本記事ではワイモバイルで発売のAQUOS wish4 A402SHの実機レビューと価格/スペックを解説します。
耐久性が向上しただけでなく、画面サイズは大きくなり、バッテリー容量も増えました。
カメラの画素数も上がっています。
8月22日から10周年大感謝祭のセール対象機種に追加され、最安で実質3,800円で買えるようになりました。
▼AQUOS wish4の詳細▼
AQUOS wish4の価格/値段
AQUOS wish4の価格
ワイモバイルにおけるAQUOS wish4の通常価格は税込31,680円です。
前作AQUOS wish3の発売時の価格と全く同じですね。
店舗や家電量販店では、新規もMNPも機種変更も基本的にこの価格です。
ただし、ワイモバイルの端末を店舗や家電量販店で買うのは損です。
オンラインストアなら自動的に割引が適用されます。
オンラインなら自動で割引
前章のとおりワイモバイルにおけるAQUOS wish4の通常価格は税込31,680円ですが、オンラインストアで買えば自動で割引が適用されます。
<AQUOS wish4の価格>
(店舗:31,680円)
契約形態 | プラン | web価格 |
---|---|---|
新規 | S | ¥13,680 |
M/L | ¥9,800 | |
MNP | S | ¥13,680 |
M/L | ¥9,800 | |
機種変更 | S/M/L | ¥24,480 |
番号移行 | S/M/L | ¥31,680 |
AQUOS wish4は10周年大感謝祭のセール対象機種になり、MNPでプランM/Lに契約する場合は一括9,800円で購入できます。
さらに新どこでももらえる特典で6,000円分のPayPayポイントが還元されるので、実質3,800円で購入できます。
契約前に必ず新どこでももらえる特典のクーポンを獲得してから契約してください。
詳細:新どこでももらえる特典
ちなみに、購入後にプランSにプラン変更しても割引額や新どこでももらえる特典の還元額は変わりません。
機種変更もオンラインがお得
AQUOS wish4は機種変更もオンラインがお得です。
公式オンラインストアで機種変更すれば端末価格が自動で7,200円割引されます。
店舗や家電量販店で機種変更すると割引はないので、必ずオンラインストアで機種変更しましょう。
さらに、オンラインなら公式ストアもヤフー店も機種変更手数料が無料です。
店舗では基本的に割引がないだけでなく機種変更手数料3,850円が加算されるので、機種変更は必ずオンラインストアで手続きしましょう。
AQUOS wish4を端末のみ購入
ワイモバイルでは、契約者が機種変更する場合以外は端末のみの購入はできません。
AQUOS wish4はワイモバイル版以外に、SIMフリー版(公開市場版)、ドコモ版、楽天モバイル版が発売されました。
端末のみほしい人は、Amazonや楽天市場などの通販サイト、家電量販店などでSIMフリー版が端末のみ購入できます。
SIMフリー版はワイモバイルはもちろん、ドコモ/au/ソフトバンク/楽天モバイルの全キャリアの主要な4G/5Gバンドを網羅しています。
また、ワイモバイル版のAQUOS wish4 A402SHも発売からしばらくたち、中古で本体のみが買えるようになりました。
特に楽天市場や、中古スマホ店(イオシスやじゃんぱらなど)では、未使用品でもかなり安く買えることがあるのでぜひ探してみてください。
ちなみに、ドコモ版と楽天モバイル版のAQUOS wish4もワイモバイルの主要なバンドを網羅しているので間違いなく使えると思いますが、ワイモバイルのSIMがメインで使う場合、自分ならワイモバイル版かSIMフリー版を選ぶと思います。
AQUOS wish4 A420SHのレビュー
AQUOS wish4の評価
AQUOS wish4を実際に使ってみると、従来モデルの”シンプルさ”はそのままに、より使い勝手が良くなっていると感じました。
具体的に、AQUOS wish4を使って良かったと感じたのは以下のポイントです。
- 画面が大きくなった
- 90Hzリフレッシュレートに対応
- カメラ性能も向上
- バッテリー持ちが良い
- 防水・防塵性能が良くなった
- 指紋認証に対応した
従来のAQUOS wishシリーズはいずれもディスプレイサイズが5.7インチで、デザインもさほど変わりませんでした。
AQUOS wish4はデザインが大きく変更され、画面も6.6インチと大型化しています。
画面が大きくなったことで、動画視聴や電子書籍の閲覧などもしやすくなりました。
