の店舗でサポート可
他の格安スマホ会社と違い、ワイモバイルは全国に店舗があります。
スマホの契約などはオンラインストアで十分ですが、何か困ったときや緊急の場合には街のワイモバイルショップに行けば対応してくれます。
特に初めて格安SIMに乗り換える人は、何かあったときのために店舗があるのは安心ですね。
現在はソフトバンクショップでもワイモバイルの取り扱いが始まり、全国に2,000店舗以上あります。
これまでソフトバンクで通っていた店舗でもワイモバイルを扱っているので安心です。
次に解説するLINEMOはオンライン専用プランなので、各種手続きは全てオンラインで完結しなければなりません。
月のデータ使用量によってはLINEMOの方がお得な場合もありますが、店舗があった方が安心という人はワイモバイルを選びましょう。
上記以外にもワイモバイルのメリットは数多く、乗り換え先の中では最もおすすめです。
ワイモバイルのメリット・デメリットや評判はこちらにまとめています。
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ワイモバイルのデメリット
ここまでソフトバンクからワイモバイルに乗り換えるメリットを解説してきましたが、ワイモバイルには注意点やデメリットもあります。
- データ容量は最大30GB
- iPhoneは遅れて発売
- 乗り換えキャンペーンなし
- さらに安いキャリアも
データ容量は最大30GB
ワイモバイルの最大のデメリットは最大30GBまでのプランしか選べないことです。
ソフトバンクの大容量プランや使い放題プランで月30GB以上使っていた人はワイモバイルでは対応できません。
どうしても30GBで足りない人はのちほど解説するahamoや楽天モバイルも契約しましょう。
ahamoは月110GBと5分かけ放題がついて月額4,950円です。
また、楽天モバイルならデータ使い放題でも月3,278円で、ワイモバイルのプランLよりも安いです。
電波の安定性はソフトバンクやワイモバイルには劣りますが、使い放題で月3,278円は破格の料金です。
最新のiPhoneは遅れて発売
ソフトバンクはApple Storeと同日に最新のiPhoneが発売されますが、ワイモバイルは遅れて発売されます。
そのため、最新のiPhoneが使いたい人はApple Storeや楽天モバイル 楽天市場店などでSIMフリーのiPhoneを端末のみ購入し、自分でSIMを差し替えて使う必要があります。
自分で端末のみを購入して使うのもかんたんですが、よくわからない人は少し不安ですね。
乗り換えキャンペーンは対象外
ソフトバンクとワイモバイルは同じグループのため、乗り換えキャンペーンはありません。
ワイモバイルではSIMのみ契約で1万円程度のPayPayポイント還元を実施していますし、端末セットで乗り換えれば最大21,600円の割引が適用されますが、ソフトバンクからの乗り換えはいずれも対象外です。
ただし、ソフトバンクから乗り換え時は初期費用が無料になりますし、ワイモバイルに乗り換えることで毎月の料金を大きく節約できます。
個人的にはあまり気にせず乗り換えたほうが良いと思います。
料金がさらに安いキャリアも
ワイモバイルの料金はソフトバンクに比べると安いですが、他にはさらに安いキャリアもあります。
例えば次章で解説するLINEMOは、データ使用量が3GB未満なら月990円、20GB未満なら月2,970円です。
ワイモバイルはおうち割光セットとカード割を適用すると安いですが、通常価格は音声3GBが月2,365円なので、これらのキャリアに比べると少し高いです。
ただし店舗が全国にあるなどのメリットも含めるとワイモバイルがおすすめです。
特に初めて格安SIMに乗り換える人はMVNOやオンライン専用プランよりワイモバイル・UQモバイルなどのサブブランドがおすすめです。
私も格安SIMデビューはワイモバイルでした。
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LINEMO
続いて紹介するのはLINEMO(ラインモ)です。
同じソフトバンクグループのオンライン専用ブランドで、ソフトバンクと同じ通信品質/通信速度で、料金はワイモバイルより安い場合もあります。
さらにLINEはカウントフリーなので、LINE電話やビデオ通話をする人にもおすすめです。
▼ワイモバイルより安い▼
