本記事ではワイモバイルで発売された「Xperia 10 III A102SO」の実機レビューします。
人気のXperiaのミドルスペックのスマホで、欠点のない安心感で人気でした。
ワイモバイルでの販売は終了しましたが、中古も使えます。
ワイモバイルのXperia 10 III
Xperia 10 IIIの在庫状況
ワイモバイル公式オンラインストアでXperia 10 IIIは終売になりました。
これから端末を買う方はXperiaの後継機や他機種を選びましょう。
端末のみ購入も可
前章のとおりワイモバイルにおけるXperia 10 IIIは終売になりましたが、他で端末のみも購入できます。
Amazon・楽天市場や中古スマホ店(イオシス・じゃんぱらなど)ではXperia 10 IIIを端末のみで購入できます。
ただし、Xperia 10 IIIはワイモバイル以外にドコモ・auでも発売されました。
ワイモバイルで使う場合にはワイモバイル版を選びましょう。
Xperia 10 IIIは他社で使える?
ワイモバイルで買ったXperia 10 IIIはソフトバンク系のバンドにしか対応していません。
ソフトバンク・ワイモバイル・LINEMOやソフトバンク回線を使った格安SIMでは使えます。
一方、au・UQモバイルや楽天モバイルで使いたい方はau版のXperia 10 III SOG04、ドコモ回線で使いたい方はXperia 10 III SO-52Bを選びましょう。
また、Xperia 10 III Liteもほぼ同じ性能です。
こちらはau回線(UQモバイル・povoやau回線を使った格安SIM含む)や楽天モバイルの4G/5Gに加え、ドコモの4G回線にも対応しています。(ソフトバンク系は非推奨)
楽天市場やAmazonなどでも端末のみ購入できるので、こちらも検討しましょう。
ワイモバイル版Xperia 10 IIIのバンド
対応バンド・周波数一覧
ワイモバイル版のXperia 10 IIIの対応バンド(国内)は以下のとおりです。
- 5G:n3・n28・n77
- LTE:B1・3・8・41
- W-CDMA:B1・4・8
詳細:Xperia 10 III 対応周波数 | Ymobile(PDF)
ドコモ回線で使える?
ドコモ回線で使用する4G/LTEのバンドはB1・3・19です。
Xperia 10 IIIは1・3に対応していますが、プラチナバンド19には対応していません。
ドコモ回線のSIMを入れて使った場合、街なかでは問題なく使用できますが、郊外や山間部に行くと電波をつかみにくくなる可能性があります。
また、ドコモのVoLTEに対応しているかもわかりません。
よくわからない方はドコモ回線での使用はやめておきましょう。
ドコモの5Gが使うn78/n79にも非対応なので、ドコモの5Gも使えません。
ソフトバンク/LINEMO可
ソフトバンク・ワイモバイル回線で使う4G/LTEのバンドはB1・3・8ですが、Xperia 10 IIIはもちろんすべて対応しています。
また、5Gバンドのn77や3Gのバンド1・8にも対応しています。
よって、ワイモバイルはもちろんですが、SIMロック解除すればソフトバンク・LINEMOやソフトバンク回線を使った格安SIMでも問題なく使えます。
au回線・au VoLTEは?
Xperia 10 IIIはau回線のLTEバンド(1・18・26)のうち、B1にしか対応していません。
また、au VoLTEに対応しているかもわかりません。
auが使う5Gバンドのうち、n77には対応していますがn78には非対応なので5Gも期待できません。
au回線での使用はまったくおすすめしません。
楽天モバイルで使える?