文字やアイコンを大きく表示できる「かんたんモード」も引き続き搭載しており、シニア層にとっても使いやすい1台となっています。
90Hzのリフレッシュレートに対応し、カメラ性能も良くなるなど、AQUOS wish3の弱点もいくつか改善されました。
また、ワイモバイル版のAQUOS wish3は顔認証のみでしたが、AQUOS wish4は指紋認証にも対応しました。
一方で、気になる点もあります。
- SoCやメモリはAQUOS wish3から変更なし
- ストレージも64GBと少なめ
- 従来モデルより重くなった
見た目が大きく変わったAQUOS wish4ですが、SoCとメモリはAQUOS wish3から変わっていません。
3Dゲームを快適にプレイしたいなど、処理性能を求める人には向きません。
最近では128GBのストレージが標準になりつつある中で、ストレージが64GBしかないのもマイナスポイントです。
もう少し処理性能やストレージ容量を求めるなら、同日にワイモバイルから発売されたmoto g64y 5Gも検討しましょう。
また、大画面化した代わりに本体サイズも大きくなり、重量も過去モデルから30g近く増えました。
AQUOS wishシリーズにコンパクトさ・軽さを求めていた人にとっては、魅力が半減していると言えます。
AQUOS wish4のスペック一覧
ワイモバイルのAQUOS wish4のスペック一覧表は以下のとおりです。
スペック | |
---|---|
本体サイズ (mm) |
幅76mm 高さ167mm 厚さ8.8mm |
本体の 重さ |
約190g |
画面 サイズ |
約6.6インチ |
画面解像度 | 1,612×720 (HD+) |
バッテリー 容量 |
5,000mAh |
搭載 OS |
Android 14 |
CPU | MediaTek Dimensity700 (オクタコア) 2.2GHz×2 + 2GHz×6 |
メモリー (ROM) |
64GB |
メモリー (RAM) |
4GB |
対応外部 メモリ |
microSDXC (最大1TB) |
有効画素数 (メインカメラ) |
5,010万画素 |
有効画素数 (サブカメラ) |
800万画素 |
USB 端子 |
USB Type-C |
SIM | nanoSIM eSIM |
スペック詳細はワイモバイル公式サイトでご確認ください。
AQUOS wish4の発売日
ワイモバイルにおけるAQUOS wish4の発売日は2024年7月4日(木)です。
ドコモ版のAQUOS wish4 SH-52Eも7月4日に発売されました。
また、SIMフリー版(公開市場版)のAQUOS wish4の発売日は7月26日(金)、楽天モバイル版のAQUOS wish4の発売日は7月29日(月)です。
ワイモバイルではAQUOS wish4を同じ7月4日にmoto g64y 5Gも発売されました。
AQUOS wish4の型番
ワイモバイルで発売されるAQUOS wish4の型番はA402SHです。
ちなみに、ドコモ版のAQUOS wish4の型番はSH-52E、SIMフリー版(公開市場版)と楽天モバイル版のAQUOS wish4はSH-M27です。
- ワイモバイル版:A402SH
- ドコモ版:SH-52E
- SIMフリー版:SH-M27
- 楽天モバイル版:SH-M27
SIMフリー版との違い
AQUOS wish4はワイモバイル以外にドコモ版、楽天モバイル版とSIMフリー版(公開市場版)が発売されました。
AQUOS wish4はどこで買ったものでも基本的な仕様は同じです。
どこで買ってもSIMロックのかかっていないSIMフリー端末で、nanoSIMとeSIMのデュアルSIMです。
対応バンドも同じで、ドコモ/au/ソフトバンク/楽天モバイルが使う主要な4G/5Gバンドを網羅しています。
唯一、ワイモバイル版はピンクを含めた4色展開で、それ以外は「ブルー」「ホワイト」「ブラック」の3色です。
ワイモバイルのSIMをメインで使う場合、どれを買っても問題ないですが、自分ならなんとなくワイモバイル版かSIMフリー版を選ぶと思います。
ただ、楽天モバイルのSIMをメインで使う場合は楽天モバイル版のAQUOS wish4を使うのがおすすめです。
ワイモバイル版、ドコモ版でも楽天モバイルで通話やデータ通信はできますが、ETWS(緊急地震速報/津波警報の受信)や、110/119発信時の位置情報測定など、細かい機能には非対応の可能性があります。
