本記事では、ワイモバイルから発売されたLibero 5G IV(A302ZT)の実機レビューとスペック・価格を解説します。
とにかく安いエントリーモデルの機種で、CPUやカメラの性能は最低限ですが、おサイフケータイ・防水・指紋認証などにもきっちり対応しています。
公式オンラインストアならMNPだけでなく新規契約でも1円で購入できます。
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Libero 5G IV A302ZTの価格
A302ZTの価格・実質負担額
ワイモバイルにおけるLibero 5G IVの定価は税込21,996円です。
店舗では、新規でもMNPでも機種変更でもこの価格で販売されます。
ただし、オンラインなら自動で割引が適用されるので店舗・家電量販店で購入するのは損です。
オンライン限定割引がお得
前章のとおりワイモバイルにおけるLibero 5G IVの価格は税込21,996円ですが、オンラインストアで買えば自動で割引が適用されます。
オンラインストアはワイモバイル公式ストアとワイモバイル公式ストア(ヤフー店)があり、現在の価格は以下のとおりです。
<Libero 5G IVのWEB価格>
(通常価格:21,996円)
契約形態 | プラン | web価格 |
---|---|---|
新規 | S | ¥7,596 |
M/L | ¥1 | |
MNP | S | ¥7,596 |
M/L | ¥1 | |
機種変更 | S/M/L | ¥14,796 |
番号移行 | S/M/L | ¥21,996 |
上表のとおり、新規/MNPでプランM/Lに契約なら一括1円で購入できます。
さらに契約前に新どこでももらえる特典でクーポンを獲得しておけば、6,000円分のPayPayポイントが還元され、実質0円以下です。
一方、機種変更はどちらで購入しても同額です。
上記の割引はオンラインストア限定です。
店舗や家電量販店はオンラインストア限定割引の対象外なので、Libero 5G IVは必ず公式オンラインストアで購入しましょう。
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機種変更の価格と手順
前章のとおり、Libero 5G IVは公式オンラインストアなら機種変更でも割引が適用されます。
価格はどちらも同じなので、ワイモバイル公式ストアで機種変更しましょう。
さらに、オンラインなら公式ストアもヤフー店も機種変更手数料も無料です。
店舗で機種変更すると、端末価格の割引がないのに加え機種変更手数料3,850円がかかりますが、オンラインなら端末は自動的に割引され、さらに手数料はかかりません。
ワイモバイルの機種変更は必ずオンラインストアで行いましょう。
オンラインで機種変更する手順は下記で解説しています。
Libero 5G IVを端末のみで購入
Libero 5G IVはワイモバイル以外で端末のみでも購入できます。
楽天市場やAmazonでも端末のみを購入できますし、中古スマホ店(イオシスやじゃんぱらなど)でも買えます。
新品同様の未使用品も買えますので、ワイモバイルを契約していない人で端末のみ買いたい人は中古を探してみてもよいでしょう。
中古スマホ店のイオシスでは、Libero 5G IVの未使用品が端末のみで税込10,800円で購入できます。
ただしLibero 5G IVはソフトバンク系の回線のバンドにしか対応していません。
ソフトバンク・LINEMO・ワイモバイルやソフトバンク回線を使った格安SIMでは使えますが、他社回線での使用はおすすめしません。
Libero 5G IV A320ZTのレビュー
Libero 5G IVの発売日
ワイモバイルにおけるLibero 5G IVの発売日は2023年12月7日(木)です。
12月1日(金)からワイモバイル公式ストアで予約受付が開始しました。
Libero 5G IVの型番
ワイモバイルにおけるLibero 5G IVの型番はA302ZTです。
A302ZTのスペック一覧表
Libero 5G IV A302ZTのスペック詳細は以下のとおりです。
スペック | |
---|---|
本体サイズ | 高さ166mm 幅76mm 厚さ8.6mm |
本体の 重さ |
約194g |
画面 サイズ |
約6.6インチ TFT |
解像度 | 2,400×1,080 (フルHD+) |
バッテリー 容量 |
4,420mAh |
搭載 OS |
Android 13 |
CPU | Dimensity700 (オクタコア) 2.2+2.0GHz |
メモリー (ROM) |
128GB |
メモリー (RAM) |
4GB |
対応外部 メモリ |
microSDXC (最大1TB) |
有効画素数 (メインカメラ) |
5,000万(標準) 200万(マクロ) 200万(深度測定) |