今のスマホがそのまま使える
ソフトバンクからLINEMOに乗り換える最大のメリットは、ソフトバンクで今使っているスマホがそのまま使えることです。
ソフトバンクとLINEMOは同じ回線を使っているため、今ソフトバンクで使えているスマホはほぼ間違いなくLINEMOでも使えます。
SIMロック解除も不要
2021年5月11日までに購入したソフトバンクの端末にはSIMロックがかかっており、本来は他社で使う前にSIMロック解除が必要です。
しかし、同じソフトバンクグループ内のLINEMOとワイモバイルに乗り換える場合はソフトバンク側で自動的にSIMロック解除してもらえます。
2021年8月18日(水)以降にブランド間でのりかえのお申し込みをされたお客さまへ
ソフトバンクからワイモバイルおよびLINEMO(ラインモ)へのブランド間ののりかえの場合、のりかえ前にご利用いただいているソフトバンク製品のSIMロック解除手続きを同時に実施しますので、お客さまのお申し出によるSIMロック解除手続きは不要です。
引用:ソフトバンク公式サイト
そのため自分でSIMロックを解除する必要がなく、SIMを差し替えてAPN設定するだけで使えます。
詳細:LINEMOのAPN設定(iPhone/Android)
ドコモ回線やau回線を使うキャリアに乗り換える場合、今使っているスマホが使えない場合があります。
また、使える場合でもSIMロック解除が必要な場合もあり、少々面倒です。
端末が使える/使えないを判断するのは少々難しいので、よくわからない人はLINEMOに乗り換えるのが安心です。
ソフトバンクより料金が断然安い
LINEMOの最大のメリットは料金の安さです。
前章で解説したワイモバイルよりさらに安いです。
<LINEMOの料金プラン>
ベストプラン | ベストプランV | |||
---|---|---|---|---|
容量 | ~3GB | ~10GB | ~20GB | ~30GB |
月額料金 | 990円 | 2090円 | 2970円 | 3960円 |
5分 かけ放題 |
月550円 | 料金に含む | ||
無制限 かけ放題 |
月1,500円 | 月1,100円 | ||
容量 超過後の 最大速度 |
300kbps (15GB超過後 は128kbps) |
1Mbps (45GB超過後 は128kbps) |
ベストプランは、月のデータ使用量が3GB未満なら月額990円です。
ワイモバイルおうち割とカード割を適用して月1,078円でしたが、LINEMOは単体で990円です。
音声20GBは5分かけ放題込みで2,970円で使えます。
通信制限時の最大速度もワイモバイルと同じで、ベストプランは最大300kbps、ベストプランVは最大1Mbpsです。
最大1MbpsならYoutubeも480p画質までならつまらずに視聴できますし、SNSやWEBサイトもなんとか視聴できます。
LINEはギガフリー
LINEMOにはLINEで消費したデータ容量がカウントされない「LINEギガフリー」というサービスがあります。
LINEの文字やスタンプのやり取りはそれほどデータ容量を消費しませんが、LINEによる音声通話やビデオ通話もカウントフリーになるのがメリットです。
家族・友人や恋人同時でLINE通話を長時間する人にもおすすめです。
また、データ容量を使い切った後もLINEは高速で通信できます。
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LINEMOのデメリット
ただし、LINEMOにもいくつかデメリット・注意点があります。
- 店舗がない
- キャンペーン対象外
店舗がない
LINEMOの最大のデメリットは店舗がないことです。
LINEMOはオンライン専用のブランドで、店舗を持たないことで料金を安くしています。
ソフトバンクの店舗でもサポートしてくれません。
手続きはオンラインで簡単にできるので慣れれば問題ないですが、初めて格安SIMに乗り換える人は少々不安かもしれません。
店舗があったほうが良いという人はワイモバイルの方がおすすめです。
シムラボでも初めて格安SIMを契約する場合は店舗があるワイモバイル/UQモバイルや楽天モバイルをおすすめしています。
乗り換えキャンペーンは対象外
LINEMOはソフトバンクのプランの一つという位置づけのため、乗り換えキャンペーンはありません。