楽天モバイル版(とおそらくSIMフリー版)はこれらの細かい機能にも対応しているので、楽天モバイルをメインで使う場合には楽天モバイル版を買いましょう。
本体カラー
ワイモバイルにおけるAQUOS wish4は「ブルー」「ホワイト」「ブラック」「ピンク」の4種類から選べます。
AQUOS wish4は他社でも発売されましたが、ピンクが選べるのはワイモバイルのみです。
AQUOS wish4の外観・デザイン
AQUOS wish4のブルーの外観写真を載せています。
初代AQUOS wishからwish3までは、デザインがほぼ変わりませんでした。
しかし、AQUOS wish4はカメラが円形に変更され、印象もガラッと変わっています。
私はおしゃれで可愛いと思いますが、SNS等では賛否が分かれています。
デザインが気になる人は、家電量販店などで実機を確認しても良いでしょう。
カメラはあまり出っ張っておらず、机などに直置きしてもぐらつきません。
端末上部には3.5mmイヤホンジャックがあります。
底面にはスピーカー、USB端子(USB Type-C)、マイクがあります。
本体右側面には音量ボタンと電源ボタンです。
電源ボタンは指紋認証センサーも備えています。
本体左側面はSIMスロットのみです。
過去モデル同様、SIMピンなしでスロットを取り出せます。
AQUOS wish4はSIMフリー
ワイモバイルで発売のAQUOS wish4はSIMフリー(シムフリー)です。
ワイモバイルで2021年5月12日以降に販売されたスマホは全てSIMロックがかかっていません。
そのため、AQUOS wish4は購入時から他社のSIMを入れてAPN設定すれば問題なく使えます。
AQUOS wish4はドコモ・au・ソフトバンク・楽天モバイルの主要な4G/5Gバンドを網羅していますので、他社回線でも使えるでしょう。
実際に、AQUOS wish4でドコモ(irumo)、povo2.0、楽天モバイルのSIMを使ってみましたが、いずれも問題なく使えました。
eSIM対応のDSDV
ワイモバイルのAQUOS wish4は、nanoSIMに加えてeSIMが使えるデュアルSIMです。
DSDVにも対応しています。
そのため、2枚のSIMを同時にいれて仕事用とプライベート用で電話番号を分けたり、通話用とデータ通信用で使い分けることが可能です。
さらに、SDカードも同時に使えます。
ワイモバイルでeSIMを活用する方法や設定手順はこちらにまとめています。
5G対応
AQUOS wish4は5G対応のAndroidスマホです。
ワイモバイルを契約している人はAQUOS wish4でも追加料金無しで5Gが使えます。
ワイモバイルの5Gエリアはだいぶ広がってきましたが、5Gでしか楽しめないコンテンツもないので、もうしばらくは5Gを気にする必要はありません。
ただ、1~2年もすれば5Gが使えるエリアも広がってきます。
4Gスマホと比べても価格は高くないので、5Gは不要という人も今から5G対応端末を購入しましょう。
画面サイズは6.6インチ
AQUOS wish4のディスプレイは6.6インチです。
前作AQUOS wish3は5.7インチだったので、大型化しました。
大きめの画面なので、文字を大きく表示したい人、動画をよく観る人にもおすすめです。
最近のAndroidスマホではパンチホール(画面上の穴)にインカメラを組み込むことが多いですが、AQUOS wish4は水滴型のノッチ(切り欠け)を採用しています。
更に上下のベゼル(フチ)も太いため、他の機種に比べるとやや古臭く感じるかもしれません。
画面の大型化に伴って本体サイズも大きくなり、重量も過去モデルより少し重くなりました。
約190gなので、最近のAndroidスマホとしては標準的な重さです。
ただ、AQUOS wish2やwish3に慣れていた人だと、重たく感じるでしょう。
リフレッシュレート90Hz
AQUOS wish4のリフレッシュレートは最大90Hzです。
1秒間に90枚の画像で表示できますので、画面はなめらか快適です。
なお、リフレッシュレートは設定メニューから変更できます。
一般的な機種と異なり、AQUOS wish4ではアプリ単位でリフレッシュレートを設定します。
90Hzにすると画面動作がきれいになりますがバッテリー消費が少し早くなるので、不要な人は60Hzにしておいてもよいでしょう。
CPUはDimensity 700
AQUOS wish4に搭載されているチップセットはMediaTekのDimensity700です。
AQUOS wish3と同じですね。