有効画素数 (サブカメラ) |
800万画素 |
USB 端子 |
USB Type-C |
SIM | nanoSIM eSIM |
詳細:Libero 5G IVのスペック | Ymobile
A302ZTの本体カラー・色
Libero 5G IVの本体カラーは「ブルー」「ホワイト」「ブラック」の3色です。
私が購入したのはブルーです。
背面は光が反射してキラキラ光るタイプです。
指紋は全く目立ちません。
ただし、かなりつるつるで滑りやすいですし、カメラレンズのでっぱりが大きいので、基本的にはスマホケースを装着して使うのがおすすめです。
Libero 5G IVの外観
Libero 5G IVの外観はこんな感じです。
本体の幅は76mm、画面サイズは6.6インチです。
最近のスマホの中では大きめのディスプレイです。
本体の底面はUSB端子とスピーカーです。
USB端子はType-Cですが、ケーブルやUSB充電器は付属していません。
本体上部には何もありません。
また、Libero 5G IVにはイヤホンジャックは搭載されていません。
3.5mmイヤホンジャックに変換するアダプタも付属していないので、必要な人は自身で購入が必要です。
本体の左側面は上部にSIMスロットがあります。
SIMスロットはSIMピンが必要なタイプで、SIMピンは付属しています。
本体右側面には電源ボタンと音量ボタンがあります。
電源ボタンは指紋認証センサーとの一体型です。
Googleアシスタントボタンはありません。
カメラの出っ張りはかなり少ないですが、それでも500円玉1枚分くらいの突起があります。
この部分に傷が集中してしまいますし、平面においたときに少しグラグラしたので、基本的にはケースを付けたほうがよいでしょう。
SIMロック? SIMフリー?
ワイモバイルのLibero 5G IVはSIMフリーです。
ワイモバイルで2021年5月12日以降に購入したスマホにはSIMロックがかかっていません。
Libero 5G IVが対応しているのはソフトバンク回線のみですが、ソフトバンク・LINEMOやソフトバンク回線を使った格安SIMならSIMを入れてAPN設定するだけで使えるようになります。
nanoSIM+eSIMのデュアルSIM
Libero 5G IVはnanoSIMとeSIMのデュアルSIMです。
nanoSIMのほかに、eSIMも使えます。
ワイモバイルでeSIMを活用する方法や設定手順はこちらにまとめています。
ただし、ドコモ・au回線の一部の主要バンドに非対応なので、ソフトバンク回線(または楽天モバイル?)のSIMしか使えません。
6.6インチの液晶画面
Libero 5G IVのディスプレイは6.6インチの液晶ディスプレイです。
前作Libero 5G IIIは6.77インチの有機EL画面でしたが、ややサイズは小さくなりました。
ただ、それでも大きめの画面なので、文字を大きく表示したい方や動画をよく観る人にもおすすめです。
画面解像度はフルHD+なのでそこそこ美しいです。
CPUはDimensity 700
Libero 5G IVに搭載されているチップセットはDimensity 700です。
Libero 5G II、Libero 5G IIIと3世代続けて同じCPUですね。
antutu(ver10.1.8)のスコアは34.6万ほどでした。
性能はSnapdragon 480 5GとSnapdragon 690 5Gの間くらいです。
2023年はSnapdragon 695 5G搭載の機種が多く発売されましたが、それよりも性能はやや低いです。
RAMは4GB/ストレージ128GB
Libero 5G IVのメモリー(RAM)は4GB、ストレージは128GBです。
特にメモリーRAMが4GBなのは最低限のレベルですね。
重い3Dゲームなどしなければ処理速度に問題はないと思いますが、しっかり使いたい人は他機種の方がよいでしょう。
ストレージ容量は128GBあります。
初期状態では27GBほど使っており、実際に使えるのは約100GBでした。
もし100GBで足りない人はSDカードで最大1TB増設可能です。
microSDカード挿入可
Libero 5G IVは最大1TBのマイクロSDカードを挿入することでストレージ容量を増やせます。
ストレージ容量は128GBありますが、足りない人はマイクロSDカードを使用しましょう。
イヤホンジャックなし
Libero 5G IVには3.5mmイヤホンジャックがありません。
また、USB Type-C to 3.5mmイヤホンジャック変換アダプタも付属していません。
有線でイヤホン・ヘッドフォンを接続したい人は、USB Type-C to 3.5mmイヤホンジャック変換アダプタを買って使いましょう。
USB端子はUSB Type-C
Libero 5G IVのUSB端子はUSB Type-Cです。
