本記事ではソフトバンクから発売された「AQUOS sense5G A004SH」のレビューとスペックを解説します。
SHARPで人気のAQUOS senseシリーズで、5G対応機種ながら欠点がなく価格も安いのが特徴です。
ソフトバンクでの販売は終了しましたが、中古で買って使うのもおすすめです。
AQUOS sense5Gの価格
AQUOS sense5Gは販売終了
AQUOS sense5G A004SHはソフトバンクでは販売終了になりました。
現在販売中のスマホはこちらでご確認ください。
端末のみ・中古でも購入可能
前章のとおり、AQUOS sense5G A004SHはソフトバンクでの販売は終了しました。
しかし、中古スマホを購入して使用も可能です。
楽天市場・Amazonやイオシス・じゃんぱらなどの中古スマホ店では、AQUOS sense5G A004SHの未使用品や中古品が格安で購入できます。
AQUOS sense5G A004SHはSIMロック解除すればワイモバイル・LINEMOや、mineo・LINEモバイルのソフトバンク回線でも使えます。
また、ドコモ・au・楽天モバイルのバンドにも対応しています。
AQUOS sense5Gはドコモ・au版やSIMフリー版も選べるので、これから買う方は中古端末の購入も検討しましょう。
SIMロック解除の手順
2021年5月11日までにソフトバンクで販売されたスマホは、ソフトバンク回線以外では使用できないようにSIMロックという状態になっています。
購入日 | SIMロック有無 |
---|---|
2021年 5月11日まで |
あり |
2021年 5月12日以降 |
なし |
このSIMロックはマイページまたは店舗で解除できます。
マイページから手続きすれば無料ですが、店舗は3,300円の手数料がかかります。
必ずマイページから解除手続きしましょう。
なお、ソフトバンクすでに解約した方や中古のソフトバンク端末を買った方もSIMロック解除が可能です。
AQUOS sense5Gの対応バンド
ソフトバンク版のAQUOS sense5G A004SHの対応バンドは以下の通りです。
- 5G:n77/n78
- FDD-LTE:B1/3/5/8/12/17/18/19/28
- TDD-LTE:B38/41/42
- WCDMA:B1/5/6/8/19
詳細:対応バンド一覧 | Softbank(PDF)
ドコモ回線で使える?
ドコモ回線で使用する4G/LTEのバンドは1・3・19ですが、AQUOS sense5Gはすべて対応しています。
ドコモのVoLTEにも対応しているので、4Gによる通話・データ通信は問題なく使えます。
ただし、ドコモが使う5Gバンドのうちn79には非対応です。
n78には対応しているので使えないわけではないですが、地域によっては5Gに繋がらない可能性があります。
5Gエリアはまだまだ狭く、エリア外でも4Gで通信できるのであまり気にする必要はありませんが、n79に非対応な点は頭の中に入れておいてください。
ドコモのSIMを入れて5Gを使いたい場合は、SIMフリー版(SH-M17)かドコモ版(SH-53A)を買いましょう。
とちらもソフトバンク・LINEMO・ワイモバイルの5G・4Gにも対応しています。
LINEMO/ワイモバイルに対応
AQUOS sense5GはLINEMO・ワイモバイルでも使えます。
LINEMO・ワイモバイル回線で使う4G/LTEのバンドはB1・3・8、5Gはn77ですが、AQUOS sense5Gはすべて対応しています。
もちろんVoLTEにも対応しています。
よってソフトバンクやソフトバンク回線のMVNOはもちろん、SIMロックを解除すればLINEMO・ワイモバイルでも使えます。
ただし事前にSIMロック解除が必要なので注意してください。
au回線・au VoLTEも対応
AQUOS sense5G A004SHはau回線にも対応しています。
auの対応バンドは4G/LTEの1・18・26(18・26はどちら対応していれば可)ですが、AQUOS sense5Gは全て対応しています。
また、au回線が使う5Gバンドのn77・n78にも対応していますので、au・povo・UQモバイルやau回線を使った格安SIMでも問題なく使えますし、5Gも使えます。
SIMロック解除やバンドについてよくわからない方はSIMフリー版のAQUOS sense5Gを買いましょう。
SIMフリー版のSH-M17はドコモ・au・ソフトバンク・楽天モバイルの全ての4G/5Gバンドに対応しています。
※SH-M17で絞り込み
楽天モバイルで使える?