ワイモバイル版のXperia 10 IIIは楽天モバイル公式サイトのご利用製品の対応状況確認に記載されていますが、4Gデータ通信や通話は非対応です。
楽天モバイルでの使用は諦めましょう。
楽天モバイルで使いたい方は素直に楽天モバイル版のXperia 10 III Liteを購入しましょう。
詳細:Xperia 10 III Lite | 楽天モバイル
ワイモバイル版Xperia 10 IIIの違い
Xperia 10 IIIはワイモバイル以外にドコモ・auでも発売されました。
また、楽天モバイルとMVNO各社ではXperia 10 III Liteも発売されました。
- ワイモバイル版:Xperia 10 III A102SO
- ドコモ版:Xperia 10 III SO-52B
- au版:Xperia 10 III SOG04
- 楽天モバイル/MVNOなど:Xperia 10 III Lite
最大の違いは対応バンドです。
Xperia 10 IIIおよびXperia 10 III Liteの対応バンドは以下の通りです。
5G | 4G | |
---|---|---|
A102SO ワイモバイル |
n3/n28/n77 | B1/3/8/41 |
SO-52B ドコモ |
n78/n79 | B1/3/19/ 21/42 |
SOG04 au |
n28/n77/n78 | B1/3/18 |
Xperia 10 III Lite 楽天モバイル MVNOなど |
n77/n78 | B1/3/4/12/18/ 19/38/41 |
ワイモバイル・ドコモ・auで発売されたXperia 10 IIIは基本的に自キャリアの回線にしか対応していません。
ワイモバイル版はソフトバンク・LINEMOなどでは使えますが、他社のバンドには非対応なのでドコモ・au・楽天モバイルの回線では使わない方がよいでしょう。
同じく、ドコモ版のXperia 10 III SO-52Bはドコモ・ahamoやドコモ回線の格安SIMで、au版のXperia 10 III SOG04はau・povo2.0・UQモバイルやau回線の格安SIMで使いましょう。
Xperia 10 III Liteはドコモ・au・ソフトバンク・楽天モバイルの主要な4Gバンドを網羅しています。
5Gはn77・n78に対応しているので、au・ソフトバンク・楽天モバイル回線の5Gは使えます.
ただし、ドコモの5Gが使うn79には非対応なので、ドコモ回線ではエリアによって5Gが使えない場合が多いです。
基本的には自身が使いたいキャリアの回線に合わせて端末を買いましょう。
Xperia 10 IIIのスペック・レビュー
ワイモバイルの発売日
ワイモバイルにおけるXperia 10 IIIの発売日は2021年7月2日(金)です。
6月18日(金)から予約が開始しました。
当初は6月中旬以降とされていましたが、実際には7月に発売されました。
- 予約開始:6月18日(金)
- 発売日:7月2日(金)
ドコモ・auでも発売
Xperia 10 IIIはワイモバイルだけでなく、ドコモ・auでも発売されました。
発売日は6月18日(木)です。
Xperia 10 IIIの型番
ワイモバイルで発売されたXperia 10 IIIの型番はA102SOです。
ちなみに、A101SOはソフトバンクで発売されたXperia 1 IIIの型番です。
Xperia 10 IIIの評価
Xperia 10 IIIはSONY製スマホだけあって、欠点のない安心の性能です。
特筆すべき大きな特徴はありませんが、ほとんどの方は満足の行く性能でしょう。
- 欠点のない性能
- 5G対応で長く使える
- AI搭載3眼レンズカメラ
- 防水・防塵・おサイフケータイ
- SONY製スマホの安心感
- 性能の割にやや高い
搭載CPUはSnapdragon690 5G、メモリーRAMも6GBなので性能は十分でしょう。
バッテリーは4,500mAhと大容量で、さらに劣化が少ないので2~3年は十分使えるでしょう。
5Gにも対応しているので、いずれ5Gが主流になってもそのまま使えます。
指紋認証・防水・おサイフケータイにも対応していますし、耐久性も高いです。
どなたでも安心して使える機種です。
スペック一覧表
Xperia 10 IIIのスペック詳細は以下のとおりです。
スペック | |
---|---|
本体サイズ (mm) |
高154× 幅68 ×厚さ8.3 |
本体の 重さ |
約169g |
画面 サイズ |
約6.0インチ |
解像度 | 2,520 × 1,080 (有機EL) |
バッテリー 容量 |
4,500mAh |
搭載 OS |
Android 11 |
CPU | Snapdragon690 5G (オクタコア) 2.0+1.7GHz |
メモリー (ROM) |
128GB |
メモリー (RAM) |
6GB |
対応外部 メモリ |
microSDXC (最大1TB) |
有効画素数 (メインカメラ) |
1,220万(広角) 800万(超広角) 800万(望遠) |
有効画素数 (サブカメラ) |
800万画素 |
USB 端子 |
USB Type-C |
詳細:Xperia 10 IIIのスペック | Ymobile
本体カラー・色
Xperia 10 IIIの本体カラーは「ブラック」「ホワイト」「ブルー」「ピンク」の4色です。
私が購入したのはブルーです。
ブルーというより水色で、やや紫がかった色です。
なお、ドコモ版のXperia 10 III SO-52Bには背面に「ドコモ5G」のロゴがありましたが、ワイモバイル版にはありません。
個人的にはこちらの方が好きですね。
外観
Xperia 10 IIIの外観写真は以下のとおりです。
▼本体背面▼
本体背面はガラスっぽい素材です。
指紋はつきますが、ブルーはほとんど目立ちませんでした。
ちなみに本体側面はマット素材で指紋はつかず、背面とは手触りが異なります。
▼右側面は3つのボタン▼
右側面には上から「音量ボタン」「電源ボタン 兼 指紋認証センサー」「Googleアシスタントボタン」があります。
Googleアシスタントボタン、個人的には不要ですね。
左側面はSIMスロットのみです。
SIMスロットは手で開けられるので、SIMピンも付属していません。
本体上部には3.5mイヤホンジャックがあります。
本体下部はUSB端子です。
5G対応
Xperia 10 IIIは5G対応のAndroidスマホです。
ワイモバイルは5Gに対応しており、エリア内では追加料金無しで5Gが使えます。
まだまだ5Gエリアは狭いものの、Xperia 10 IIIを使っている方はエリアが広がり次第5Gが使えるようになります。
SIMロック? SIMフリー?