シムラボでもベンチマークを測定しましたが、antutu(Ver.10.2.9)の総合スコアは37~38万程度でした。
やはりエントリーモデルの機種なので、性能にこだわる人はGoogle Pixel 8aやOPPO Reno11 Aなど別機種を選びましょう。
RAMは4GB、ストレージは64GB
AQUOS wish4のメモリーRAMは4GBです。
メモリー容量は最低限といったレベルですね。
また、ストレージ容量は64GBです。
初期状態では15GBが埋まっており、残り49GBほどでした。
足りない人はSDカードを利用しましょう。
SDカードで増設可
AQUOS wish4のストレージ容量は64GBです。
最近のスマホの中では最低限のレベルで、写真や動画をたくさん保存する人は足りなくなるかもしれません。
ただし、もし容量が足りなくなったらSDカードを装着することで容量を増設できます。
マイクロSDカードにより最大1TB増設できますので、写真や動画をたくさん保存する場合は利用してください。
バッテリー容量は5000mAn
AQUOS wish4のバッテリー容量は5,000mAhです。
大容量のバッテリーを搭載しているので、丸1日は問題なく使えるでしょう。
実際に、AQUOS wish4でYouTubeの動画を再生し続けるテストを実施しました。
テスト中はBluetooth/位置情報をオフにし、画面の明るさを50%、リフレッシュレートを90Hzに設定しています。
経過時間 | バッテリー残量 |
---|---|
1時間 | 97% |
2時間 | 93% |
3時間 | 89% |
4時間 | 84% |
5時間 | 79% |
6時間 | 72% |
YouTubeの動画を6時間再生し続けましたが、72%のバッテリーが残っていました。
2時間の再生で10%前後しか消費していません。
通勤・通学の途中に動画を見る人でも、バッテリー持ちを気にする必要はないでしょう。
また、USB Power Delivery(PD)による急速充電にも対応しています。
せっかく急速充電に対応しているので20~30W程度のPD対応充電器を使うのがおすすめです。
イヤホンジャックあり
ワイモバイルのAQUOS wish4には本体上部に3.5mmイヤホンジャックが搭載されています。
有線でイヤホンやヘッドフォンを装着できるのはメリットです。
USB端子はUSB Type-C
AQUOS wish4のUSB端子は上下どちらでも挿せるUSB Type-Cです。
ただし、充電器類(USBアダプタ/ケーブル)は付属していません。
USB Type-Cのケーブルをお持ちでない場合は自身で購入が必要です。
▼AQUOS wish4の詳細▼
AQUOS wish4の対応バンド
対応バンド・周波数一覧
AQUOS wish4の対応バンド(国内)は以下の通りです。
- 5G:n1/3/28/41/77/78/79
- 4G/LTE:B1/2/3/5/7/8/12/17/18/19/28/38/39/40/41
詳細:AQUOS wish4 対応周波数 | Ymobile(PDF)
ドコモ回線/ahamoで使える?
AQUOS wish4はドコモ回線でも使えます。
ドコモ回線で使用する4G/LTEのバンドはB1/3/19、5Gはn78/n79です。
ワイモバイル版AQUOS wish4は4G/LTEおよび5Gの全てのバンドに対応しています。
よって、AQUOS wish4はドコモ/ahamo/irumoやドコモ回線の格安SIMでも通話や4G/5Gによるデータ通信ができます。
シムラボでもドコモ(irumo)のSIMを入れてみました。
APNは自動設定されず、選択肢にもないので手動で入力が必要です。
手動で入力するとすぐにデータ通信や音声通話ができるようになりました。
5Gでのデータ通信もできました。
ただ、AQUOS wish4はドコモでも発売されました。
ワイモバイル版でもドコモ回線のSIMが使えますが、ドコモ回線のSIMをメインで使う場合はドコモ版のAQUOS wish4を買ってもよいでしょう。
ソフトバンク回線/LINEMO可
ソフトバンク回線やワイモバイル回線で使う4G/LTEのバンドはB1/3/8ですが、AQUOS wish4はもちろんすべて対応しています。
5Gバンドのn77にも対応しているので、ソフトバンク、LINEMOなどの5Gも使えます。
よって、ワイモバイルに加えてソフトバンク/LINEMOやソフトバンク回線を使った格安SIMでも問題なく使えます。
au回線で使える?