通常、LINEMOでは高額のPayPayポイントが還元されるキャンペーンを実施していますが、ソフトバンクからの乗り換えは対象外です。
ただし、ソフトバンクから乗り換え時は初期費用が無料になりますし、LINEMOに乗り換えることで毎月の料金を大きく節約できます。
個人的にはあまり気にせず乗り換えたほうが良いと思います。
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楽天モバイル
続いて紹介するおすすめの乗り換え先は楽天モバイルです。
月30GB以上使う人は楽天モバイルかahamoを検討しましょう。
データ使い放題と国内通話かけ放題で月3,278円は破格の安さです。
電波の安定性はソフトバンクやワイモバイル/LINEMOに劣りますが、最近ではかなり改善してきました。
データ使い放題で3,278円
楽天モバイルの最大のメリットは使い放題プランの料金の安さです。
料金プランは月のデータ使用量に応じて変動する従量課金制で、20GB以上はどれだけ使っても月3,278円です。
<楽天モバイル料金表>
容量 | 基本料金 | 通話料金 |
---|---|---|
3GB まで |
¥1,078 | 国内通話 かけ放題 (※) |
3GB~ 20GBまで |
¥2,178 | |
20GB以上 無制限 |
¥3,278 |
※一部かけ放題対象外あり
ソフトバンクのメインプラン「メリハリ無制限」の通常料金は月7,238円なので、楽天モバイルは半額以下で使い放題です。
以前は1日10GB以上使うと速度制限がかかっていましたが、2022年後半頃に廃止されました。
現在はデータ容量をどれだけ使っても3,278円しかかからないので、かんたんに料金を節約できます。
国内通話が無料でかけ放題
楽天モバイルは全ての契約者が無料で国内通話かけ放題が使えるのもメリットです。
専用アプリ「Rakuten Link」を使えば、固定電話や他社携帯電話も含めて料金が無料です。
アプリの利用料金も無料なので、通話が多い人や長電話をする人はかなりお得です。
(ナビダイヤルなど一部電話番号は有料)
ソフトバンクやワイモバイル/LINEMOでかけ放題プランを契約しようとすると追加で2,000円近くかかるのに対し、楽天モバイルは無料でかけ放題です。
通話が多い人はさらにお得になります。
最新のiPhoneが安い
楽天モバイルはソフトバンクと同じく最新のiPhoneが発売と同時に購入できます。
先に解説したワイモバイルはかなり遅れて発売されますが、楽天モバイルならいち早く購入できます。
さらに、楽天モバイルのiPhoneの端末価格はソフトバンクよりも安く、4キャリアで最安値です。
キャンペーンやポイント還元を含めるとApple Storeよりも安く買えるので、最新のiPhoneを使いたい人は楽天モバイルがおすすめです。
楽天モバイルのiPhoneはSIMフリーですしApple Storeで販売されている端末と全く同じなので、安心して使えます。
機種変更でiPhoneを使う場合もお得に購入できます。
楽天モバイルのデメリット
ここまでソフトバンクから楽天モバイルに乗り換えるメリットを解説してきましたが、楽天モバイルには注意点やデメリットもあります。
- 回線エリア・通信の安定性は劣る
- Androidは使えない端末が多い
- SIMロック解除が必要
回線エリアが狭い・電波が不安定
楽天モバイルの最大のデメリットは回線エリアです。
楽天モバイルは自社回線を使ったデータ通信が月3,278円で使い放題なのが最大のメリットですが、自社回線の基地局はソフトバンクなどに比べてまだまだ少ないです。
また、マップ上は楽天回線エリアになっていても電波が弱く、圏外になったり速度が遅くなる場合もあります。
電波は改善傾向にあり
楽天モバイルは依然としてエリアと電波の安定性の問題がありますが、私の使用範囲ではだいぶ安定してきたように思います。
私は都内で2021年夏~秋にかけて楽天モバイルをメインに使っていましたが、突然データ通信が止まる・圏外になる事が多く、メインでの使用をやめてしまいました。
しかし、2022年春に再度メインとして使ったところ、以前のようにデータが止まることはほとんどなくなりました。
現在は全く問題なく使えていますし、都内でも5G電波をつかむこともかなり増えてきました。
- 2021年秋:頻繁に止まり、圏外に
- 2022年春~:安定して使える