ソフトバンク版のAQUOS sense5Gは楽天モバイルでは動作確認されており、データ通信・通話・SMSの基本機能は問題なく使えます。
4Gだけでなく5Gも動作確認済みなので安心して使えます。
ただし、ETWS(緊急地震速報/津波速報の受信)など細かい機能には非対応です。
非対応でも普段は困りませんが、不安な方はすべて対応しているSIMフリー版を選びましょう。
AQUOS sense5G A004SHのスペック
型番・発売日
ソフトバンクにおけるAQUOS sense5Gの発売日は2021年2月10日です。
また、ソフトバンクにおけるAQUOS sense5Gの型番は「A004SH」です。
ドコモ・auでもAQUOS sense5Gが発売されました。
- ドコモ:AQUOS sense5G SH-53A
- au:AQUOS sense5G SHG03
- UQモバイル:AQUOS sense5G SHG03
- SIMフリー版:AQUOS sense5G SH-M17
UQモバイル版の記事では端末の実機レビューも載せています。
ソフトバンク版と仕様は同じなので、是非こちらも参考にしてください。
AQUOS sense5Gのスペック表
スペック | |
---|---|
サイズ(mm) | H148× W71 ×D8.4 |
重さ | 約178g |
画面サイズ | 5.8インチ |
解像度 | 2,280 × 1,080 (フルHD+) |
バッテリー容量 | 4,570mAh |
OS | Android 11 |
CPU | Snapdragon690 5G (オクタコア) 2.0GHz×2 1.7GHz×6 |
メモリー (ROM) |
64GB |
メモリー (RAM) |
4GB |
対応外部メモリ | microSDXC (最大1TB) |
有効画素数 (メインカメラ) |
1,200万 +1200万(広角) +800万(望遠) |
有効画素数 (サブカメラ) |
800万画素 |
搭載CPUはSnapdragon690 5Gと超高性能というわけではありませんが、普段使いには十分です。
3Dゲームなどをしない限り性能は十分でしょう。
不具合はアップデートで解消
AQUOS sense5Gは発売当時、「端末が勝手に再起動する」「電源が勝手に落ちる」「再起動がループする」「電源ON時にフリーズする」などの不具合が報告されていました。
現在は数度のアップデートにより解消しています。
購入後は必ずアップデートしておきましょう。
Wi-Fiに接続した上で、「設定」→「システム」→「詳細設定」→「システムアップデート」をタップすればアップデートできます。
アップデートは1度では終わらない場合もありますので、アップデート後に再度上記の手順でアップデートがないか確認しましょう。
本体カラー・色
AQUOS sense5G A004SHの本体カラーはライトカッパー・ブラック・オリーブシルバーの3色です。
AQUOS sense5Gの外観
AQUOS sense5Gの外観は以下のとおりです。
本体上部には3.5mmイヤホンジャックがあります。
本体下部はUSB端子(USB Type-C)です。
本体左側面はSIMスロットです。
SIMスロットは指で開けられるのでSIMピンは不要です。
本体右側面は上から音量ボタン・Googleアシスタントボタン・電源ボタンがあります。
Googleアシスタントボタン、使う人はいるのでしょうか?
背面の表面は指紋が目立ちにくいので、スマホケースなしでも使えるかもしれません。
ただし、カメラ部分は少し出っ張っています。
ケースなしで使うとこの部分に傷が集中するかもしれません。
個人的にもスマホケースを使うのがおすすめです。
5G対応
AQUOS sense5Gはその名のとおり5Gに対応しています。
ソフトバンクの5Gプランに契約中の方は、AQUOS sense5Gなら5Gが使えます。
残念ながらソフトバンクの5Gエリアはまだまだ狭いです。
5Gでしか楽しめないコンテンツもないので、もうしばらくは5Gを気にする必要はないでしょう。
ただ、1~2年もすれば5Gが使えるエリアも広がってきます。
AQUOS sense5Gはバッテリーの劣化も少なく、2~3年と長く使える端末なので、スマホを長く使う方は今から5G対応端末にしておいても良いでしょう。
5.8インチのIGZO液晶画面
AQUOS sense5Gの画面の大きさは5.8インチです。
最近は6インチ以上の大画面スマホが増えてきましたが、AQUOS sense5Gは標準的なサイズですね。
2,280×1,080ドットのフルHD+で、SHARP独自のIGZO液晶は美しいだけでなく省エネ性能も備えています。
なお、画面上部にはインカメラがあり、画面は一部見えなくなっています。
CPUはSnapdragon690 5G
AQUOS sense5Gに搭載されているチップセットはSnapdragon690 5Gです。
超ハイスペックというわけではありませんが、3Dゲームなどかなり重い作業をしなければ十分な性能でしょう。
Antutuの総合スコアも30万前後と十分です。
RAMは4GB/ストレージ64GB
AQUOS sense5Gのメモリー(RAM)は4GB、ストレージ(ROM)は64GBです。
どちらも可もなく不可もなくという容量でしょうか。
特にストレージ容量は64GBなので、場合によっては足りなくなるかもしれません。
また、初期状態では17GBほど埋まっており、空きは45GBちょっとでした。
AQUOS sense5GはSDカードでストレージ容量を増やせますので、足りない方はSDカードで増設しましょう。
デュアルSIM・DSDV対応?