ただしACアダプタやUSBケーブルは付属していませんのでお持ちでない人は自身で購入しましょう。
▼Libero 5G IVの詳細▼
Libero 5G IVのカメラレビュー
トリプルレンズカメラ
Libero 5G IVのアウトカメラはトリプルレンズカメラです。
5,000万画素のメインレンズに加え、200万画素の深度測定用レンズとマクロレンズがあります。
- 5,000万画素:標準レンズ
- 200万画素:深度測定用レンズ
- 200万画素:マクロレンズ
一見するとデュアルレンズのように見えますが、下の黒丸の中にはレンズが2つあります。
インカメラは800万画素で、画面最上部にレンズがある水滴型のノッチです。
カメラレビュー/撮影した写真
この章では、Libero 5G IVで実際に撮影した写真を記載します。
まずは風景写真です。
当日は朝8時頃の撮影で完全に明るくなりきっていない時間でしたが、比較的きれいに撮れています。
最近のスマホのカメラは性能が向上しているため、普通の写真ではそれほど差がつきません。
明るい中で普通に撮影する分にはきれいに撮れるでしょう。
続いては望遠・ズームです。
Libero 5G IVは最大10倍までズームできます。
2倍ズームは十分綺麗です。
ただ、それ以上になるとだんだん不鮮明になっていきます。
2~3倍までが限界でしょう。
4倍の写真はこちら↓
6倍ズ-ムはこちら。
橋の手すりも細い部分はほとんど消えてしまっています。
8倍ズームはこちら
最大である10倍はこちら。
4~6倍以上はオマケとして考えておきましょう。
続いてはカメラ性能差が出やすい夜景の写真です。
まずはそのまま撮影した場合はこちら
Libero 5G IVにはスーパーナイトモードが搭載されています。
スーパーナイトに切り替えると、若干ですが明るく撮影できるようです。
差はわずかですが、夜景はこのモードに切り替えて撮影しましょう。
ちなみに同じタイミングでGoogle Pixel 6の夜景モードで撮影した写真はこちら
さすがにLibero 5G IVよりは鮮明ですね。
夜景をきれいに撮れるには性能が必要なため、価格もかなり高くなります。
時期によっては一括1円で買えるLibero 5G IVの価格では仕方がないですね。
Libero 5G IVのカメラは最低限といったレベルです。
エントリーモデルの機種なので仕方がありません。
とはいっても夜景や望遠などを除いて、日常の中で普通に撮影する分には十分きれいです。
気になる人はGoogle Pixel 8aやOPPO Reno11 Aなどの方がよいですが、ほとんどの方は十分でしょう。
また、レビューしたのは発売直後ですが、最近のスマホは発売後のアップデートで性能が向上する場合もあります。
Libero 5G IVに限らず、スマホは定期的にアップデートしましょう。
Libero 5G IVの便利機能
搭載便利機能一覧
Libero 5G IVに搭載されている便利機能は以下のとおりです。
有無 | |
---|---|
防水 | ○(IPX5/IPX7) |
防塵 | ○(IP6X) |
ワンセグ | – |
おサイフケータイ | ○ |
指紋認証 | ○ |
顔認証 | ○ |
ワイヤレス充電 | – |
詳細:Libero 5G IVのスペック | Ymobile
指紋認証も顔認証も対応
Libero 5G IVには指紋認証センサーが搭載されています。
前作Libero 5G IIIは画面内指紋認証でしたが、Libero 5G IVは電源ボタン一体型の物理センサーです。
画面内指紋認証はフィルムとの相性によって精度が落ちることがあるので、物理センサーになったのは安心です。
また、前作では非対応だった顔認証にも対応しました。
防水・防塵対応
Libero 5G IVは防水・防塵に対応しています。
防水はIPX5とIPX7、防塵はIP6Xというレベルで、水濡れ等による故障のリスクは低いでしょう。
おサイフケータイ対応
Libero 5G IVはおサイフケータイに対応しています。
最近はキャッシュレスが推進されていますのでおサイフケータイが搭載されているのは嬉しいですね。
おサイフケータイのマークは本体上部のやや右にあります。
ワンセグ・フルセグ非対応
Libero 5G IVはワンセグ・フルセグには対応していません。
▼Libero 5G IVの詳細▼
Libero 5G IVのベンチマーク
シムラボでもLibero 5G IVのベンチマークを測定しました。
antutu
Libero 5G IVのantutuベンチマークの総合スコアは34.6万でした。(ver.10.1.8)
電話、LINE、メールや簡単なアプリ操作は問題ないですが、決して処理能力は高いとは言えません。
しっかり使う人はGoogle Pixel 8aやOPPO Reno11 Aなどの他機種の方がよいでしょう。
Geekbench