ワイモバイルのXperia 10 IIIにSIMロックはかかっていません。
正確に言うと、ワイモバイルのXperia 10 IIIにはもともとSIMロックがかかっています。
しかし、購入時はSIMロックが解除された状態で販売されます。
ワイモバイルでは、2021年5月12日以降に購入した端末は全てSIMロックを解除した状態で引き渡しされます。
今後購入する端末は全てSIMロック解除済みなので、自身で解除手続きをする必要はありません。
6.0インチ有機EL画面
Xperia 10 IIIのディスプレイは6.0インチです。
有機ELディスプレイなので美しいのが特徴です。
最近はパンチホール型のインカメラが増えてきましたが、画面に黒い穴が空くのがデメリットです。
一方、Xperia 10 IIIはインカメラが画面上部のベゼル内にあるので、画面内は途切れることなく表示が視聴できます。
持ちやすいコンパクトサイズ
Xperia 10 IIIの本体サイズは高さ約154mm×幅約68mm×厚さ約8.3mmです。
同時期に発売のOPPO Reno5 A(6.5インチ)などと比べて本体がコンパクトです。
Xperia 10 III |
OPPO Reno5 A |
|
---|---|---|
高さ | 154mm | 162mm |
幅 | 68mm | 74.6mm |
厚さ | 8.3mm | 8.2mm |
特に幅が68mmと狭く、片手でも持ちやすいのが特徴です。
シングルSIM/DSDS非対応
Xperia 10 IIIはSIMスロットが一つのシングルSIMです。
DSDSやDSDVには対応していません。
前作Xperia 10 IIもSIMフリー版はデュアルSIMでしたが、ワイモバイル版はシングルSIMに改良されていました。
2枚のSIMを入れて使いたい場合は、おそらく発売されるであろうSIMフリー版を待ちましょう。
CPUはSnapdragon690 5G
Xperia 10 IIIに搭載されているチップセットは、Snapdragon690 5Gです。
超高性能というわけではありませんが十分高い性能なので、ほとんどのゲームも問題なく操作できるでしょう。
実際に使ってみましたが、私の使い方(WEBサイトやSNSの閲覧がほとんど)ではサクサク快適でした。
Pixel3やiPhone SE 第二世代と比べても差は感じません。
ただし、3Dゲームをする方は注意が必要です。
レスポンスや画質にそれほどこだわりがなければXperia 10 IIIのSnapdragon690 5Gでも問題ありませんが、こだわる方は他機種がおすすめです。
ワイモバイルの取り扱い端末ではiPhone12シリーズが高性能です。
AndroidならSnapdragon765Gを搭載したOPPO Reno5 Aの方が性能が良いですが、それ以上の端末は現時点でありません。
Amazonや楽天市場でSIMフリーの高性能機種を買うか、中古スマホ店でソフトバンクのハイスペック機種を買いましょう。
ソフトバンクのスマホを使う場合はSIMロック解除が必要です。
RAMは6GB/ストレージ128GB
Xperia 10 IIIのメモリー(RAM)は6GB、ストレージは128GBです。
メモリーRAMが6GBあるのは安心ですね。
初期状態で埋まっているストレージ容量は20GB程度で、100GB以上の空きがありました。
ストレージ容量もこれだけあれば十分でしょう。
また、ストレージ容量はSDカードで最大1TB増設可能です。
microSDカード挿入可
Xperia 10 IIIは最大1TBのマイクロSDカードを挿入することでストレージ容量を増やせます。
マイクロSDカードはSIMスロットの逆側(本体背面側)にあります。
ストレージ容量は128GBありますが、足りない方はマイクロSDカードを使用しましょう。
3眼レンズカメラ搭載
Xperia 10 IIIのアウトカメラは3つのレンズを搭載しています。
1,220万画素のメインレンズに加え、800万画素の超広角レンズと800万画素の望遠レンズがあります。
<3眼レンズ>
- 800万画素(超広角)
- 1,220万画素(標準)
- 800万画素(望遠)
※並び順は本体上から