ソフトバンク版のAQUOS sense5GはシングルSIMです。
DSDS・DSDVには対応していません。
2枚のSIMを入れて使いたい方は、SIMフリー版のAQUOS sense5G SH-M17を使いましょう。
SIMフリー版のSH-M17はnano SIM×2のDSDV対応です。
SIMロック?SIMフリー?
ソフトバンクのAQUOS sense5GにはSIMロックがかかっています。
他社のSIMを入れて使う場合にはSIMロック解除が必要です。
SIMロック解除の手順はこちらをご確認ください。
ただし、2021年5月12日以降にソフトバンクで購入した方は、SIMロックが解除された状態で販売されます。
よって、自身で解除コードを取得・入力する必要はありません。
ソフトバンク版のAQUOS sense5Gはドコモ・au・ソフトバンク・楽天モバイルの全キャリアの4G・5G回線に対応しているので、他社でも使えます。
(ドコモのn79は非対応)
microSDカード挿入可
AQUOS sense5Gは最大1TBのマイクロSDカードでストレージ容量を増やせます。
ストレージ容量は64GBしかないので、足りない方はマイクロSDカードを使用しましょう。
AI搭載トリプルレンズカメラ
AQUOS sense5Gのアウトカメラは1,200万画素+800万+800万画素のトリプルレンズカメラです。
1,200万画素の標準レンズに800万画素の超広角カメラと800万画素の望遠カメラが搭載されています。
- 【左上】望遠レンズ:800万画素
- 【右上】超広角レンズ:1,200万画素
- 【左下】メインレンズ:1,200万画素
また、AI搭載カメラが被写体を自動判別して最適な撮影モードに設定してくれます。
誰でも簡単にきれいな写真が取れるのが魅力です。
インカメラの画素数は800万画素とやや平凡ですね。
インカメラは画面最上部にある水滴型です。
イヤホンジャック搭載
AQUOS sense5Gには本体上部に3.5mmイヤホンジャックが搭載されています。
有線でイヤホン・ヘッドフォンを接続できるのはメリットです。
USB端子はUSB Type-C
AQUOS sense5GのUSB端子はUSB Type-Cです。
ただし、ACアダプタ・ケーブルは付属していません。
USB Type-Cのケーブルをお持ちでない方は自身で購入が必要です。
SIMフリー版・他社版との違い
AQUOS sense5Gは他社でも発売されています。
- ドコモ:AQUOS sense5G SH-53A
- au:AQUOS sense5G SHG03
- UQモバイル:AQUOS sense5G SHG03
- SIMフリー:AQUOS sense5G SH-M17
CPU・カメラ・搭載機能は同じ仕様です。
大きな違いは以下の3つです。
- SIMスロット
- SIMロックの有無
- 対応バンド・周波数
5Gの対応周波数
最も注意が必要なのが、5Gの対応バンドです。
ドコモ・au・ソフトバンク・楽天モバイルが使う主要な5Gバンドはn77・n78・n79です。
ソフトバンク版のAQUOS sense5G A004 SHはドコモのn79には非対応です。
ソフトバンク・LINEMO・ワイモバイルで使う場合には問題ありませんが、ドコモで5Gを使う場合には一部の地域で5Gに繋がらない場合があるので注意してください。
なお、端末別の5Gバンド対応状況は以下のとおりです。
発売元 | n77 (ドコモ/au /SB/楽天) |
n78 (ドコモ/au) |
n79 (ドコモ) |
---|---|---|---|
ソフトバンク (A004SH) |
◯ | ◯ | |
ドコモ (SH-53A) |
◯ | ◯ | ◯ |
au (SHG03) |
◯ | ◯ | |
UQモバイル | ◯ | ◯ | |
SIMフリー版 (SH-M17) |
◯ | ◯ | ◯ |
SIMスロット・SIMロック有無
また、SIMスロット(入れられるSIMの枚数)とSIMロックの有無も異なります。
発売元 | SIM | SIMロック |
---|---|---|
ソフトバンク (A004SH) |
nanoSIM×1 | あり |
ドコモ (SH-53A) |
||
au (SHG03) |
||
UQモバイル | なし(※) | |
SIMフリー版 (SH-M17) |
nanoSIM×2 (DSDV) |
なし |
※SIMステータス更新が必要
まず、デュアルSIM・DSDVに対応しているのはSIMフリー版のSH-M17のみです。
ソフトバンクも含め、キャリアで発売されたAQUOS sense5GはすべてnanoSIM×1のシングルSIMです。
また、UQモバイル版とSIMフリー版はSIMフリーで、ドコモ・au・ソフトバンク版はSIMロックがかかっています。
キャリア版には独自アプリ