AQUOS wish4はau回線でも使えます。
AQUOS wish4はau回線の4Gバンド(B1/18)と5Gのn77/n78の全てに対応しています。
また、au VoLTEにも対応しており、au/povo/UQモバイルやau回線を使った格安SIMでも4G/5Gが使えます。
シムラボでもpovo2.0のSIMを入れてみました。
povo2.0もAPNが自動設定されず、選択肢にもないので手動で入力が必要です。
手動で入力するとすぐにデータ通信や音声通話ができるようになりました。
5Gでのデータ通信もできました。
楽天モバイルで使える?
ワイモバイルのAQUOS wish4は楽天モバイル公式サイトの「ご利用製品の対応状況確認」に記載されていません。
動作確認されるまでしばらく待ちましょう。
なお、ワイモバイルのAQUOS wish4は楽天モバイルの4Gバンド(B3/18)・5Gバンド(n77)に対応しています。
通話、データ通信、SMSといった基本的な機能は利用可能です。
実際にシムラボでも楽天モバイルのSIMを入れてみました。
APNが自動設定されず、選択肢にもないので手動で入力が必要です。
手動で入力するとすぐにデータ通信や音声通話ができるようになりました。
5Gでのデータ通信もできました。
ただし、前作AQUOS wish3と同様にETWSなどの細かい機能には対応していない可能性もあります。
普段使いには問題ありませんが、楽天モバイルのSIMをメインで使う場合は楽天モバイル版のAQUOS wish4を買いましょう。
楽天モバイル版のAQUOS wish4でもワイモバイルのSIMが使えます。
AQUOS wish4のカメラレビュー
カメラはシングルレンズ
AQUOS wish4のカメラは5,010画素のシングルレンズです。
前作AQUOS wish3は1,300万画素だったので、画素数は上がりました。
AQUOSの画像処理エンジン「ProPix lite」を搭載しており、人物の背景をぼかしたポートレートや夜景もきれいに撮影できます。
また、被写体やシーンに適した撮影モードを自動で選択するAIオート機能も搭載しています。
ただし、超広角レンズや望遠レンズは搭載していません。
最近はデュアルレンズやトリプルレンズの機種も多いですが、AQUOS wish4はエントリーモデルの機種なので仕方がないですね。
インカメラは800万画素で、画面の上にある水滴型のレンズです。
AQUOS wish4のカメラレビュー
私が実際にAQUOS wish4で撮影した写真を見てみましょう。
なお、AQUOS wish4ではAIによる自動調整・シーン検出機能がありますが、ここでは基本的にオフにしています。
また、記事にアップする際に画像は圧縮されているので、参考程度にとらえてください。
まずは風景写真です。
エントリー機のAQUOS wish4ですが、明るいところではキレイに撮れますね。
最近のスマホのカメラはエントリーモデルでも性能が向上しているため、普通の写真ではそれほど差がつきません。
AQUOS wish4のズームは最大8倍です。
望遠レンズは搭載していないため、デジタルズームのみ対応しています。
光学ズームに対応する機種ほどキレイにズームできませんが、2倍であれば劣化が少なく実用的です。
4倍も比較的キレイです。
看板の文字もしっかり読めますね。
8倍になると全体的に粗くなり、文字が潰れて読めないこともあります。
価格を考えると十分ではありますが、ズーム性能を重視する場合はもう少しカメラ性能が良いスマホを検討しましょう。
最後に夜景です。
AQUOS wish4は「オートナイト」機能を搭載し、暗い場所になると自動的に明るい写真を撮ってくれます。
新しい画像処理エンジンを搭載したこともあり、過去モデルに比べると明るくノイズの少ない夜景を撮れます。
さすがにハイエンドモデルのようなクオリティではないものの、格安機としてはまずまずです。
AQUOS wish4のカメラは、AQUOS wishシリーズとしては過去最高レベルです。
明るいところではキレイに撮れるので、カメラにこだわりがないのであれば問題ないでしょう。
反対に、ズームや夜景もキレイに撮りたいなど、カメラ性能を重視する人には向きません。
OPPO Reno11 AやPixel 8aなど、もう少しカメラ性能が良いスマホも検討しましょう。