メインカメラにはプレミアムおまかせオートという機能があり、AIが被写体を判断して自動で最適な撮影モードに設定してくれます。
誰でもかんたんにきれいな写真が取れるのが特徴です。
インカメラは800万画素です。
最近流行りのパンチホール式ではなく、ベゼルにレンズがあります。
実際に撮影した写真
実際にXperia 10 IIIで撮影した写真をいくつか記載しています。(ドコモ版のXperia 10 III SO-52Bで撮影)
風景・ズーム・超広角はなかなかキレイですね。
Pixel3やiPhone SE 第2世代とも遜色ないです。
一方、夜景の写真には大きな差があります。
こればっかりはしょうがないですね。
同じSnapdragon690 5Gを搭載している別の機種もそこそこなので、夜景の写真はあまり期待しないようにしましょう。
夜景の写真をキレイに撮りたい方はもっと価格の高い機種の購入が必要です。
ワイモバイルではiPhone12・iPhone12 miniが良いでしょう。
ただし、これらの機種はXperia 10 IIIより高いです。
夜景を撮る機会は年に数回だと思うので、個人的にはXperia 10 IIIで十分だと思います。
イヤホンジャックあり
Xperia 10 IIIには本体上部に3.5mmイヤホンジャックがあります。
有線でイヤホンやヘッドフォンを繋げられるのはメリットですね。
▼イヤホンジャックあり▼
USB端子はUSB Type-C
Xperia 10 IIIのUSB端子はUSB Type-Cです。
ただしACアダプタやUSBケーブルは付属していません。
Xperia 10 IIIの付属品・同梱品
Xperia 10 IIIの付属品一覧
Xperia 10 IIIには付属品がありません。
本体に同梱されているのはクイックスタートガイドと説明書のみです。
ACアダプタ/ケーブルなし
Xperia 10 IIIにはACアダプタ・ケーブルやフィルムは付属・同梱されていません。
ACアダプタやUSBケーブルをお持ちでない方は自身で購入が必要です。
Xperia 10 IIIのスマホケース
ワイモバイルのXperia 10 IIIにはスマホケースが付属していません。
本体保護のため、スマホケースの購入をおすすめします。
Xperia 10 IIIの画面フィルム
最近、機種によっては最初から画面保護フィルムが貼付されている機種も増えてきましたが、ワイモバイルのXperia 10 IIIには貼付されていません。
自身で購入が必要です。
▼公式で最新情報を確認▼
Xperia 10 IIIの便利機能
搭載便利機能一覧
Xperia 10 IIIに搭載されている便利機能は以下のとおりです。
有無 | |
---|---|
防水 | ○ |
防塵 | ○ |
ワンセグ | – |
おサイフケータイ | ○ |
指紋認証 | ○ |
顔認証 | – |
ワイヤレス充電 | – |
詳細:Xperia 10 IIIのスペック | Ymobile
指紋認証対応/顔認証なし
Xperia 10 IIIには指紋認証センサーが搭載されています。
マスクを付けていることが多い最近では、特に指紋認証があるのは嬉しいですね。
指紋認証センサーは本体側面の電源ボタン上にあります。
▼指紋認証は電源ボタン▼
ただし、顔認証機能はありません。
防水・防塵対応
Xperia 10 IIIは防水・防塵に対応しています。
防水はIPX5/IPX8、防塵はIP6Xというレベルで、水濡れ等による故障のリスクは低いでしょう。
おサイフケータイ対応
Xperia 10 IIIはおサイフケータイに対応しています。
最近はキャッシュレスが推進されていますのでおサイフケータイが搭載されているのは嬉しいですね。
ワンセグ・フルセグ非対応
Xperia 10 IIIはワンセグ・フルセグには対応していません。
Xperia 10 IIIの購入/機種変更はこちら
以上、ワイモバイルで発売中のXperia 10 IIIについて解説しました。
人気のXperiaのミドルスペックのスマホで、欠点のない安心感で人気でした。
ワイモバイルでの販売は終了しましたが、中古も使えます。
これからワイモバイルでスマホを買う方はこちらのおすすめ機種を参考にしてください。