あくまで23区内で生活する私の感想ですが、電波状況はかなり改善しているように思います。
また、2023年からは大都市の一部でKDDI回線のローミングを開始し、2024年6月からはプラチナバンドも使えるようになりました。
プラチナバンドが使えるのは一部地域のみですが、今後広がってくればこれまで苦手だった地下や建物の中などでも繋がりやすくなるかもしれません。
以前に一度試してみて諦めた人も、再度試してみるのがおすすめです。
Androidは使えない場合も
ソフトバンクで使っていたスマホは楽天モバイルで使えない場合もあります。
まず、iPhoneはiPhone6S/iPhone SE(初代)以降の機種なら楽天モバイルで使えます。
ただし、SIMロック解除が必要です。
Androidスマホは使えない端末が多いです。
SIMロック解除すれば使えないことはないですが、ソフトバンクと楽天モバイルでは使っている電波の周波数が違うため、エリアによっては電波が弱くなる場合あります。
使用前には必ず楽天モバイル公式サイトの「ご利用製品の対応状況確認」を確認しましょう。
使えない場合や、使えるかどうかよくわからない場合には素直に楽天モバイルで端末を買いましょう。
楽天モバイルへの乗り換え時に端末を購入すれば、iPhoneもAndroidも高額のポイントが還元されます。
▼iPhoneもAndroidもお得▼
ahamo
続いて紹介するのはahamo(アハモ)です。
30GBのデータ容量と5分かけ放題がついて月2,970円で使えます。
さらに、「大盛り」オプションを追加すれば月4,950円で110GBまで使えます。
料金 | |
---|---|
30GB +5分かけ放題 |
¥2,970 |
110GB +5分かけ放題 |
¥4,950 (+¥1,980) |
最もおすすめのワイモバイルは30GBまでのプランしか選べないので、それ以上使いたい人はahamoか楽天モバイルを検討しましょう。
110GB+5分かけ放題で4950円
ahamoは月30GBの容量が2,970円で使えます。
さらに容量が80GB追加される「ahamo大盛り」オプションをつければ、110GBが月4,950円で使えます。
ワイモバイルもLINEMOも最大30GBまでしか選べないので、それ以上使う人はahamoで大盛りオプションを追加しましょう。
通信速度がずっと速い
ahamoはドコモと同じ帯域を使っているため、通信速度は一日中快適です。
また、ahamoは容量を使い切った後も最大1Mbpsの速度で通信できます。
1Mbpsの速度があれば、Youtubeも360p~480pの画質で詰まらずに視聴できます。
SNSやWEBサイトの閲覧も「ちょっと遅いかな?」くらいの速度で表示されますので、快適とは言えませんがイライラするようなことはありません。
ワイモバイルやLINEMOは容量超過後の低速通信に容量制限がありますが、ahamoは1Mbpsでどれだけ使っても使い放題です。
うっかり30GB/110GB使い切ってしまった場合もある程度のことは問題なくできるのがahamoのメリットです。
もちろん1GB/550円でチャージすれば速度制限は解除されます。
海外でも無料でデータ通信可
ahamoは海外でもそのままの料金でデータ通信が使えるのがメリットです。
対象の国・地域であれば、日本国内と同様に30GBまでのデータ容量が使えます。
追加料金はありませんし、事前申し込みも不要です。
旅行や出張で海外に行く人はahamoがお得です。
ただし通話料は別途海外用の料金がかかるので注意してください。
使えないアンドロイドも
前章で解説した楽天モバイルと同じく、ahamoも端末には注意が必要です。
ソフトバンクで使っていたスマホがそのまま使えない場合もあります。
乗り換える前にahamoの動作確認端末一覧ページでスマホが使えるか確認しましょう。
まず、ソフトバンクで使っていたiPhoneはahamoでも問題なく使えます。
ただしSIMロックがかかったiPhoneは事前に解除が必要です。
一方、ソフトバンクで使っていたAndroidスマホはSIMロック解除しても使えない場合もあります。
端末がahamoが使っているドコモ回線の周波数に対応しておらず、エリアによっては電波が弱くなる可能性があるからです。
Androidスマホを流用する場合は動作確認端末一覧を確認したうえで使ってください。
他のおすすめ乗り換え先は?