Geekbench 6.2.2で測定したLibero 5G IVのベンチマークスコアはシングル:683、マルチ:1901でした。
こちらのスコアも決して高くはないので、性能にこだわる人は他機種を選びましょう。
AndroidならGoogle Pixel 8aやOPPO Reno11 Aが高性能でおすすめです。
Libero 5G IVの付属品
Libero 5G IVの付属品一覧
Libero 5G IVに付属しているのはSIMピンのみです。
充電器、ケーブルやスマホケースは付属していません。
- SIMピン
- 説明書類
ACアダプタ/ケーブルなし
Libero 5G IVにはACアダプタやケーブルは同梱されていません。
ACアダプタやUSBケーブルをお持ちでない方は自身で購入が必要です。
Libero 5G IVのケース・カバー
前作Libero 5G IIIにはスマホケース(クリアケース)が付属していましたが、Libero 5G IVには付属していません。
Libero 5G IVはカメラがやや出っ張っているので傷がカメラ部分に集中しやすいです。
また、表面もつるつるで滑りやすいので、基本的にはスマホケースをつけて使いましょう。
画面フィルムなし
最近は出荷時から画面フィルムが貼付されている機種もありますが、Libero 5G IVにはフィルムはありません。
こちらも自身で購入しましょう。
イヤホン変換アダプタなし
Libero 5G IVにはイヤホンジャックがありません。
有線でイヤホンを接続したい人は変換アダプタを買いましょう。
▼Libero 5G IVの詳細▼
Libero 5G IVの対応バンド
A302ZTの対応バンド・周波数
Libero 5G IV A302ZTの対応バンドは以下のとおりです。
- 5G:n3・n28・n77
- 4G:B1・2・3・4・8・41・42
- 3G:B1・2・4・8
詳細:Libero 5G IV周波数一覧(PDF)
ドコモ回線で使える?
ドコモ回線で使用する4G/LTEの主要バンドは1・3・19です。
Libero 5G IVは1・3に対応していますが、プラチナバンド19には対応していません。
ドコモ回線のSIMを入れて使った場合、電波をつかむエリアが狭くなり、エリア内でも地下や建物の中では電波をつかみにくくなる可能性があります。
よくわからない人はドコモ回線での使用はやめておきましょう。
また、ドコモが使う5Gのn78・n79は非対応なので、ドコモの5Gはほとんど使えません。
ソフトバンク/ワイモバイル可
ソフトバンク・ワイモバイル回線で使う4G/LTEの主要バンドは1・3・8ですが、Libero 5G IVはもちろん全て対応しています。
また、5Gのn77と4Gから5Gに転用したn3/n28にも対応しています。
よって、ワイモバイルはもちろんですが、ソフトバンク・LINEMOやソフトバンク回線を使った格安SIMでも問題なく使えます。
au回線で使える?
Libero 5G IVはau回線が使う主要な4Gバンド(1・18・26)のうち、バンド1にしか対応していません。
街中では使えないことはないですが、B18/26に非対応だと地下や建物の中を中心にかなり電波が弱くなります。
また、auが使う5Gバンドのn77/n78のうち、n78にも非対応です。
かなり安定度にかけるので、au回線での使用はおすすめしません。
楽天モバイルで使える?
Libero 5G IVは楽天モバイルで動作確認されていますが、4Gデータ通信や音声通話などの基本的な機能が非対応です。
使うのはあきらめましょう。
シムラボでも楽天モバイルのSIMを差してみましたが、SIMを入れると自動でAPN設定され、問題なく通話、データ通信ができました。
たまに5G表記にもなりましたが、エリアの問題からかすぐに4Gに戻りました。
ただし、Libero 5G IVは楽天モバイルのパートナー回線のB18/26に非対応なので、パートナー回線エリアでは使えません。
さらに、ETWS(緊急地震速報・津波警報)や110/119通話などでの高精度な位置情報測位にはおそらく非対応です。
よくわからない人はLibero 5G IVは使わず、楽天モバイルで対応端末を買ったほうが安全です。
キャンペーンを利用すれば他社よりもかなり安く購入できます。
詳細:取扱い端末一覧 | 楽天モバイル
詳細:楽天モバイルのおすすめ機種一覧
Libero 5G IVの購入はこちら
以上、ワイモバイルで発売のLibero 5G IV A302ZTの実機レビューでした。
性能は最低限ながら低価格で購入できるのがメリットです。
割引が適用されて安く買えるのはオンラインストア限定なので、購入は必ずワイモバイル公式ストアかワイモバイル公式ストア(ヤフー店)でどうぞ!
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