AQUOS wish4のベンチマークスコア
本章ではAQUOS wish4のベンチマークスコアを記載します。
AQUOS wish4のSoCはMediaTekのDimensity 700、メモリー(RAM)は4GBです。
antutu
antutu(10.2.9)で測定したantutuの総合ベンチマークスコアは1回目:約38万、2回目:約38万でした。
AQUOS wish4は普段使いには問題ない性能ですが、重い作業には向きません。
ゲームをたまにはプレイしたいなど、ある程度の性能にこだわる人はGoogle Pixel 8やOPPO Reno11 Aなどの他機種を選びましょう。
Geekbench
Geekbench 6で測定したAQUOS wish4のスコアは、1回目がシングル:718、マルチ:1981、2回目がシングル:727、マルチ:1968でした。
AQUOS wish4はそれほどスマホを使わない人にとっては十分な性能です。
実際にAQUOS wish4を数日使いましたが、SNSやWEBサイト閲覧、動画視聴などは全く問題ありません。
ただし、性能にこだわる人は別機種の方が良いでしょう。
AndroidならGoogle Pixel 8aかOPPO Reno11 Aが高性能でおすすめです。
AQUOS wish4の搭載機能
AQUOS wish4に搭載されている便利機能は以下のとおりです。
搭載機能 | |
---|---|
防水 | ○(IPX5・IPX8) |
防塵 | ○(IP6X) |
ワンセグ | – |
おサイフケータイ | ○ |
指紋認証 | ○ |
顔認証 | ○ |
ワイヤレス充電 | – |
防水、防塵対応
AQUOS wish4は防水・防塵に対応しています。
特に防水性能はIPX5・IPX8と前作より等級が上がっており、雨や水回りでの使用も問題ないでしょう。
ワンセグ非対応
AQUOS wish4はワンセグ非対応です。
指紋認証あり/顔認証あり
AQUOS wish4には指紋認証と顔認証が搭載されています。
前作AQUOS wish3は顔認証のみでしたが、今作は指紋認証も搭載されました。
しかも電源ボタン一体型の物理センサーなので精度や認証速度も安心です。
実際に指紋認証で画面ロックを解除していますが、精度が良くストレスは感じません。
AQUOS wish4は顔認証も搭載されており、マスクをはめたままのロック解除も可能です。
エントリー機は顔認証の精度が悪いこともありますが、AQUOS wish4の顔認証は素早くロックが解除されます。
おサイフケータイ/Felica対応
AQUOS wish4にはおサイフケータイが搭載されています。
本体をかざすだけで支払いができます。
おサイフケータイのセンサーは本体裏面のカメラの右下辺りにあります。
▼AQUOS wish4の詳細▼
AQUOS wish4の付属品
AQUOS wish4の付属品はクイックスタート(説明書)のみです。
前作AQUOS wish3も同梱されているのは説明書のみでした。
充電器(ケーブル/アダプタ)なし
AQUOS wish4には充電器類が付属していません。
USBアダプタもUSB Type-Cケーブルも付属していないので、持っていない人は自身で購入が必要です。
A402SHのスマホケース
AQUOS wish4にはスマホケースも付属していません。
傷や破損の防止のため、基本的にはスマホケースをつけて使うのがおすすめです。
A402SHの画面フィルム
最近は画面保護フィルムが最初から貼付されている端末も多いですが、AQUOS wish4にはフィルムは貼付されていません。
自身で購入が必要です。
AQUOS wish4とAQUOS wish3の違い
スペックの比較
AQUOS wish4とAQUOS wish3のスペック表上の違いは以下の通りです。
スペック | AQUOS wish4 |
AQUOS wish3 |
---|---|---|
本体サイズ (mm) |
高さ167mm 幅76mm 厚さ8.8mm |
高さ147mm 幅71mm 厚さ8.9mm |
本体の 重さ |
約190g | 約162g |
画面 サイズ |
約6.6インチ | 約5.7インチ |
画面解像度 | 1,612×720 (HD+) |