IIJmioは料金が更に安い
月のデータ使用量が30GB以下の場合はワイモバイルかLINEMOがおすすめですが、格安SIMならさらに安いキャリアもあります。
例えばIIJmioは音声2GBが850円、音声5GBが990円で使えますし、キャンペーンにより更に安くなる場合も多いです。
ワイモバイルは音声4GBが月2,365円なのでIIJmioのほうがかなり安いですね。
また、ワイモバイルは3つしかプランがありませんが、IIJmioはデータ使用量ごとに細かくプランが選べます。
ほとんどスマホを使わないのでとにかく安いキャリアにしたいという人はIIJmioも検討しましょう。
▼IIJmioのギガプランの料金表▼
容量 | 音声通話SIM |
---|---|
2GB | ¥850 |
5GB | ¥990 |
10GB | ¥1,500 |
15GB | ¥1,800 |
20GB | ¥2,000 |
ただし、IIJmioはワイモバイルのように店舗でのサポートはなく、基本的にはすべての手続きをオンラインで完結する必要があります。(申込みは店舗カウンターもあり)
SIMロックがかかったソフトバンク端末は事前にSIMロック解除が必要だったり、お昼や夕方には回線が混雑し通信速度が遅くなる点にも注意が必要です。
電話・メール・LINEが中心でそれほどスマホを使わない人は問題ないと思いますが、ある程度スマホを使う人はワイモバイルやLINEMOのほうがおすすめです。
シムラボでも、初めて格安SIMに乗り換える人はまずは店舗があるワイモバイルに契約するのをおすすめしています。
UQモバイルもお得
UQモバイルならキャンペーン対象
ソフトバンクからUQモバイルに乗り換える人も多いです。
UQモバイルはワイモバイルと同じく大手キャリアのサブブランドで、速度も速く全国に店舗もあります。
また、UQモバイルは乗り換えキャンペーンが豪華です。
ソフトバンクからワイモバイルへの乗り換えはキャンペーンが適用されませんでしたが、UQモバイルなら乗り換えキャンペーンの対象です。
端末はSIMロック解除が必要な場合もありますが、面倒でなければUQモバイルも検討しましょう。
UQモバイルのデメリット
ただし、ソフトバンクからUQモバイルへの乗り換えにはデメリットもあります。
特に、端末がそのまま使えない場合があります。
ソフトバンクで買ったiPhoneはSIMロック解除すれば使えますが、AndroidスマホはSIMロック解除しても使えない端末が多いです。
ソフトバンクで買ったAndroidスマホをそのまま使いたい人はワイモバイルかLINEMOにしましょう。
ソフトバンクからお得に乗り換える方法
MNPで乗り換える手順
ソフトバンクはMNPワンストップに対応しているため、他社に乗り換える場合はMNp予約番号の事前発行は不要です。
My SoftBankのIDとパスワードさえ控えておけば、乗り換え先キャリアのWebサイトから直接MNP予約番号を発行/連携できます。
また、ワイモバイルやLINEMOに乗り換える場合もMNP予約番号は不要です。
ただし、MNPワンストップができない場合もあります。
ソフトバンクから他社に乗り換える手順はこちらにまとめています。
お得な乗り換えタイミングは月末?