あとは、キャリア版には各キャリアの独自アプリがプリインストールされています。
ソフトバンク版にもアプリがいくつかインストールされていました。
▼AQUOS sense5Gの詳細▼
AQUOS sense5Gの付属品
付属品・同梱品一覧
ソフトバンクのAQUOS sense5Gの付属品は以下のとおりです。
- USB変換アダプタ(データ移行用)
- クイックスタートガイド
- 注意書き
ACアダプタ/ケーブルなし
ソフトバンク版のAQUOS sense5Gには充電器(USBアダプタ・USBケーブル)はありません。
ACアダプタやUSB Type-Cのケーブルをお持ちでない方は自身で購入が必要です。
スマホケース
AQUOS sense5Gにはスマホケースが付属していません。
本体の素材は指紋がつきにくいものの、スマホケースをつけて使うのをおすすめします。
画面フィルム
最近では画面フィルムが出荷時から貼付されているスマホも増えてきましたが、AQUOS sense5Gにはフィルムはありません。
自身で購入が必要です。
▼AQUOS sense5Gの詳細▼
AQUOS sense5Gの便利機能
AQUOS sense5Gの機能一覧
AQUOS sense5GはSHARP製のスマホだけあって、防水・防塵・耐衝撃はもちろん、おサイフケータイ、指紋認証センサーなど便利機能が豊富です。
<搭載便利機能>
機能 | |
---|---|
防水 | ○ |
防塵 | ○ |
ワンセグ/フルセグ | ー |
おサイフケータイ | ○ |
指紋認証 | ○ |
顔認証 | ○ |
顔認証・指紋認証センサー
AQUOS sense5Gは顔認証・指紋認証に対応しています。
マスクをしている時間が長い現在では指紋認証センサーがあるのは嬉しいですね。
指紋認証センサーはホームボタン上にあります。
防水・防塵対応
AQUOS sense5Gは防水・防塵に対応しています。
防水はIPX5・IPX8、防塵はIP6Xというレベルで、水濡れ等による故障のリスクは低いでしょう。
おサイフケータイ対応
AQUOS sense5Gはおサイフケータイに対応しています。
最近はキャッシュレスが推進されていますのでおサイフケータイが搭載されているのは嬉しいですね。
おサイフケータイはカメラ部分に設置されています。
この位置だと、読み取り時にあまり強く接触させるとカメラ部分に傷が入りそうで怖いですね…。
ギリギリでタッチさせないくらいがちょうどよいかもしれません。
ワンセグ・フルセグ非対応
AQUOS sense5Gはワンセグ・フルセグには対応していません。
ワンセグ対応機種はこちらで探してください。
データ移行の仕方
AQUOS sense5Gにはデータ移行用の専用アダプタが付属しています。
USBケーブルのタイプA側をAQUOS sense5Gに接続し、これまで使っていたスマホとつなぐと簡単にデータ移行ができます。
データ移行の手順はこちらを参考にしてください。
戻るボタンの表示方法
AQUOS sense5Gは初期状態では画面下のナビゲーションバー(戻るボタンなど)が表示されません。
これは設定変更により表示/非表示が切り替えられます。
「設定」→「システム」→「操作」→「システムナビゲーション」をタップし、「3ボタン ナビゲーション」を選択すると戻るボタンが表示されます。
逆に非表示にしたい場合は「ジェスチャーナビゲーション」を選択しましょう。
▼AQUOS sense5Gの詳細▼
ベンチマークスコア
antutu
antutu(V9.1.0)で測定したAQUOS sense5Gの総合ベンチマークスコアは30.8万でした。
※UQ版のSHG03で測定
AQUOS sense5GはメモリーRAMが4GBなので、6GBのRAMを搭載したXperia 10 IIIにはやや劣りますが、それでも30万超えは十分な性能です。
重い3Dゲームをする方以外は全く問題ないでしょう。
Geekbench
Geekbench 5によるAQUOS sense5Gのベンチマークスコアはシングル:590、マルチ:1589でした。(SH-M17で測定)
私も数日間に渡ってAQUOS sense5Gを使いましたが、WEBサイトやSNSの閲覧、アプリの仕様においては全く問題ない処理速度でした。
ゲームはしないのでわかりませんが、3Dゲーム以外なら問題ないでしょう。
3Dゲームも描画や反応にこだわらなければ問題ないと思いますが、こだわりのある方はハイスペック機種を買いましょう
AQUOS sense5G A004SHの購入はこちら
以上、ソフトバンクのAQUOS sense5G A004SHの解説でした。
SHARPで人気のAQUOS senseシリーズで、5G対応機種ながら価格が安いのが特徴です。
ソフトバンクでの販売は終了しましたが、中古で買って使うのもおすすめです。
購入はこちらからどうぞ!
▼AQUOS sense5Gの詳細▼