1,520×720 (HD+) |
バッテリー 容量 |
5,000mAh | 3,730mAh |
搭載 OS |
Android 14 | Android 13 |
CPU | MediaTek Dimensity 700 |
MediaTek Dimensity 700 |
メモリー (ROM) |
64GB | 64GB |
メモリー (RAM) |
4GB | 4GB |
対応外部 メモリ |
microSDXC (最大1TB) |
microSDXC (最大1TB) |
有効画素数 (メインカメラ) |
5,010万画素 | 1,300万画素 |
有効画素数 (サブカメラ) |
800万画素 | 500万画素 |
USB 端子 |
USB Type-C | USB Type-C |
SIM | nanoSIM eSIM |
nanoSIM eSIM |
防水 | ○(IPX5・IPX8) | ○(IPX5・IPX7) |
防塵 | ○(IP6X) | ○(IP6X) |
ワンセグ | – | – |
おサイフケータイ | ○ | ○ |
指紋認証 | ○ | – |
顔認証 | ○ | ○ |
ワイヤレス充電 | – | – |
画面サイズが6.6インチに
これまでのAQUOS wishシリーズは5.7インチのコンパクトな画面が特徴でしたが、AQUOS wish4は画面サイズが6.6インチになりました。
大きく見やすい画面で、動画の視聴にも最適です。
リフレッシュレートは90Hz
AQUOS wish3はリフレッシュレートが60Hzでしたが、AQUOS wish4は90Hzになりました。
ただし、その分バッテリーの消費が速くなるので、画面表示速度にこだわりがない人は60Hzにしておいた方がよいでしょう。
画面表示速度にこだわる人は、そもそもAQUOS wish4を買うべきではありません。
バッテリーが5,000mAhに
前作AQUOS wish3のバッテリー容量は3,730mAhでしたが、AQUOS wish4は5,000mAhになりました。
その分画面サイズは大きくなり、リフレッシュレートも最大90Hzになったので消費は大きいと思いますが、それでもAQUOSのバッテリーの持ちは個人的にもトップクラスだと思います。
公式サイトでも週に1度の充電で1週間使えると謳っています。
指紋認証に対応
AQUOS wish3には指紋認証センサーはありませんでしたが、AQUOS wish4は電源ボタン一体型の指紋認証センサーがあります。
画面内指紋認証ではなく物理センサーなのが安心です。
もちろん顔認証も引き続き搭載されており、マスクをしたままでもロック解除できます。
カメラが高画素化
AQUOS wish3のアウトカメラは1300万画素でしたが、AQUOS wish4は5010万画素にアップしました。
あくまでもエントリー機なので過度な期待は禁物ですが、AQUOS独自の画像処理エンジン「ProPix lite」も搭載しているので、従来モデルよりはきれいな写真が撮影できます。
また、インカメラも500万画素から800万画素になりました。
防水性能もアップ
AQUOS wish3の防水性能はIPX5/IPX7でしたが、AQUOS wish4はIPX5/IPX8になりました。
IPX7(水深1mに機器を沈め、約30分間放置しても機器が動作する)ことを意味します。
IPX8は水深が1.5mに深くなるだけなのであまり差はありませんが、より安心になりました。
また、ハンドソープでも洗えるようになりました。
耐久性もアップ
さらに、AQUOS wish4は耐久性も上がりました。
これまでも耐久性は十分でしたが、AQUOS wish4は高さ1.22メートルからコンクリートに落下しても耐えうる耐久性を備えています。
AQUOS wish3のスペックはこちらにまとめています。
AQUOS wish4の購入/機種変更はこちら
以上、ワイモバイルで発売のAQUOS wish4の解説でした。
人気のAQUOSのエントリーモデルで、SHARP製スマホの安心感と長く使えるのが魅力です。
AQUOS wish4はオンラインストアなら自動で割引が適用されてお得です。
店舗では割引がなく手数料もかかるので、必ずオンラインストアで買いましょう。
▼AQUOS wish4の詳細▼