ソフトバンクから他社に乗り換える場合、お得な乗り換えタイミングは月末です。
ソフトバンクの解約月(乗り換え月)は月途中の解約であっても1ヶ月分の料金がまるまるかかります。
そのため、月末ギリギリまでソフトバンクでデータを使ったほうがお得ですね。
一方、ワイモバイルやLINEMOの契約月の料金は日割り計算されるので月末に近いほど料金は安くなります。
データ容量はまるまる付与され、ワイモバイルは使い切れなかったデータ容量は翌月に繰り越されるので月末のほうがお得ですね。
楽天モバイルは日割りではなく、その月に使用したデータ容量によって料金が決まります。
そのため一般的には使用する日数が少ないほうがお得になる場合が多いでしょう。
ちなみに本記事で紹介したIIJmioとUQモバイルも初月は日割り計算なので、月末のほうがお得です。
初月料金 | キャリア |
---|---|
日割り計算 | ・ワイモバイル ・LINEMO ・IIJmio ・UQモバイル ・ahamo |
データ使用量 に応じて決定 |
・楽天モバイル |
ただし、月末ギリギリを狙いすぎて乗り換え完了が翌月になると大損です。
乗り換えには1週間ほど時間がかかる場合があるので、余裕を持って手続きをしましょう。
ソフトバンクからの乗り換えキャンペーン
ソフトバンクから他社に乗り換える際には必ずキャンペーン情報を確認しましょう。
キャンペーンは月途中で変更になることも多いので、お得なタイミングを狙って乗り換えましょう。
楽天モバイルは乗り換えタイミングによってお得度が大きく変動します。
キャンペーンの切り替えは月途中の場合が多いので、必ず乗り換え前にキャンペーン情報を確認してください。
iPhone/Androidをセットで契約する場合はスマホセール情報も確認しましょう。
▼iPhoneもAndroidもお得▼
ソフトバンクからワイモバイル・LINEMOに乗り換える場合は多くのキャンペーンは適用されませんが、初期費用やMNP転出手数料は無料です。
また、ソフトバンクから乗り換えでも対象のキャンペーンもあるので、必ずキャンペーンの適用条件を確認してください。
詳細:ワイモバイルの乗り換えキャンペーン
詳細:LINEMOの乗り換えキャンペーン
UQモバイル・IIJmioや他キャリアのキャンペーンはこちらから確認してください。
乗り換えにかかる費用・手数料
ソフトバンクから乗り換える場合、乗り換え手数料はかかりません。
ソフトバンクは契約解除料(違約金/解約金)も無料ですし、MNP転出手数料も無料です。
ただし、乗り換え先のキャリアでは初期費用(契約事務手数料/SIMカード発行手数料)がかかる場合があります。
- ワイモバイル:無料
- LINEMO:無料
- 楽天モバイル:無料
- IIJmio:契約事務手数料3,300円、SIMカード発行手数料440円程度
- UQモバイル:3,850円
ワイモバイルは通常、店舗なら3,850円の手数料がかかりますがソフトバンクから乗り換えの場合は無料です。(オンラインはもともと無料)
LINEMOと楽天モバイルは常に無料で乗り換えられます。
IIJmioは初期費用とSIMカード発行手数料がかかりますが、初期費用はキャンペーンにより無料・半額になる場合も多いです。
UQモバイルは店舗でも公式オンラインストアでも3,850円の手数料がかかりますが、公式オンラインストアなら豪華な乗り換えキャンペーンが適用されます。
必ずオンラインで手続きしましょう。
ソフトバンクから番号そのまま乗り換えはこちら
以上、ソフトバンクから乗り換える際のおすすめキャリアと注意点の解説でした。
ソフトバンクから乗り換えならワイモバイル・LINEMOか楽天モバイルがおすすめです。
乗り換え時には必ず各キャリアのメリット/デメリットと乗り換えキャンペーンを確認してから乗り換えましょう。